*現在編集中です。人名の読み方を確認し、〔注〕を書き加える予定。
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(81)皆殺しのバラード Du rififi à Paname
1966年 カラー100分
〔監督・脚本〕ドニス・ド・ラ・パトリエール
〔原作〕オーギュスト・ル・ブルトン〔台詞〕アルフォンス・ブダール
〔撮影〕ウォルター・ウォティッツ〔美術〕ロベール・クラヴェル〔音楽〕ジョルジュ・ガルヴァランツ
〔ギャバンの役〕ギャング・ポール・ベルジェ, 通称「ダイヤのポロ」
〔共演〕ダニエル・チェカルディ、ナージャ・ティラー、ミレーユ・ダルク、ゲルト・フレーべ、クロード・ブラッスール、ジョージ・ラフト
〔封切〕1966年3月2日(仏)
〔日本公開〕1967年12月
〔ソフト〕ビデオ
〔注〕ギャバンがアメリカ暗黒映画の名優ジョージ・ラフトと共演するのが話題になったが、映画は凡作。
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(82)アルジャントゥイユの庭師 Le Jardinier d'Argenteuil
1966年 カラー86分
〔監督・脚本〕ジャン=ポール・ル・シャノワ
〔原作〕ルネ・ジュグレ〔脚本〕フランソワ・ボワイエ、アルフォンス・ブダール(台詞)
〔撮影〕ウォルター・ウォティッツ〔美術〕ジャン=ポール・ブティエ〔音楽〕セルジュ・ゲンズブール
〔ギャバンの役〕庭師マルタン氏、通称「チューリップ親父」
〔共演〕リゼロッテ・プルファー、ピエール・ヴェルニエ、クルト・ユルゲンス、セルジュ・ゲンズブール
〔封切〕1966年10月7日(仏)
〔日本公開〕なし
〔ソフト〕You Tube
〔注〕
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(83)太陽のならず者 Le Soleil des voyous
1967年 カラー100分
〔監督・脚本〕ジャン・ドラノワ
〔原作〕J.M.フリン〔脚本・台詞〕アルフォンス・ブダール
〔撮影〕ウォルター・ウォティッツ〔美術〕ルネ・ルヌー〔音楽〕フランシス・レイ
〔ギャバンの役〕ドニス・フェラン(元ギャング、レストラン経営者)
〔共演〕ロバート・スタッフ、マーガレット・リー、シュザンヌ・フロン、リュシエンヌ・ボガエル
〔封切〕1967年5月31日(仏)
〔日本公開〕1967年9月
〔ソフト〕ビデオ
〔注〕米国テレビ映画「アンタッチャブル」のネス警部役で人気を博したロバート・スタッフをギャバンの相棒役に起用したが、息が合わず失敗。スタッフの声は吹き替えだと思うが、英語訛りのフランス語に違和感があった。ドロンかベルモンドだったら、ずっと良かったのにと思うが……。ギャバンはスタッフとコンビを組んで銀行強盗にまんまと成功するが、スタッフの愛人になった女に奪った大金を横取りされる話。心理描写のうまいドラノワ監督作品としては凡作。
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(84)パリ大捜査網 Le Pacha
1968年 カラー(ビスタ)82分
〔監督・脚本〕ジョルジュ・ロートネル
〔原作〕ジャン・ドリオン〔脚本〕アルベール・シモナン、ミシェル・オーディアール(台詞)
〔撮影〕モーリス・フェルー〔美術〕ジャン・ドーボンヌ〔音楽〕セルジュ・ゲンズブール
〔ギャバンの役〕パリ警察本部長ルイ・ジョス
〔共演〕ダニー・カレル、ジャン・ガヴェン、アンドレ・プス、モーリス・ガレル、ルイ・セーニェ、セルジュ・ゲンズブール
〔封切〕1968年3月14日(仏)
〔日本公開〕1968年12月
〔ソフト〕ビデオ
〔注〕ロートネルがギャバン主演で撮った唯一の映画。ストーリー展開も面白く、パリの雰囲気描写も巧みで、ゲンズブールの音楽も良い。10年以上前に『ヘッドライト』でギャバンの娘役をやったダニー・カレルが熱演しているのも見どころ。
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(85)いれずみ Le Tatoué
