恐怖の刺繍

　カレンダー通りの飛び石連休で、明日は出社の家族が、職場で履くスリッパがいると言い出した。
　出来ればイボイボの付いてる健康サンダルで、他の人と見分けがつき易くて、間違えられたりパクられたりしにくい柄、というリクエスト。
　イボイボまでは近所のスーパーで手に入るが、柄のバリエーションはあまり無い。

　それじゃあ作りましょう。例のミシンの刺繍で、間違えられない模様を。

　という訳で、製作中のアーサーの服をちょっと脇によけ、スリッパを優先させることになった。





　急な仕事なので、デザインの元ネタは世間にあるものを拝借。さて何の図案でしょう？
　画像は刺繍の運針のデータ画面を、さらにアップにしたところ。これだけで何か分かる人がいたらビックリだ。

　ちなみにスリッパはミシンに突っ込んで、直接刺繍するわけにいかない。なのでワッペンを作って縫い付ける事になる。ワッペン用に配置しなおし、完成刺繍を切り抜き……と、作業すること約半日。
　出来ました。



ド～ン


　出来る男が愛用する（であろう）、ゴルゴ１３スリッパ。





　一つ一つのイボが的確にあなたの足ツボを打ち抜く。その正確無比な狙いは、ゴルゴの名に相応しく、まさにプロフェッショナル。
　皆様も是非、お一ついかがですか？（嘘）

　ちなみに、我が家では誰も「ゴルゴ１３」を読んだ事はありません。





（明日、ちゃんと持ってってくれるだろうか……）

自転車運動その後

　アーサーのワガママチンタラ走りにつきあいつつも、自転車運動は続けている。
　もっとも、暑くなってきたので１日１回、それも休憩の回数を増やして、かなりスローペースに。これはこれで運動になるかどうか疑問だが、暑そうな様子は見るのもつらいので、





　マーキングしたければしたい放題だし、今日のように暑い日だと、日陰を見つければ自転車を止めて一休み。
　ただこれを繰り返していると、ひとつ問題が。





　アーサーが休憩から復帰したがらなくなってしまった。
「いくよ」
　と声をかけたらフセの状態でイヤイヤ。
　さらにせかすと



横になり、


　もっとせかすと、



砂まみれになってゴロンゴロン。


　いや、暑いのは飼い主も同じ。
　時間がたてばたつほど暑くなるので、適当なところで早く帰りたいんだけど。

犬飼い手芸部

　文化系犬飼いの手芸活動。昨日の続きである。
　書き起した「A」のデザインを今日は刺繍データに変換。とえりあえず初めてなのでオートで変換した。
　縫い方については、細かい指定（どっちの方向に向けてとか、放射線状に縫い目を走らせるとか）が出来、それをやった方が完成度が高まるらしいが、まずは機械任せで斜め方向のベタ刺繍を指定。
　画像は作った刺繍データをミシンに送って読み込ませたところ。
　ちゃんと認識していて、まずは安堵。





　いよいよ刺繍に入る。まず最初は試し縫いだ。そこらへんに余ってたサテンの生地なので、妙にテカテカしてるが。お気になさらずに。
　作業台がいっぱいいっぱいなので、ローテーブルに置いてるところも、またお気になさらずに。
　ブンブン動くミシンを気にしたのか、アーサーが側に来て横になっていた。うるさいだろうに。

　ミシン刺繍は一度スタートするとオートで最後まで針を動かしてくれる。今回は１０cm各ぐらいのサイズで所要時間１２分。一色刺しで糸チェンジも無しなので、縫い始めると観察するより他ナッシング。
　完成品は多少歪みはあったが、ほぼまずまずの原画再現率。
　大きなミスもないので、いよいよ本番に移る。





　本番はアーサーの服用のニット生地なので少々注意が必要だ。
　ビロンビロン伸びると刺繍がズレて、図案が崩れたりはみ出したりする。そのため伸び防止のシートを布と一緒に刺繍枠挟んで縫う。
　このシートは水溶性なので、完成後水を通すとキレイサッパリ無くなる。スパイメモみたいなもんだ。





