愛犬耳袋

 コーギー犬・アーサーとの生活と喜怒哀楽

爪研ぎはじめ

2006年08月31日 | 仔猫
兄猫が爪研ぎのようなしぐさを始めた。
ただ、ひとつ問題がある。兄猫が爪研ぎしているところが、愛犬のトイレであるという事実である。
うちの犬のトイレはペットシーツと、マットタイプの花王「ワンだふる清潔トイレ」を併用しているのだが、兄猫が爪を研いだのはこの「ワンだふる』の方。愛猫家の方には『ニャンとも清潔トイレ』で言うところの、下に敷くマットだと言えば分かり易いか。
ひのきをマット状に固めた適度な柔らかさと、掘り易さが、犬にも猫にもたまらんらしく、愛犬も一時期掘って掘ってほりまくっていた。それが今度は兄猫ですか。
兄猫と愛犬は、血の繋がりなど無いのに(当たり前だ)、物事に対する反応が良く似ている。2匹とも雄だからかもしれない。

幸か不幸か今、愛犬はペットシーツの方を主に愛用して『ワンだふる』の方はほとんど使っていなかったため、兄猫に使用済み部分を掘り返させるという、恐怖の愚行をおこなわせずに済んだ。
とはいえ、トイレで爪研ぎというのは、見ていていかにもヤバい。慌てて引き離しつつ、柔らかい爪研ぎマットを買ってこなければと考える。

どうも最近、仔猫の成長にケアがついていかず、後手後手に回っている。
猫ミルクもつい最近まで猫缶と併用してガブガブ飲んでいたのが、ここ数日でメッキリ飲む量が減り、今日は水の方を飲むようになっていたし。
動物の成長というのは、少しずつ緩やかにというより、ある日突然ステージを一つ上がるような、階段形式なのだろう。





さて、最近仔猫兄妹のお気に入りは、鉢植えである。
鉢の周りで追いかけっこをするのにハマっているのだが、ご丁寧に鉢植えの受け皿に片足を突っ込み、コースアウトしないようガイドにしながら、高速でグルグル回転するのだ。人間が想像もしなかった遊び方である。
まさか自宅で「ちびくろサンボ」のバターが見られるとは。

犬と猫は垣根を越える

2006年08月30日 | 仔猫
我が家の愛犬は仔猫が好きだ。が、遊び方に勢いがあるので仔猫に逃げられる。
仔猫の方は犬に興味はあるが、いかんせんハンデがありすぎるので、やっぱり警戒してしまう。
ただ仔猫たちは犬は嫌いでは無いようで、主が留守の犬部屋がをのし歩くし、愛犬もフェンスなどを隔てて接触すると、キュンキュン鳴きながらも、ある程度落ち着いて子猫の様子を見ていたりする。
やはり直接の接触はまだまだ先だろう。少なくとも子猫が大きくなるのを待たなければならない。
よくテレビなどに登場する犬猫が対等にじゃれあう図。我が家では目にする前に、お引き渡しの日が来てしまうかもしれない。
あきらめ半分、犬と猫の活動エリアを分ける毎日だったが、今日唐突に両者の溝は埋まった。



きっかけは、愛犬がドアの隙間をすり抜けて猫部屋に侵入したことだった。
食事も済ませてくつろぐ仔猫たち。いつもなら「踏まれちゃ大変」と慌てて物陰に駆け込むところだが、今日に限って兄猫は逃げるどころか愛犬を待ち受け、両手を広げたかと思うとパッと首筋にじゃれついたのである。
愛犬の方も、いつもなら前足で押さえつけようとしたり、鼻先で乱暴にすくいあげたりするところを、ゆっくりペロペロなめはじめた。
両者の間にいったい何が起こったというのだろう。私が知らない間に。保護者は置いてきぼりで驚くやら、さみしいやらだ。

兄猫の様子を見ていた妹猫も、警戒心を解いたのか、仰向けで満腹のお腹をさらしたくつろぎの姿勢のまま、猫パンチで愛犬の鼻をつかもうとじゃれはじめた。



愛犬は小さなヤツらの、今までにない「反撃」にちょっと驚きながらもまんざらでない様子。引き離すのが大変なほど仔猫たちとじゃれ続け、ようやく自分の部屋に帰した。その後も愛犬は、何度も子猫部屋に入りたがり困らせることしきり。

想像より早く、子猫たちがいい友達になってくれた。と微笑ましく思い、猫部屋の後片付けをしていると、さっき入れたばかりの猫ミルクの皿が見当たらない。見回すと、カラになって部屋の隅にすっとんでしまっている。
どうやら愛犬がスッカラカンにした上、鼻先で吹っ飛ばしたらしい。ハァ。
仔猫部屋に入りたがる理由のどれぐらいを、猫の上前ハネが占めていたかは謎である。

