男性不妊

「精索静脈瘤」

精索静脈瘤とは腎静脈から内精索静脈へ静脈血が逆流することにより、
陰嚢上部での蔓（つる）状静脈叢が怒張・うっ血している状態をいいます。

精索静脈瘤は一般の健康な青年男性の約１０％に認められるのに対し、
男性不妊症患者では約２０～４０％と高率に認められ、
さらに精索静脈瘤の程度は精巣容積の減少、精液所見の悪化と関連があると言われています。

一般に精液所見が不良な方や静脈瘤に伴う症状のある方（陰嚢部の痛み）は手術適応があり、
手術により、約６０～７０％の方で精液所見の改善を、
約３０～５０％の方でパートナーの妊娠が得られると言われており、
男性不妊症の重要な原因の一つとして考えられています。


男性不妊の精子数の減少や運動能力低下は、ストレスが多いと思ってました

けど、静脈血が逆流するということは、精子細胞を含む、

各細胞に酸素や栄養素が行き届かない結果を招きます。

ゆえに、元気に卵巣まで泳ぐことができる精子は出来ません。

また、たどり着いても、卵子の透明膜に入っていく力がありません

すると、顕微授精に頼るざるえないということにもなりかねません


男性不妊で、精子欠乏症の方は、精子細胞でも、受精できるとも聞いたことがありますが


顕微授精で、元気な卵子と元気に育てられる子宮が整っていれば、
妊娠できるかというとソウでもないのが現状です。

また、生まれるまでの流産・早産・奇形は、多いです。

やはり、精子も元気でなければと思います。