沖縄情報発信

沖縄からニュース・文化・地域の多様な情報発信いたします。

似顔絵作成直後 容疑者見つけた/沖縄署の刑事

2008年04月30日 | Weblog
 沖縄署は二十八日、在宅の民家に侵入し、盗みを働く「居あき」と呼ばれる手口で盗みをしたとして住所不定、無職、翁長邦男容疑者(61)を住居侵入、窃盗容疑で緊急逮捕した。事件は二十七日に発生。容疑者の似顔絵を描いた同署捜査三課の刑事がたまたまのぞいた取調室で、別の事件で取り調べを受けていた似顔絵とそっくりの男を見掛け、逮捕につながった。
 同署によると、翁長容疑者は二十七日午前六時ごろ、沖縄市安慶田の民家に侵入し、現金七万円などが入ったバッグなどを奪った疑い。その直前、現場近くで別の女性宅に侵入した窃盗未遂事件があり、目撃情報から似顔絵捜査官の経験を持つ刑事が似顔絵を描いていた。似顔絵と実際の同容疑者の顔の特徴はほぼ一致していたという。

 翁長容疑者は二十八日、大阪府で車のタイヤを燃やした放火事件で自首、同署で取り調べを受けていた。



尖閣諸島 魚釣島、がけ崩れ深刻 野生化ヤギ増殖で

2008年04月30日 | Weblog
尖閣諸島魚釣島で野生化したヤギが増殖し、植物を食い荒らし、島のがけ崩れが深刻化していることが富山大学理学部生物圏環境科学科の横畑泰志准教授の調査で分かった。衛星画像を調べたところ、2000年には島の約13%で地面がむき出しの「裸地」状態だった。06年6月に撮影された画像も解析中だが、がけ崩れで裸地化が進行しているのが確認できている。横畑准教授は「センカクサワガニなど固有種に悪影響を与えるので、早急にヤギの駆除が必要」と訴えている。
 横畑准教授によると、繁殖しすぎたヤギが地表を固定している植物を食い荒らしていることが、がけ崩れの原因。緑地がなくなり川が枯渇するため、絶滅危惧(きぐ)種のセンカクサワガニなど島の固有種がすみかを奪われているという。
 魚釣島にはもともとヤギは生息しておらず、島中が緑で覆われていた。しかし、1978年、政治団体が非常食用に持ち込んだつがいのヤギが繁殖、野生化した。91年の調査で約300頭が確認され、その後も増え続けているという。
 日本哺乳(ほにゅう)類学会は02年12月にヤギの根絶を求める要望書を環境省に提出。石垣市議会も今年3月24日に「尖閣諸島のヤギ捕獲を求める要請決議」を可決し、野生化したヤギが島の生態系に影響を及ぼしているとして現地の実態調査やヤギの捕獲を国などに要請している。
 横畑准教授は5月23日から開かれる沖縄生物学会と日本土壌動物学会の合同大会で魚釣島の現状を報告する予定

石垣牛、高値に歓声 八重山食肉センター

2008年04月29日 | Weblog
 第7回石垣牛肥育部会枝肉共励会が26日、石垣市の八重山食肉センターで開かれ、12頭が肉質などを競い合った。最優秀の枝肉には過去最高額の1キロ4150円の値がつき、同部会の競りで初めてキロ4000円を超えた。
 地域団体商標を取得後の初の競りで、威勢のいい声とともに販売価格も上昇した。今回の共励会で最優秀賞に輝いた金嶺克次さんの牛(格付けA―5、枝肉重量446キロ)が競りにかけられ、単価が高騰していくと、見学者らからは歓声が上がり、4000円を超えると場内の盛り上がりも最高潮に達した。
 金嶺さんの牛以外にも、この日は全体的に高値がつき、競りに出された12頭の合計販売金額は1550万円超だった。JAおきなわ八重山地区本部の畜産部によると、全国平均の枝肉1キロ当たりの単価はA―5で2300円台という。今回の共励会を終えた関係者は「商標記念にふさわしいが、怖いぐらいだ」と驚いていた。
 JA石垣牛肥育部会の仲大盛吉幸会長は「今回は地域団体商標を取った記念で、予想以上に高い値がついた。これだけ値打ちが高まってきているので、品質も維持できるよう、今以上に食の安心安全にこだわりたい」と話した。

