鶴岡市戦没者慰霊式典に出席。
市の4930人の戦没者を悼み、二度と戦争があってはならないと誓い合う式でした。
式辞、追悼の辞、献花に続いておこなわれた「平和へのメッセージ」で第一中学校の生徒代表が、沖縄への修学旅行の取り組みとして沖縄戦について学ぶ中で「戦争を語りついでいくことは私たちの使命だと思うようになった」と語った事は、参加者に希望を与えてくれるものでした(画像)。
さらに圧巻だったのは、遺族連合会副会長の謝辞。
「安倍総理を始めとして、戦争を知らない人が多くなる中で、憲法九条を守り、平和を守っていかなければなりません」ときっぱりと述べられたのです。
普通、こういう場での挨拶では「政治的対立」がある問題は避ける雰囲気がある訳ですが、親族を亡くした悲しみ、苦しみを通して心の底から湧きだしてきたのであろうこの言葉は、多くの戦没者遺族の方々の痛切な思いに違いありません。
憲法改革を進めるなどと主張している政党・政治家は、この声をしっかり受け止めるべきと強く感じた式でした。