猫はたき

2006年08月29日 | 仔猫
俗に猫も食べない不味いものを「猫またぎ」と言うが、我が家では「猫はたき」もある。

正確には「猫はたき落とし」だが、本棚に入った猫が邪魔な本を叩き落とす行為を指す。
猫またぎの例にならうと、叩き落とされた本はかなり面白くないだろうと拾ってタイトルを調べてみた。

・三谷幸喜「オンリー・ミー ―私だけを 」
・群よう子「小美代姐さん花乱万丈」

かなり笑いのハードルの高い仔猫たちだ。しかも両氏とも愛猫家で知られているというのに。
まあ実際には薄くて手頃な文庫サイズだったから落とし易かったのだろうと思っていたら

・ハローページ(薄型)
・携帯電話取扱説明書

こんなものまではたき落としていた。
こんなでかいものと、厚いものを。やっぱりつまらないものを狙っているのか?
携帯の取説なんか、熱心に読むのは機種変更して帰る電車の中15分ぐらいのものだ。
この取説は妙に気に入ったのか、落としたあとお尻に敷いて寝たり、あごを乗せて枕にしたりと、便利に使っていた。
てことは、気に入ったのか? どっちやねん。


さて話は前後するが、今朝愛犬の散歩がてら、仔猫たちを保護した河川敷にいってきた。
里親決定の報告墓参りのためである。
もともと仔猫たちは4匹兄妹。保護した時、既に2匹は息絶えており、その子たちは発見場所の近くに埋葬した。
元々愛犬の散歩コースであることから、時おり通りかかってはちょっと瞑目したりしてきたが、今日はちゃんと手をあわせようと思ったのである。
埋葬場所は、保護から3週間の間に夏草がビッシリと生茂り、どこがそこかも分からないほど草深くなっていた。
仔猫たちの体は土に還り、そして新しい命を産んでいく。小さな体はこうして生命の輪の中にとけ込んでいくのか。
体だけでなく魂も、もし出来るなら、幸せな生涯が送れる場所へ生まれ変わってほしい。生き延びた兄妹は、君たちの分まで幸せにするから。
目を閉じそっと手をあわせながら、そんなことを考える。

しばしの瞑目の後、目をあけて
「行こうか」
と傍らの愛犬を振り返ると、犬は夏草をモシャモシャと食っていた。
お前が食うな!

【ご報告】里親さん決定

2006年08月28日 | 仔猫

とうとう、この2匹の里親さんが決定した。
里親さんは、このブログに隅から隅まで目を通していただき、「この兄妹と暮らしたい」と名乗りを上げてくださった方である。
何件かお問い合わせをいただき、中にはキャンセルになった方や、連絡が取れない方もいらっしゃったが、そんな中仔猫が欲しい、ではなく「この子が」と言ってくださった。
それだけでもありがたいのに、この2匹は一緒にいることが幸せと、そろって引き受けていただけると言う。仔猫にとってはこれ以上ない良縁だと思っている。

まずは仔猫の里親募集記事を掲載してくださった各愛猫家サイト、「猫育てようぜ」スレおよびまとめ人さん、そして何より、保護した直後、猫の飼育のイロハも分からない自分に、細かく的確に保護の仕方を指示してくださった「子猫飼育ガイド」スレの皆様に御礼申し上げたい。
ガイドスレの方々がいらっしゃらなかったら、もとから元気のあった兄猫はともかく、小さく弱々しかった妹猫はおそらく今日まで生き延びられなかったと思う。命ひとつ救い上げて頂いたと思っている。

実際のお引き渡しは、先方の予定と仔猫の生長を考え、ひと月先の9月後半に決定。
その日まで、婿入り・嫁入りに耐えられるよう、健やかな心身に育てる責任がまだ残っている。気を抜くにはまだまだ早い。
里親さんの手に委ねるその日まで、生長の記録と、毎日のご報告の意味も込めて、ブログは続けていくつもりである。
このブログをチェックしていただいている方々には、今しばらくお付き合いいただきたい。

健康診断

2006年08月27日 | 仔猫
今日は三回目の検便の日。
トイレをした直後を見計らい、砂をかけてしまわないよう、仔猫をどかしてラップごしにつまみ上げる。
用を足したところで、いきなりどかされ「なにすんの?!」という表情の兄猫を横目に、ラップでくるんだブツを検便ケースに入れるが、このごろめっきり量もサイズも増えたので、ケースのふたがなかなか締まらない。うれしいような哀しいような。
その間も兄猫は、砂をかけようとした本体が無くなって肩すかしを食らったのか、
「ウンコ無いよ、無いよ」
とトイレでややオロオロしていた。すまん。