※米産牛肉に 危険部位

「輸出条件は 骨抜きにします」
---脊柱---








伊是名・牧場誘致住民投票 民意真っ二つ

2008年04月28日 | Weblog
 伊是名村内花区に計画されている牧場誘致による牛舎建設の是非を問う住民投票が27日、実施され、賛成が461票、反対が460票とわずか1票差で賛成が上回った。投票総数は947票で、無効票が26票あった。投票率は71・36%。
 
 建設に対する村民意見が二分する結果となったことを受けて、誘致の立場の前田政義村長は「厳しい結果だ。村民の下した結果として真摯(しんし)に受け止めたい。個人としては(牧場)誘致の方向で考えていきたいが、今のところは全く白紙。関係者と十分協議して慎重に考えていきたい」と述べ、慎重に検討した上で結論を出す考えを示した。
  
 一方で、牧場誘致と牛舎建設により悪臭や汚水流出で環境が悪化するとして反対してきた内花区の名嘉広一区長は「一票差で負けはしたが、勝ったつもりでいる」と述べ事実上の勝利宣言をした。「(牧場誘致は)内花区だけではなく、島全体の問題だ」と話し、今後も計画撤回を求めて運動を展開していく方針だ。
  
 黒毛和牛の繁殖や肥育を手掛ける安愚楽(あぐら)共済牧場(本社・栃木県)を誘致し、2000頭規模の牧場から出る牛ふんをサトウキビの堆肥(たいひ)に充て、堆肥センターを新たに建設する計画。建設予定地の内花区住民らが悪臭や汚水流出などで環境悪化が懸念されるとして反対していた。



沖縄県花「デイゴ」枯死 デイゴを守ろう!!!

2008年04月27日 | Weblog
デイゴに花が咲かなくなり、枯死するのが増えている。

・ 各地に広がるデイゴ枯死被害
・ 各界が協力し県花守ろう

この呼びかけをなさっている方が 関心のある方と 情報交換を呼びかけていらっしゃいます。< デイゴヒメコバチ > 等の情報を・・・どうぞ この活動に 支援いたしましょう。

◆「親富祖善繁」(オオゴマダラを楽しむ会、会員・浦添市・75歳)
【FAX】 098(878)8887
【address】oyafusoz@nirai.ne.jp

・親富祖先生は「イリオモテヤマネコ」発見に関係されています。
http://park11.wakwak.com/~tulip/private/yamaneko/data/hakken.html

★沖縄地元紙:琉球新報 4.27.朝刊(5)オピニオンワイド『論壇』
▲ ここに記事があります。

http://wiki.tenteki.org/index.php?Quadrastichus%20erythrinae
▲ デイゴヒメコバチ に 関する 記事です。

教科書検定問題「集団自決」は さて・・・

2008年04月26日 | カテ」は「ごきぶりー」
◆出版社に報告 検定問題で教科書協会
教科書協会の小林一光会長は24日午後、江東区の同協会で業務連絡会を開き、高校日本史教科書を発行している6社を含めた教科書出版社の社長らに「教科書検定意見撤回を求める県民大会」の仲里利信実行委員長(県議会議長)から受けた要請の内容を報告した。
 県民大会実行委は16日、教科書協会や教科書出版社に(1)高校歴史教科書の「集団自決」(強制集団死)の記述で「軍による強制」の語句を入れる訂正申請を行う(2)出版済み教科書の記述訂正などを行う―ことを求めている。

