2008年黒島牛セリ実績 最終的に10万円もの安値に
販売総額も1億円超下回る
当面大幅な持ち直し見込めず
黒島家畜市場の2008年セリ実績(開催6回)がまとまった。08年は取引頭数が、967頭と前年を11頭上回ったものの、子牛の平均価格は31万5799円と前年を約10万円(24%)下回った。販売総額は2億8197万円で、頭数の微増があったものの、子牛価格の大幅な下落で、過去最高だった前年を1億458万円(27%)下回る厳しい結果となった。
全体の90%に当たる863頭が取引された子牛の平均価格は、雄(去勢)が34万5845円と前年を約10万8000円(23.8%)下回ったほか、雌も27万7966円と前年を8万7630円(24%)下回った。
1頭当たりの最高値は、雄子牛が65万1000円(1月)、雌子牛が60万6900円(同)だった。
今年は、原油高騰に端を発した諸物価の高騰による牛肉の消費低迷や飼料価格高騰による肥育コストの上昇など肥育環境の悪化を受け、子牛価格が急落。1月に37万6000円だった子牛の平均価格が5月のセリでは24万円にまで下落。7月以降、若干持ち直したが、まだ30万円を境に前後する状態が続いている。
JAの畜産担当職員によると、今後の子牛価格は「末端で牛肉の消費低迷がまだ続いているが、大きな価格変動はせず、月により上下する現在の状態が続く」との見方を示している。
販売総額も1億円超下回る
当面大幅な持ち直し見込めず
黒島家畜市場の2008年セリ実績(開催6回)がまとまった。08年は取引頭数が、967頭と前年を11頭上回ったものの、子牛の平均価格は31万5799円と前年を約10万円(24%)下回った。販売総額は2億8197万円で、頭数の微増があったものの、子牛価格の大幅な下落で、過去最高だった前年を1億458万円(27%)下回る厳しい結果となった。
全体の90%に当たる863頭が取引された子牛の平均価格は、雄(去勢)が34万5845円と前年を約10万8000円(23.8%)下回ったほか、雌も27万7966円と前年を8万7630円(24%)下回った。
1頭当たりの最高値は、雄子牛が65万1000円(1月)、雌子牛が60万6900円(同)だった。
今年は、原油高騰に端を発した諸物価の高騰による牛肉の消費低迷や飼料価格高騰による肥育コストの上昇など肥育環境の悪化を受け、子牛価格が急落。1月に37万6000円だった子牛の平均価格が5月のセリでは24万円にまで下落。7月以降、若干持ち直したが、まだ30万円を境に前後する状態が続いている。
JAの畜産担当職員によると、今後の子牛価格は「末端で牛肉の消費低迷がまだ続いているが、大きな価格変動はせず、月により上下する現在の状態が続く」との見方を示している。