今回は便だけでなく仔猫兄妹も連れていき、ついでに健康診断をしてもらった。
まず、検便の結果は良好。おかしな兆候や寄生虫もナシ。
ただ水分の吸収がうまくいっていないのか、やや便がやわらかいので、整腸の薬を3日分出してもらう。
体重は兄猫600g、妹猫500gとちょうど100gの差。
メキメキ育っていて、体もしっかり出来上がってきているとのことで、ひとまず安心。

里親さんに引き渡すにはそれぞれ800gぐらいになったころがいいらしい。問題なく育てば一ヶ月後ぐらいにはこの体重になるそうなので、まずは消化吸収のいい食事を与えて、体重を増やすことを目標にする。

食事は前にも書いたがサイエンスダイエットのグロース缶がメイン。食いつきが悪いなと思う時は、カルカンの12ヶ月未満の仔猫用を混ぜるとまさに猫まっしぐら。これはこれで実にありがたいのだが、値段の割に食いつきが良すぎるので、かえって心配にもなる。
昨日は、サイエンスの買い置きが切れたので、やむなくカルカン単体で出した。まあ、食べること、食べること。舌がワガママにならなければいいのだが。

ちなみに、一番近くのペットショップではサイエンスダイエットのグロースだけが、最近常に品薄状態である。公園でも野良の仔猫を良く見るようになった。
夏場は仔猫の誕生ハイシーズンだと、この子たちを保護してから知ったが、こういう事態を目の当たりにすると、やはりあちこちで、新しい命が産まれているのかと実感する。

さて、画像が兄猫だけになってしまったので、妹猫は動画でアップ。
うとうと眠りかけ、振動でハッとする。それだけの仕草だが、癒されるかと。
http://mooom.jp/setsu_cat/movies/movie/68RMK0mOQ/

寝床

2006年08月26日 | 仔猫
せっかく本棚にスペースを作ったのに、もうそこは使ってなかった。
今日は、反対側にある別の本棚に入り込んで本と棚板の隙間でご就寝。そうですか、それならば。
ということで、部屋をさらに改造。
ダンボールサークルはもう意味をなさないのでとっぱらう。隅から隅まで改めて掃除して、カーペットも敷き直し。
猫が入りそうな本棚などの家具の隙間をチェック。幸い手をのばせば全部奥まで届く隙間ばかりなので、この際オール・隙間フリーの部屋にした。さあ、どんどん入ってけコンチクショー。
結局、L字に配置した本棚の、一番奥まった、一番下の、一番薄暗いところを寝室と定め、邪魔な本を蹴り出して居場所を作っていた。もう好きにして。

こうして今の猫部屋は、通りかかっても猫の姿は見えないが、
「ゴハーン」
と皿など叩きながら入ると、本棚の影からワラワラと仔猫が湧いて出てくるという状況になっている。
食事が済むと妹猫は相変わらず、そこらへんで毛繕いをし、遊具用のダンボールに入って寝たりしていた。
が、兄猫はトイレにいって、ふるふると排泄すると、そのまま小走りに走って来て、膝に乗ってきたではないか。
おまけにそのままひっくり返ると、ゴロゴロと喉をならしながら寝初めてしまった。
3週間前、保護したときは目を三角にして、ニャーニャー!! と警戒の絶唱をしていたのに。
この心許す態度に感動を覚えるとともに、
「ここは仮の住まいなんだよ。君が甘える膝は、本当は別のところにあるんだよ」
と心の中でつぶやく。
ややしんみりしてしまったが、まずは人を警戒しない子にはなってくれて、安心である。
念のため、家族を入れて同じように座らせると、その膝にも抵抗無く乗っていく。
あちこちの里親探し体験を見ていると、普段は人懐っこいいい子が、見学にきた里親希望の人にまったくなつかず逃げ回り、破談になってしまった、などの事例を目にする。
念のため、猫好きで猫の扱いに慣れた知人を何人か招き、家族以外の人間に免疫をつけようと思う。

ちなみに写真の妹猫は猫部屋の掃除中、リビングに放していたら窓辺でひなたぼっこしながら寝てしまったところ。相変わらず剛胆な寝姿である。兄猫は人の膝で寝ているところ。猫が満足するまで、しばし膝を貸した……といけば美しい話だが、実際は足がしびれて仕方が無くなり、そっと抱き上げて妹猫の横に寝かせてやった。
寝入りばなを起こされた兄猫はかぼそく「ニャ~~」と抗議の声をあげていた。