1968年 カラー85分
〔監督〕ドニス・ド・ラ・パトリエール
〔原作〕アルフォンス・ブダール〔脚本〕パスカル・ジャルダン
〔撮影〕サッシャ・ヴィールミィ〔美術〕ロベール・クラヴェル〔音楽〕ジョルジュ・ガルヴァランツ
〔ギャバンの役〕伯爵アングラン・ド・モンティニャック、通称ルグラン(退役軍人)
〔共演〕ルイ・ド・フェネス、ドミニク・ダブレー
〔封切〕1968年9月18日(仏)
〔日本公開〕なし
〔ソフト〕なし(仏版DVDあり)
〔注〕人気喜劇俳優ルイ・ド・フィネスとギャバンが共演するのは3度目だったが、フィネスが撮影中、演技に凝りすぎるので、ギャバンは辟易し不機嫌だったという。フィネスの方でもギャバンを立て、遠慮したのだろう。そのためフィネスのドタバタ喜劇としては物足りなかったが、興行成績は上々だった。
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(86)牡牛座の星の下に Sous le signe du taureau
1969年 カラー78分
〔監督・脚本〕ジル・グランジエ
〔原作〕ロジェ・ヴリグニ〔脚本〕フランソワ・ボワイエ、ミシェル・オーディアール(台詞)
〔撮影〕ウォルター・ウォティッツ〔美術〕ロベール・クラヴェル〔音楽〕ジャン・プロドミデ
〔ギャバンの役〕実業家・航空学研究者アルベール・レナル
〔共演〕シュザンヌ・フロン、ミシェル・オークレール、フェルナン・ルドゥー
〔封切〕1969年3月28日(仏)
〔日本公開〕なし
〔ソフト〕なし
〔注〕
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(87)シシリアン Le Clan des Siciliens
1969年 カラー(パナビジョン)117分
〔監督・脚本〕アンリ・ヴェルヌイユ
〔原作〕オーギュスト・ル・ブルトン〔脚本〕ジョゼ・ジョヴァンニ(台詞)、ピエール・ペルグリ
〔撮影〕アンリ・ドカエ〔美術〕ジャック・ソールニエ〔音楽〕エンニオ・モリコーネ
〔ギャバンの役〕マフィアの親分ヴィットリオ・マナレーゼ
〔共演〕アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、イリーナ・デミック、マルク・ポレル、イヴ・ルフェーブル、シドニー・チャップリン、アメディオ・ナザーリ
〔封切〕1969年12月5日(仏)
〔日本公開〕1970年4月
〔ソフト〕DVD、ビデオ
〔注〕ギャバン、ドロン、ヴァンチュラの三者揃い踏み。『地下室のメロディー』で意見が合わず仲違いしたヴェルヌイユ監督と、ギャバンは6年ぶりにヨリを戻し、彼の映画に出演した。プロデューサー的能力もあり、俳優としても脂の乗ったアラン・ドロンが要(かなめ)となり、映画もサスペンスに溢れ見せ場も多い一級の娯楽大作となった。20世紀フォックスが配給し、世界的な大ヒットを記録。イタリア・マフィアの映画ブームを到来させ、『ゴッドファーザー』製作への道を開いた。
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(88)わが領土 La Horse
1969年 カラー(ビスタ)77分
〔監督・脚本〕ピエール・グラニエ=ドフェール
〔原作〕ミシェル・ランベスク〔脚本・台詞〕パスカル・ジャルダン
〔撮影〕ウォルター・ウォティッツ〔美術〕ジャック・ソールニエ〔音楽〕セルジュ・ゲンズブール、ミシェル・コロンビエ
〔ギャバンの役〕オーギュスト・マロワルール(大農場主)
〔共演〕ピエール・デュクス、アンドレ・ウェベール、マルク・ポレル、エレオノール・イルト
〔封切〕1970年2月22日(仏)
〔日本公開〕なし
〔ソフト〕ビデオ(タイトル『ドン』)
〔注〕農場経営者でもあったギャバン自身の姿が二重写しになっていたためか、ギャバンの存在感が際立っていた。不品行な孫息子を追って農場に闖入した麻薬組織のヤクザと対決する家父長ギャバンの頑強さが見どころ。警察に頼らず、次々にヤクザを始末していくのは過剰防衛なのだが……。