　試し縫いでは多少興味を示していたアーサーも、二度目ともなるともうダレダレで、廊下の隅にいって寝ていた。飽きっぽいヤツめ。

　そして再び１２分経過。





　ようやく完成～。
　表面がビニールっぽいのは伸び止めシートだ。
　大きな失敗はないものの、元絵と比べると横に若干長い。王冠が斜めぎみに歪んでる……。ソフトの取説を見ると、一方向縫い目に伸び易い、と注意があったのを見落としていた。王冠だけ逆にするとか、全体的に元絵を縦長にひっぱっておくとかすべきだった。ガックリ。
　まあ、致命的な失敗じゃないから良しとしよう。
　とりあえず、今日は縫った布地を水に通し、シートを洗ったところで終了。
　縫製は明日以降か。結構日にちがかかるなぁ。というわけで、またまた続きます。

　アーサーはその後ずっと寝てた（人のクッションを占領して）。

GWの友

　いよいよGW突入。皆様いかがお過ごしですか？
　我が家では家族の休みスケジュールが一致しないのと、細々予定を入れてしまったので近場で消費することに。
　というわけで、家にいる間はコレを楽しむことに決めた。



パソコンソフト「刺繍PRO」


　パソコンで書いた絵やグラフィックデータを、刺繍データに変換するソフトである。でもってそのデータを刺繍の出来るコンピュータミシンにつなぐか、持ってくかすると、あとはミシンが刺繍をしてくれるって寸法だ。

　これでワシワシ、アーサーの服にイニシャルだのワッペンだの付けてやる！

　とは意気込んでいるものの、刺繍のソフトなんかいじった事が無いので、慣れるだけでも結構時間がかかる。
　初心者はとりあえず一色モノであまり複雑じゃないデザインからチャレンジすることに決めて、



アーサーのイニシャルをデザイン


　この段階ではまだ絵に書いただけ。結構時間がかかる。
　刺繍データ化するのはまた明日。





　アーサーは服に刺繍なんか、何のことやらチンプンカンプンで、むしろそんな時間があったら外で遊んで欲しいだろうけど、そこは文化系の飼い主を持ったと、あきらめていただくしかない。

降ったりやんだり

　大阪地方、昨日から降ったりやんだりの、散歩には非常にうっとおしい天気が続いている。
　晴れたと思って散歩に出たら降られたり、降りはじめたと雨宿りしたらカラッとはれたり。

　こんな天気だというのに、アーサーは昨日、例のいきさつでシャンプーしたばっかりだ。
　せめて洗った翌日ぐらいはキレイな体でいて欲しいところだが、その願いもむなしく、アーサーはひと雨来た後に、ワシワシと生え伸びた雑草の間を、大喜びで爆走中。






　自転車と走るのはトロトロな癖に、視界をおおう草をかき分けるのは、俄然テンションが上がるらしい。
　この『してやったり』的な顔！





　雨のスキをついて、晴れ間に散歩をしているとはいえ、草の中の方はまだ雨露タップリ。
　レインコートを着せることも考えたのだが、雨をはじくのはいいが、中身がムレて暑そうなので、結局あまり着せていない（ズルズルになって裾踏んじゃうのもあるし）。





　妥協案として、袖のある服を着せてきたものの、お腹から足にかけてジットリ、ビチョビチョだ。

　なので今日も



バスタオルが離せません。

自転車２日目

　自転車散歩２日目。
　颯爽と走っているアーサーを写真に収めたいのだがそれはちょっと無理。理由は２つだ。

　１、片手にハンドル片手にリードで、両手が塞がっているから。
　２、アーサーが颯爽と走らないから。

　もう、２日目にして早くも飽き初めている様子。
　昨日は初めてで勝手が分からないのか、結構唯々諾々と付いてきたのだが、今日になると
「どうせ自転車でしょ？　マジメに走るのバカらしい」
　とでもいいたげなポテポテ走り。
　おかげでこっちは、歩く速度とほとんど変わらないスロー操縦で自転車をこぐ羽目に。
　これでは“アーサーの体力消耗（増強？）”というより、“飼い主が疲れにくい散歩”に、意味が変わってしまう。

　それでも直線コースなど、気分がノッてくると少しは疾走する。
　しかし、ほっとくと長くは続かないので、飼い主が横から
「１、２！　１、２！」「アーサー、早い！」「アーサー、カッコイイ！」「足長い！」
　などと、ノセておだててやらないといけない。
　まるで高橋尚子に声をかけまくっていた小出監督のようである。