■文科副大臣 検定意見撤回に難色

岩波・大江「集団自決」(強制集団死)訴訟で大阪地裁が元戦隊長らの訴えを棄却したことを受け、「9・29教科書検定意見撤回を求める県民大会」実行委員会の仲里利信実行委員長(県議会議長)ら6人は16日午前、文部科学省に池坊保子副大臣を訪ね、検定意見の撤回と「集団自決」の記述に「日本軍による強制」の文言を復活させることをあらためて求めた。
仲里委員長らによると、池坊副大臣は「(県民の思いは)痛いほど分かる」としながらも「司法の判断と行政の立場は違う」と強調。2007年末に文科相が承認した訂正申請について「進展した内容だった」とし、検定意見撤回や記述回復には難色を示したという。
 委員からの「司法の判断を考慮しないのか」との問いには「最終的な判断が出ていない。現段階で、私の口から何も言えない」と述べるにとどめ、具体的な言及を避けたという。要請後、池坊副大臣は「司法の判断に左右されていいか疑問がある。教育は中立でないとならない」と述べた。
 仲里委員長は要請文を読み上げ、「大阪地裁の判決は政府の対応に対して司法の立場から是正を求め、沖縄戦の体験者による体験談を唯一の真実として認めるべきであることを強く内外に示した」と強調した。
 玉寄哲永実行副委員長(県子ども会育成連絡協議会会長)は「これだけ多くの証言があり、これ以上の証拠はない。これまでの裁判の内容で判断し検定意見を撤回してほしい」と述べた。
 要請にはこのほか、小渡ハル子実行副委員長(県婦人連合会会長)、伊波常洋(県議・自民)、平良長政(同・護憲ネットワーク)の両幹事らが同席。
 文科省要請前に、内閣府を訪れ、東良信審議官にも同様に要請した。仲里委員長によると、東審議官は「(岸田文雄沖縄担当)大臣に伝えたい。客観的に見て(政府も)努力すべきことは努力すべきだと思う。頑張ってほしい」と述べた。










米軍遺棄・迫撃砲弾・化学兵器か??

2008年04月24日 | Weblog
米軍遺棄なら国内初
 浦添市で七日に見つかった液体の入った迫撃砲弾は、猛毒のマスタードガスが入った化学兵器である可能性があることが分かった。米軍が第二次世界大戦当時、化学兵器を所持していたことは分かっており、沖縄戦にも化学兵器を持ち込んでいた可能性を否定できないという。防衛省は県外など他の場所に移してから内容物を調べる方針だが、もし化学兵器であれば、米軍の遺棄化学兵器が国内で見つかる初めてのケースとなる。
 同省などによると、見つかった弾はM57迫撃砲弾で、液体が入ったタイプは煙幕用の発煙弾か、マスタードガスが入った化学弾の二種類しかない。両タイプとも形状や内部構造が全く同じといい、中を開けないと化学兵器かどうか確認できないという。

 化学兵器は一九二五年調印のジュネーブ議定書で使用が禁止されたが、開発や保有などは禁じられていない。防衛省関係者によると、イタリアで米軍が大戦中に遺棄した化学兵器が発見されたことがあり、米軍が当時、化学兵器を所持、前線に運んでいたことは間違いないという。

 内閣府の遺棄化学兵器処理担当室の担当者は「これまで国内で米軍の化学兵器が出たという話は聞いたことがない」と話す。

 沖縄戦研究者の大城将保さんは「ひめゆり学徒のガマに投げ込まれたガス弾や黄リン弾も一種の化学弾だが、使用が禁止された物ではなかった。今回発見された砲弾が禁止兵器であれば大変な問題だ」と話した。


[ことば]


 マスタードガス 猛毒のびらん性ガスで、液体や蒸気に触れると皮膚が炎症を起こすほか、重度の視覚、呼吸器障害を引き起こす。第一次世界大戦でドイツが初めて戦場で使用。旧日本軍は広島県の大久野島などで製造していた。からしやわさびに似た臭いがしたことからこの名で呼ばれる。