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(81)皆殺しのバラード Du rififi à Paname
1966年 カラー100分
〔監督・脚本〕ドニス・ド・ラ・パトリエール
〔原作〕オーギュスト・ル・ブルトン〔台詞〕アルフォンス・ブダール
〔撮影〕ウォルター・ウォティッツ〔美術〕ロベール・クラヴェル〔音楽〕ジョルジュ・ガルヴァランツ
〔ギャバンの役〕ギャング・ポール・ベルジェ, 通称「ダイヤのポロ」
〔共演〕ダニエル・チェカルディ、ナージャ・ティラー、ミレーユ・ダルク、ゲルト・フレーべ、クロード・ブラッスール、ジョージ・ラフト
〔封切〕1966年3月2日(仏)
〔日本公開〕1967年12月
〔ソフト〕ビデオ
〔注〕ギャバンがアメリカ暗黒映画の名優ジョージ・ラフトと共演するのが話題になったが、映画は凡作。
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(82)アルジャントゥイユの庭師 Le Jardinier d'Argenteuil
1966年 カラー86分
〔監督・脚本〕ジャン=ポール・ル・シャノワ
〔原作〕ルネ・ジュグレ〔脚本〕フランソワ・ボワイエ、アルフォンス・ブダール(台詞)
〔撮影〕ウォルター・ウォティッツ〔美術〕ジャン=ポール・ブティエ〔音楽〕セルジュ・ゲンズブール
〔ギャバンの役〕庭師マルタン氏、通称「チューリップ親父」
〔共演〕リゼロッテ・プルファー、ピエール・ヴェルニエ、クルト・ユルゲンス、セルジュ・ゲンズブール
〔封切〕1966年10月7日(仏)
〔日本公開〕なし
〔ソフト〕You Tube
〔注〕
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(83)太陽のならず者 Le Soleil des voyous
1967年 カラー100分
〔監督・脚本〕ジャン・ドラノワ
〔原作〕J.M.フリン〔脚本・台詞〕アルフォンス・ブダール
〔撮影〕ウォルター・ウォティッツ〔美術〕ルネ・ルヌー〔音楽〕フランシス・レイ
〔ギャバンの役〕ドニス・フェラン(元ギャング、レストラン経営者)
〔共演〕ロバート・スタッフ、マーガレット・リー、シュザンヌ・フロン、リュシエンヌ・ボガエル
〔封切〕1967年5月31日(仏)
〔日本公開〕1967年9月
〔ソフト〕ビデオ
〔注〕米国テレビ映画「アンタッチャブル」のネス警部役で人気を博したロバート・スタッフをギャバンの相棒役に起用したが、息が合わず失敗。スタッフの声は吹き替えだと思うが、英語訛りのフランス語に違和感があった。ドロンかベルモンドだったら、ずっと良かったのにと思うが……。ギャバンはスタッフとコンビを組んで銀行強盗にまんまと成功するが、スタッフの愛人になった女に奪った大金を横取りされる話。心理描写のうまいドラノワ監督作品としては凡作。
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(84)パリ大捜査網 Le Pacha
1968年 カラー(ビスタ)82分
〔監督・脚本〕ジョルジュ・ロートネル
〔原作〕ジャン・ドリオン〔脚本〕アルベール・シモナン、ミシェル・オーディアール(台詞)
〔撮影〕モーリス・フェルー〔美術〕ジャン・ドーボンヌ〔音楽〕セルジュ・ゲンズブール
〔ギャバンの役〕パリ警察本部長ルイ・ジョス
〔共演〕ダニー・カレル、ジャン・ガヴェン、アンドレ・プス、モーリス・ガレル、ルイ・セーニェ、セルジュ・ゲンズブール
〔封切〕1968年3月14日(仏)
〔日本公開〕1968年12月
〔ソフト〕ビデオ
〔注〕ロートネルがギャバン主演で撮った唯一の映画。ストーリー展開も面白く、パリの雰囲気描写も巧みで、ゲンズブールの音楽も良い。10年以上前に『ヘッドライト』でギャバンの娘役をやったダニー・カレルが熱演しているのも見どころ。
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(85)いれずみ Le Tatoué