本棚パラダイス

2006年08月25日 | 仔猫

なんでそんなとこで寝てるの。

朝起きてご飯を食べさせる。仔猫はその後毛繕いなどして、またウトウト二度寝するのが日課だが、
「猫、本棚で寝てるよ!」
家族の声に驚いて猫部屋へ走ると、サークルから飛び出し、本棚によじ上り、隙間に2匹ギューギューにはまって、しっぽをたらして寝ていた。
その後も、いたく本棚がお気に召したのか、降ろしても、降ろしてももぐりこんでいる。
らちがあかない。
仕方が無いので、その棚の本を抜いてカラにし「さあ、どうぞ」といざなってみたが、そうしたらしたで、空間がでかすぎるのか、見向きもしない。なので、抜いた本を半分ほど戻し、倒れないように積み上げて半分を塞ぐと、ようやくお気に召したのか、スタッと飛び移って遊びはじめた。

昼過ぎ頃また見に行ってみると、空けた棚では妹猫が、その斜め下の棚の隙間で無理矢理、兄猫が寝ていた。一匹一段なのかとボヤきながら、下の段もそこそこの隙間をつくってやる。
この本棚は背板がないため、下段の隙間から二匹は本棚の後ろにも行き来が出来るようになった。本棚の後ろは5cmほど開けてすぐに壁。このさらに狭苦しい場所に二匹入って、ここを寝床と定めたのか、キツキツで寝ていた。

猫は隙間が好きと聞いたが、それより驚いたのは、あれほど要求がすごかった「外出せ」コールが、今日はほとんど無かったことだ。
やっぱり猫といえども仕組まれた自由はごめんだということなのか? 自分で開拓したフロンティアは、格別に面白いようだ。

猫丼

2006年08月24日 | 仔猫
仔猫たちの外出せの訴えが、日に日にパワーアップしている。
勝手に飛び出して廊下を走ったりするので、危なくて仕方が無い。台所は猫同居仕様になっていないし、ひょっこりどんなものが落ちているかわからない。リビングも寝室も電気コードが山ほどある。
というわけで、猫サークル部屋の次に、動物が安全な部屋で遊ばせることにした。そう、もう一匹の同居人。愛犬が寝たり食事をしたりしている、犬部屋である。

愛犬と仔猫の仲は決して悪くはない。と思う。
少なくとも犬の方は「この子たちを連れて帰れ!」と意思表示しただけあって、この小さい家族が何をしているのか、どんなヤツなのか、いつも知りたがって戦々恐々としている(が、ダンボールサークルに遮られてあまり見られない)。
仔猫の方もまだ好奇心が先に立つのか、犬の鼻先にも近寄り合ったりする。
お互い興味があるのだが、いかんせん体格差がでかい。実際会わせてみると、ちょっとした犬の動きがきっかけで、仔猫がアクロバティックな曲芸をさせられることも。
鼻先をお腹のしたに突っ込まれた妹猫は、そのまますくい上げられ、バク宙。
兄猫の方は、愛犬に押さえ込まれた上、なめまくられ、毛並みをカピカピに固めてしまった。顔なんか、舐め上げられたせいでものすごいつり目に。猫なのにキツネ目状態。

こんな訳なので、犬と遊ばせると仔猫の方はかなり可哀想な状態になってしまう。
仔猫たちが犬部屋を探検する間、部屋の主の愛犬は、フェンスに区切られたとなりの部屋でその様子をただ、見るだけという苦行を強いられる事になった。
一緒に遊びたいと、キュンキュン鳴く愛犬をよそに、仔猫たちはノシノシと部屋の中を探検していく。
犬用の飲み水に手をつっこんで「濡れた!」と驚き、犬用のゴミ箱によじ上って降りられないとニャンニャン鳴く。
二匹そろって愛犬の寝床があるサークルにも入り込み、そこで飛んだり跳ねたり好き放題じゃれまくり。
あげく、兄猫は愛犬がベロベロ舐めた餌皿にピッタリフィットで丸まってるし、妹猫は愛犬のベッドのくぼみでグデーっと寝始める。
よりにもよって、部屋の主の匂いがいちばんついてる2カ所。あんたらあんな目にあっといて、危機感というものがないのか、と。
少なくとも、仔猫たちは愛犬をさほど嫌っていないようなので、3匹の保護者としてはちょっとほっとしている。