泡瀬干潟 「自然の権利」訴訟 結審

2008年04月24日 | Weblog
 提訴からおよそ3年、泡瀬干潟の埋め立て事業を巡り、住民などが事業の違法性を訴えていた自然の権利訴訟がきょう結審しました。
 この裁判は中城湾港泡瀬地区の埋め立て事業に反対する市民団体のメンバーなど590人が県と沖縄市を相手にすでに支出した公金20億円の返還と将来の支出差止を求めているものです。那覇地裁前で集会を開いた原告団は、裁判を通して泡瀬干潟の生態系の豊さや貴重性は極めて明瞭となった、世界に誇る干潟を子子孫孫に残していこうと気勢をあげました。

 裁判では最終の意見陳述が行われ、原告側は「事業の採算性はなく、また新種の生き物が次々と見つかっておりいったん工事を中止して環境アセスをやり直すべきだ」と主張。一方、被告の県側は改めて事業の経済的合理性と干潟の保全への配慮を訴えて審理は終了し、提訴からおよそ3年、裁判は結審しました。

原告共同代表小橋川共男さんの声「自分たちの子や孫の代までずっと誇るべきもとして何をしっかり伝えていくのかそのことを考えると当然泡瀬干潟はのこしていかなきゃ、伝えなきゃいけない場所なんですね」依然着々と工事が進められる中、判決は夏頃言い渡されます。




宮古島バイオエタノール他 大使視察

2008年04月23日 | Weblog
在日大使らがエタノール視察

ロシアやイタリアなど15ヵ国の在日大使館の大使や外交官が23日宮古島を訪れ、地元の特産品のサトウキビからつくる燃料、バイオエタノールの製造工程などを視察しました。

宮古島では4年前から地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出を抑えようとサトウキビから作られるバイオエタノールの製造と、この燃料を3パーセント混ぜたガソリンで車を走らせる試験が行われています。

今回の視察はこうした日本の取り組みを各国の大使や外交官に視察してもらい、日本への理解を深めてもらおうと開かれました。

ロシアやイタリアなど15ヵ国の大使や外交官15人が23日午後、宮古島市内の製糖工場を訪れ、職員からバイオエタノールの製造工程の説明を受けました。

また、バイオエタノール100パーセントで走るオートバイの体験乗車をしました。

視察を終えたブルガリアのブラゴヴェスト・センドフ大使は「宮古島の環境にやさしい取り組みは知らなかったので、来てよかった。将来、ブルガリアではサトウキビの代わりにとうもろこしを利用したバイオエタノール燃料の製造を考えていきたい」と、話していました。

一行は24日、宮古島の太陽光発電施設や地下ダム資料館などを視察することにしています。

足元から環境問題/アースデイ 各地で催し

2008年04月23日 | Weblog
 アースデイの二十二日、各地で地球環境を考える催しが行われた。那覇市役所周辺では、第二十回地球の日アースデイ2008沖縄INなは大会が開かれた。那覇市や企業関係者のほか、高校生や保育園児ら約二百五十人がごみ拾いなどした。この日を皮切りに五月末まで県内二十二カ所で、海浜や道路の清掃に取り組む。
  
 市役所であったセレモニーで、大会長で県自然保護協会の金城栄喜会長は「ごみを出さないことなど、一人一人ができることから始めてほしい」とあいさつ。

県内の高校などでつくるインターアクト六校生徒会の会長で首里高校三年の安慶名絵美さんが「わしたウチナーの自然環境保護を図ろう」などと述べ、自然保護の日の設定など三項目の大会宣言を決議した。

 また、同市の那覇高等美容学校ではアースデイ2008沖縄大会式典が行われた。光永勇大会長は「環境問題は、一人一人はもちろん、国と国、世界全体で考えなければならない」と話した。