愛犬耳袋

 コーギー犬・アーサーとの生活と喜怒哀楽

犬撮りレンズ

2007年02月16日 | 愛犬の日常
 カメラやレンズについてのコメントを頂くようになったので、今日は我が家のレンズ紹介をば。多少マニアックな話になるのはご了承いただきたい。





 アーサーの撮影にはCANONのデジタル一眼レフ、EOS kiss Digital N を使用している。kiss Nにした理由は一番小さかったから。とりあえず気軽に持って歩きたかったもので。
 で、所有レンズは4本とミニマム。今のところこれで用が足りている。

 まず、一番右の小さいものがEF50mm F1.8 II。レンズが明るいので室内など暗い時の撮影や、小さくて軽い(130g)ので、薄暗くなった夕方の散歩などに持っていく事が多い。クリスマスのご近所ワンココスプレ大会でもこのレンズは大活躍だった。
 顔にピントをあわせて、周囲をボヤッと仕上げたポートレート風の写真が撮れる。こんな感じ。





 ただこのレンズにも弱点はあって、犬の体を全身入れようと思うと室内ではかなりキツイ。いつも足やお尻が切れてしまう。猫だとスッキリ全身が入るので、愛猫家の方が愛用されているレンズでもある。
 また、お値段がかなりお求め易い反面、造りが簡単なので、遠方の撮影が不得意。遠くのものを撮ると、キチンとピントをあわせてもボヤーッとした絵になる。

 右から2本目はAT-X 107 DX Fish Eye。魚眼ズームレンズ。鼻デカ犬の「THE DOG」風の写真が撮れる種類、といえば話が早い。真ん中が大きく周囲が小さく、ギューンと湾曲して写るので、



ホイ


 こんな感じに。ちょっと斜めになると、





 割と童顔に写るので、可愛く撮りたい時に。ただし、中心に来る部分がずれるととんでもなくウマヅラになるので注意が必要。
 また湾曲するだけあって、広い範囲が写るのが特徴。室内でも全身を無理無く写せるし、背景の景色とアーサーを一緒に入れたい時などに活用している。

 次に3本目がEF-S60mm F2.8 マクロ USM。接写用のマクロレンズ。花や小物、アーサーのゴハン紹介の時など、ブツ撮り用。ちなみにアーサーをアップにすると、元がデカイので、





 パーツのアップになって恐い。
 ただしクローズアップさせなくても、普通のレンズとしても使える。その場合シャキッとした絵が撮れる。猫なんかを撮ると毛並みの一本一本がハッキリしてて気持ちがいい。





 最後の一番どでかい1本がEF70-300mm F4-5.6 IS USM。望遠用のズームレンズである。基本的に仕事で使う為に用意した1本だが、アーサーを撮る時は屋外で走らせる時などに使っている。





 遠くからでも大きく写せるし、背景が大きくボヤける所も気に入っているが、いかんせんデカいので気軽に持ち歩くというわけにいかず、また近くの物を撮るとボケるので、
「あっ! 野良猫! ついでにアーサーも一緒に入れて……」
 という構図はまず、ムリ。フットワークが軽く無いので、ヨッシャ! と気合いを入れる時だけ出動する。


 と、ここまで読まれた方でデジイチ使いの方は、ツッコみたくなったと思う。
「標準ズームレンズ使ってないの?」
 と。
 ハイ。持ってません。
 カメラ本体を買うと、まず付いてくる最初の一本だが、ひねくれものなので、本体購入時にはCANONじゃなくてSIGMAの高倍率ズームを付けてもらった。
 広角18mm~望遠200mmまでをカバーする、いわゆるこれ一本でOK! というやつだ。
 実際構図やレンズ交換の必要性を感じる事無く、便利に使っていた。
 が、そのうち気がついてしまった。何でも出来るというのは、何事にも秀でないということに。
 レンズ交換の手間がいらない分、写りがもうひとつシャキッとしない。ついでにいうと、レンズが暗くて手ぶれし易く、失敗作も量産。というわけで手放してしまった。
 そしてレンズ交換の泥沼にはまり込んでしまった、というわけである(ああ、これ以上増えませんように)。