沖縄県金武町のアメリカ軍基地、キャンプハンセンで、住宅地に近すぎるとして地元の抗議を受けていた実弾射撃訓練施設の移転工事が終わり、今の施設での実弾射撃は、今年の秋までに中止される見通しとなりました。
沖縄県金武町のアメリカ軍基地、キャンプハンセンでは、4年前から、特殊部隊が訓練するための新しい施設で実弾射撃訓練が始まりましたが、沖縄自動車道に近く、住宅地から300メートルしか離れていないため危険だとして、地元の伊芸地区の住民や、当時の稲嶺知事が強く抗議しました。
これを受けて、日米両政府は2年前、この施設を東におよそ3キロ移転させることを決め、日本政府が19億円かけて移転工事を進めていましたが、29日までに工事が終わり、今後、アメリカ軍に引き渡されることになりました。
今の施設では、移転が決まったあとも、実弾を使った訓練が続けられてきましたが、沖縄防衛局によりますと、工事の完了を受けて、今年の秋までに、今の施設での実弾射撃は、中止される見通しとなりました。
一方で、実弾を使わない形での訓練は、今後も続けられるということです。
伊芸地区の池原政文区長は、「私たち住民はこの4年間、いつ実弾が飛んでくるか、不安の中での生活を余儀なくされてきたので、施設の完成で、一定の安心感はある。一方で、今の施設で今後、どのような訓練が行われるか懸念の材料はある」と話しています。
沖縄県金武町のアメリカ軍基地、キャンプハンセンでは、4年前から、特殊部隊が訓練するための新しい施設で実弾射撃訓練が始まりましたが、沖縄自動車道に近く、住宅地から300メートルしか離れていないため危険だとして、地元の伊芸地区の住民や、当時の稲嶺知事が強く抗議しました。
これを受けて、日米両政府は2年前、この施設を東におよそ3キロ移転させることを決め、日本政府が19億円かけて移転工事を進めていましたが、29日までに工事が終わり、今後、アメリカ軍に引き渡されることになりました。
今の施設では、移転が決まったあとも、実弾を使った訓練が続けられてきましたが、沖縄防衛局によりますと、工事の完了を受けて、今年の秋までに、今の施設での実弾射撃は、中止される見通しとなりました。
一方で、実弾を使わない形での訓練は、今後も続けられるということです。
伊芸地区の池原政文区長は、「私たち住民はこの4年間、いつ実弾が飛んでくるか、不安の中での生活を余儀なくされてきたので、施設の完成で、一定の安心感はある。一方で、今の施設で今後、どのような訓練が行われるか懸念の材料はある」と話しています。