1968年 カラー85分
〔監督〕ドニス・ド・ラ・パトリエール
〔原作〕アルフォンス・ブダール〔脚本〕パスカル・ジャルダン
〔撮影〕サッシャ・ヴィールミィ〔美術〕ロベール・クラヴェル〔音楽〕ジョルジュ・ガルヴァランツ
〔ギャバンの役〕伯爵アングラン・ド・モンティニャック、通称ルグラン(退役軍人)
〔共演〕ルイ・ド・フェネス、ドミニク・ダブレー
〔封切〕1968年9月18日(仏)
〔日本公開〕なし
〔ソフト〕なし(仏版DVDあり)
〔注〕人気喜劇俳優ルイ・ド・フィネスとギャバンが共演するのは3度目だったが、フィネスが撮影中、演技に凝りすぎるので、ギャバンは辟易し不機嫌だったという。フィネスの方でもギャバンを立て、遠慮したのだろう。そのためフィネスのドタバタ喜劇としては物足りなかったが、興行成績は上々だった。
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(86)牡牛座の星の下に Sous le signe du taureau
1969年 カラー78分
〔監督・脚本〕ジル・グランジエ
〔原作〕ロジェ・ヴリグニ〔脚本〕フランソワ・ボワイエ、ミシェル・オーディアール(台詞)
〔撮影〕ウォルター・ウォティッツ〔美術〕ロベール・クラヴェル〔音楽〕ジャン・プロドミデ
〔ギャバンの役〕実業家・航空学研究者アルベール・レナル
〔共演〕シュザンヌ・フロン、ミシェル・オークレール、フェルナン・ルドゥー
〔封切〕1969年3月28日(仏)
〔日本公開〕なし
〔ソフト〕なし
〔注〕
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(87)シシリアン Le Clan des Siciliens
1969年 カラー(パナビジョン)117分
〔監督・脚本〕アンリ・ヴェルヌイユ
〔原作〕オーギュスト・ル・ブルトン〔脚本〕ジョゼ・ジョヴァンニ(台詞)、ピエール・ペルグリ
〔撮影〕アンリ・ドカエ〔美術〕ジャック・ソールニエ〔音楽〕エンニオ・モリコーネ
〔ギャバンの役〕マフィアの親分ヴィットリオ・マナレーゼ
〔共演〕アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、イリーナ・デミック、マルク・ポレル、イヴ・ルフェーブル、シドニー・チャップリン、アメディオ・ナザーリ
〔封切〕1969年12月5日(仏)
〔日本公開〕1970年4月
〔ソフト〕DVD、ビデオ
〔注〕ギャバン、ドロン、ヴァンチュラの三者揃い踏み。『地下室のメロディー』で意見が合わず仲違いしたヴェルヌイユ監督と、ギャバンは6年ぶりにヨリを戻し、彼の映画に出演した。プロデューサー的能力もあり、俳優としても脂の乗ったアラン・ドロンが要(かなめ)となり、映画もサスペンスに溢れ見せ場も多い一級の娯楽大作となった。20世紀フォックスが配給し、世界的な大ヒットを記録。イタリア・マフィアの映画ブームを到来させ、『ゴッドファーザー』製作への道を開いた。
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(88)わが領土 La Horse
1969年 カラー(ビスタ)77分
〔監督・脚本〕ピエール・グラニエ=ドフェール
〔原作〕ミシェル・ランベスク〔脚本・台詞〕パスカル・ジャルダン
〔撮影〕ウォルター・ウォティッツ〔美術〕ジャック・ソールニエ〔音楽〕セルジュ・ゲンズブール、ミシェル・コロンビエ
〔ギャバンの役〕オーギュスト・マロワルール(大農場主)
〔共演〕ピエール・デュクス、アンドレ・ウェベール、マルク・ポレル、エレオノール・イルト
〔封切〕1970年2月22日(仏)
〔日本公開〕なし
〔ソフト〕ビデオ(タイトル『ドン』)
〔注〕農場経営者でもあったギャバン自身の姿が二重写しになっていたためか、ギャバンの存在感が際立っていた。不品行な孫息子を追って農場に闖入した麻薬組織のヤクザと対決する家父長ギャバンの頑強さが見どころ。警察に頼らず、次々にヤクザを始末していくのは過剰防衛なのだが……。