　そんなこんなでドタバタと走っていたのだが、アーサーがやらかしてくれた。
　速度を落として茂みに入っていくので、オシッコかと思ってみていたところ、突然



草むらにゴロン


　ありました……でっかい茶色いのが……。
　アッ！　と思って引き寄せたけど後の祭り。首から喉にかけてベットリ。
　ちなみに写真は一度引き寄せた後のもの。茂みから出してもしばらく転がって踊っていたので、もうあきらめて写真に収めた。





　キッツイ臭いを存分に身にまとって、俄然テンションが上がったのか、帰りの行程は別犬のように爆走。それもイタかったが、急激に走って息がきれ、もう一歩も動けないと歩くのを拒否してくれたのもイタかった。やりたい放題である。
　これが普通の時なら、自転車の前カゴにでも入れて帰れるのだが、さすがに今日はムリ。





　そして変えるなりお風呂に直行。
　散歩・疾走・風呂・タオルドライと一気に駆け抜け、さすがにくたびれたのか、





　体を拭いたタオルの山の中でグッタリ。

自転車運動

　衰えを知らないアーサーの体力。なのに反比例して運動不足気味の今日この頃を危惧して、今日から散歩を自転車運動にすることにした。

　実は以前にも一度、自転車での散歩を試したことがあったが、その時はアーサーが自転車にビビり、後ずさって動かずあえなく断念。

　ところが今回は時間をおいたことが良かったのか、ある程度の距離を保てる伸縮リードを利用したのが良かったのか、難なく自転車との並走に成功。
　伸縮リードだと、急に引っ張ったり、引っ張られたりというショックが少なくて自転車にも乗り易い。が、伸びすぎると好きな方向にいっちゃって、障害物に絡まったり、後ろを回って勝手に進路変更したりと注意も必要なのだが。





　それでもアーサーも要領を得てきて、なかなか快適なサイクリングとなった。





　動くと汗ばむ陽気なので、途中に休憩をちょくちょく入れつつ、水の補給は必須。
　見栄はってミネラルウォーターのボトルだが、中身は水道水だ。

　休憩していると、案外自転車で犬と走っている人が多い事に気がついた。





　シーズーも走る走る。
　愛玩犬でもこんだけ走ってるんだから、使役犬のアーサーはまだまだ走れるはず。
　というわけで、



いろんな


ところで


　休憩を入れつつ小一時間の行程。
　これを１日２本こなして終了。
　さすがに慣れない走りなので疲れたかな？　とアーサーを心配するも



全然元気


　明日はもうちょっと走ろう。

シロツメクサ

　私は（年がバレるが）ラスカル世代なので、シロツメクサの花が咲いたら、どっかに行きたくなる。
　お供はアライグマならぬ



犬だけど。
　



　そのアーサーはシロツメクサの草むらで今日もゴロゴロ。





　カラーリングはアニメのラスカルと同じと言えなくも無いが、その他は似ても似つかない。
　特に口のデカさは



どっちかって言うと、クレヨンしんちゃん。


　ラスカルみたいに、ちんまりした目と手がうらやましい。

ベランダの珍客

　ボエッとした日曜日の朝、アーサーがけたたましく吠えた。
　何？！　何？
　とあわてて吠える方向を見ると……



ベランダにハト


　……なんでこんなものに……。

　まあ、アーサーをちょっとだけ弁護すると、我が家はマンションの上の方で、あまり鳥が飛ばない高さで、ベランダに寄ってくる事など皆無。
　予期せぬ珍客にアーサーがビックリしたのもちょっとだけ理解できる。

　が、





　ハトなんか、普段の散歩で見慣れてるでしょうが。
　ハトぐらいで突然吠えられたら、心臓が持たないです。

耳の間

　花の真横で記念撮影しているが、今日のネタは耳。
　アーサーの耳はデカい。そして良く動く。前後だけでなく上下にも動く。





　前に向かって意識を集中させてる時はコレ。
　時計で言うなら11時5分。
　もちろん、





　もう少し倒した、“10時10分"ポジションも多い。
　ボエーっとしてる時は大抵この位置。

　もうこれ以上、下にはいかないだろうな～、と思っていたら



下がりました。


　“9時12分”ぐらい？

　アーサーの耳の間の距離は安定しない。