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男爵DT高回転域不調の原因の考察(その2)

2015年03月28日 11時54分47秒 | DT125R(4DJB)逆輸入車
オイルポンプにも規制が掛かっているのでは?


これは正確には規制では無くてエンジンの性能に応じてのオイルの最大吐出量がそれなりに設定されているという事ではないかと思うのだが。
要するに4DJBの場合、本来は7000rpm以上エンジンが回らない様になっている。
それに対して国内仕様の3FWは9000rpmオーバーまでエンジンが回り切ってしまう。
それでオイルポンプの2stオイルの供給量に差があってもおかしくないと思う。
実際、双方のオイルポンプは全く別物。
4DJBのオイルポンプアッセンブリのパーツNOは 3RM-13101-30


3FWの方は 3BN-13101-00


3FWのサービスマニュアルによると
2stオイルの吐出量は調整できるとしるされているが
4DJBの方のマニュアルにはその様な記載は無い。
4DJBは元々環境に配慮された仕様で
エンジンは高回転まで回らない様になっていて
2stエンジン特有の白煙、有害な排気ガスがかなり押さえられた仕様である。
それでエンジンオイルの吐出量は国内仕様の2stバイクに比べれば少なめに設定されているのではないかと思う。



その様な2stといってもエコなバイクの規制を無理やり外して高回転域までぶん回せる様にしてしまったのだ。
新しいうちはまだ良かったが
長年乗り込んで行くうちに、エンジンの各部が磨耗劣化してフィリクションが増大して少ないエンジンオイルでは回転が上がり辛い状態になっている所へ
フューエルワンを投入してしまい、かつかつだったエンジンオイルをさらに
その添加剤で油分を飛ばしてしまったが為に起こった現象ではないかと思うのだが。
例えば国内仕様の3FWにフューエルワンを添加しても別に問題ない。
規制解除しない4DJBに使用しても全く大丈夫なのだけれども
規制解除した4DJBで、ある程度使用劣化した機体だけに起こりうる現象ではないかと思う。
以上あくまでも私の推論である。

まあ、なんにしろ高回転域の回転の上昇が鈍い場合はガソリンに2stオイルを加えてみるのは
お勧めである。のど元に引っ掛かった痰が取れた様に爽快にエンジンの回転が上昇してくれるだろう。
ただ、この間は試しに約50cc程の追加だったが、どれぐらい入れればある程度ベストな線が出せるかは、まだ未知数である。これからある程度実験してみようと思う。