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仕事で名古屋に行って来た。大阪から新幹線で1時間。バッチリ日帰りの旅である。
実際、あっという間に着くので、近畿圏を出た実感が薄い。街の空気感もなんとなく似ているせいか、京都のちょっと先に来た、ぐらいの感覚で街を歩いていると、うっかりエスカレーターで右側に乗ってしまった。
大阪のエスカレーターは“右乗り・左空け(急いでる人用)”である。これは中部・関東など他地域とは逆になる。
大阪だけ逆なのは、さかのぼる事大阪万博の時代、海外からの観光客を招くにあたり混乱の無いようにと、海外のルールに習ったからである。
なので大阪人は、エスカレーターに乗ると「ああ旅行に来た」と実感するのである。
閑話休題。
名古屋では移動移動で名所を巡る暇もなく、なんとか撮れたのが上の、テレビ塔を望む噴水広場の図。
その反対側には、盲導犬サーブの像があった。
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サーブは主を交通事故から守ったために、前足を一本失ったという忠犬中の忠犬。「がんばれ盲導犬サーブ」という本にもなっているのでご存知の方も多いだろう。銅像の銘は、時の総理大臣・中曽根康弘の筆によるものだ。愛犬家として、これは押さえておかねば。
さて、午後いっぱい仕事を済ませると、あっという間に店が閉まる時間になっていた。
しかも新幹線の時間も迫っていて、結局きしめんも味噌カツも手羽先も、看板の文字を見ながら帰路につくことになった。
せめて帰りの車中で名物でも食べようと、駅弁売り場をのぞくがめぼしいものが無い。無い中で選んで注文しても
「もう売り切れたよ。ここにあるだけ!」
とオバちゃんにつっけんどんに宣告されてしまった。
残ってる駅弁は数種類あるも、幕の内を一品づつ変えたような微妙な違い。
げんなりして来たので、空きっ腹の押さえにキオスクで「じゃがりこ(チーズ味)」を買って乗車。発車と共にゴリゴリと齧り始めたら、なんと「じゃがりこ」の固さに負けて親知らずが欠けてしまった。すっかりテンポ狂いっぱなしだ。
もう、一刻も早く家に帰って、お風呂に入って寝たい気分。
しかし電光案内板を見ると「ただいま、三河安城駅を通過しました」。憂鬱な夜は長かった。
帰阪後、最後は駅からタクシーを使うのだが、今日はこのままタクシーに乗っても、料金ぼったくられるとか、高慢な個人タクシーの運転手とケンカになるとか、そういうツイてないオチがありそうで、疲れつつも電車乗り継ぎと徒歩で帰宅。
幸い、これで負の連鎖は断ち切れたようだ。
家では長時間の留守番にしびれを切らしていた愛犬アーサーが、大歓喜のジャンピング・スマッシュを決めて来て、みぞおちにパンチを押し込まれたが、これぐらい良しとしよう。
疲れて寝たいところ、最後の仕事は家族サービス。
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アーサーも引っ張りっこをしてくれと、オモチャを続々持って来た。
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君はいいなぁ。歯も強くて。