うごく猫

2006年08月23日 | 仔猫
外出して帰ると猫サークルが静まり返っている。もしや、とくまなく探してみると、脱出歴がある兄猫のみならず、妹猫までいなくなっている。遊び場にしているダンボール箱を足場に飛び出したらしい。
「おにーちゃ-ん、いもうとちゃーん」
と呼びかけると、間髪入れずに兄猫がニャーンと、同じ部屋の本棚の隙間から出て来た。妹は一緒にいない模様。少々焦りながら呼びかけ続けると、しばらくおいて妹猫が、ウンともスンとも言わずにそっと足元に出て来ていた。
ほんとうに仔猫の成長の早さには驚かされ、疲れさせられる。またもやサークルを緊急補強。そろそろダンボールも限界か。

さて、いつも静止画ばかりで、元気です、動いてます、というのも説得力に欠けそうなので、今日は動画をアップロードしてみた。
撮影は、ばんごはんの後のマッタリタイムに行なったので少々動きにキレが無いが、妹猫がひっくりかえって兄に猫パンチを繰り出しているところである。

が、ファイル制限があるのでサイズは小さいし、解像度は低いしで、あんまり鮮明では無いのが申し訳無いが、毎日こんな感じで遊んでいます、という確認にはなるかと。

念のため、大きめのファイルも外に置かせてもらっている。
PC環境にあって閲覧できる方は↓をどうぞ。こちらはちょっと長め。
http://mooom.jp/setsu_cat/movies/movie/68NMBg2Gu/

仔猫の性格(2)

2006年08月22日 | 仔猫
さて妹猫。

最初から兄猫は無事に育つことが予想できたが、正直この妹は未知数だった。
保護した時は低体重、しかも低体温から目やにと鼻水をだし、ほとんど動かない子だった。さらに連れ帰って、ミルクを鼻先につきつけても見向きもしないというヤバい状態。幸い、ネットでのアドバイスを受けて、コンビニに走って入手した猫缶を出すと、ようやく水分の多いところをチュウチュウと吸うように食べ、安心したのを覚えている。
翌朝病院で目薬と、この子だけ点滴の処置を受けみるみる元気に。目やにと鼻水も体温の低さのせいで、病院できれいにしてもらった後、暖めているとパッタリでなくなった。

この小さく弱々しい様子と、親に別れ死にかけた兄妹ということで、「ほたるの墓」の妹・節子の名で呼んでいたこともあったが、家族から「やめてくれ」の声があがったのと、本家・節子の末路を思うと縁起でもなく、すぐに撤回。
現在、情が移るのが恐いこともあって、「いもうと」「いもうとちゃん」などと呼んでいる。

まだ生後一ヶ月なので仔猫らしく、兄猫とじゃれまわってはいるが、基本的にクールで慎重な性格なよう。
猫エリアに入っていっても、正面の膝から登るのが兄猫なら、妹は背中からそっと手をだし、シャツの裾にじゃれているような性格である。
ただ引っ込み思案や、神経質というのではないようで、珍しいものでも兄に続いて近寄るし、なぜか屋根もなにもない、身を隠すものも無い部屋のど真ん中でグースカ寝ていたりする。
この写真も寝ていたところにカメラを近づけ、スーパーマクロで撮影したが、その間もボエーっと大人しく見ていた(兄猫は興味津々で近づき、レンズに猫パンチしてきたが)。
用心深い割に、妙に剛胆なところもある子である。

食欲は並。
乳歯が生え揃うのが兄猫よりも遅かったせいか、保護当初は猫缶がうまくたべられず、指ですくって食べさせてやると、かじらず、しきりにチュウチュウ吸い続け、ホロリとさせられたことも。
今では小さい歯がビッチリ生えており、サッサと自分の欲しいだけ食べ(足りなければリクエストし)、ゆっくり寝ながら食べる兄猫とは対照的に、早々と食事を終えると、箱の上にのって毛繕いをしてたりする。
飢え知らずになって、いっちょ前に好き嫌いを言うのもこの妹猫で、普段はサイエンスダイエット・グロースの缶詰を与えているが、一度ニュートロ・チキン&レバーのポーチを出してみたところ、とろみのスープだけなめて、固形の具には見向きもしなかった。
いつものサイエンスダイエットとまぜて、ようやく食べさせることに成功したが、今後固形フードにならす場合、好き嫌いをいいそうな予感がする。

もともと小柄でやせていたのと、兄と違ってバカ食いしないことで、現在仔猫ながらスリムなボディを維持。兄よりも身軽なため、じゃれ合っても兄を圧倒することもしばしば。
ジャンプ力も、本気出せば兄よりかなりあるはずだが、外に出ようとも思わないのか、与えられたエリアで至極おとなしく、スマートに毎日を過ごしている。