関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

県知事選演説会に一千人

2009年01月15日 | 政治全般

 日本共産党山形県委員会は、従来県知事選挙では「県民のための明るい県政をつくる会(明るい会)」と一緒に、県民共同の候補者擁立を図ってきましたが、今回の選挙では立候補表明した吉村みえ子さんについて、「明るい会のめざすものと一致する点があるのではないか」と考え、明るい会と一緒に本人と話し合いを設けました。

 4回に渡る協議の中で、少なくない政策で一致を確認したため、独自候補擁立をやめて吉村さんを支援することを決定しました。

 確認した点は次のようなものです。

 ○政治と行政のもっとも重要な役割は、住民の生命と生活を守ること。
 ○国に対して後期高齢者医療制度、労働者派遣法の抜本的見直しを求めていく。
 ○少人数学級の推進・中学3年生まで段階的に拡充。
 ○乳幼児医療費の無料対象年齢を拡大する。
 ○私学助成を充実する。
 ○農家の具体的な要求にもとづく農業支援を行う。
 ○県立新庄病院を存続させる。
 ○県から市町村合併を押しつけない。
 ○知事退職金、副知事二人制を廃止する。
 ○県予算の一律削減を行わず、県民参加型の予算編成にする。

 これらは、明るい会が要求してきた重要な要求項目であり、これらの実現を掲げる県政の誕生は、大変画期的なことになります。

 これまで斉藤県政の与党であった民主党、社民党に自民党の一部も吉村さんを支援している関係か、いくつかの不一致点もありますが、常に「一致点する点での共同を追求する」ことが政治を良くしていくキモではないかと思います。

 1月15日(木)には、鶴岡市文化会館で吉村みえ子さんの勝利をめざす演説会がおこなわれました。
 この会も吉村さんの選挙母体である「チェンジ山形」が計画したもので、日本共産党と明るい会の代表が話す場はありません。
 阿部昇二県議(民主)、松浦元県議会議長(自民)、安達連合山形会長、舟山参議院議員(民主)、岸参議院議員(自民)と続いたお話は、「県政を大本から変える」というまでの内容では無く、物足りないものではありましたが、吉村さん本人のお話がそれを補って余りあるものでした。
 明るい会は、数百人の参加者を組織し、演説会の成功に貢献しました。