関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

不登校

2008年01月27日 | 子育て・教育

 中学生のお子さんが不登校だという方から相談を頂きました。

 小学校の時は、ずっと元気に登校し、中学でもクラスにも部活にも、何人もの友達もいるというそのお子さんがどうして学校に行けなくなったのか・・。
 「色々な要因があるのだと思う」と静かに語る、その方のこれまで3年間に渡る苦悩の日々を思うと、胸が突かれる思いがしました。

 限られた時間のお話しでしたし、このケースを学校や地域で調査をする訳でもありませんので断定的なことは言えませんが、学校の先生に「思いやり」が不足していたと思わざるを得ない出来事がいくつかあったことには、やるせない気持ちにさせられました。
(「教師の指導力低下が不登校の主要な原因」という見解は持っていません。しかし、どんなに仕事が大変でも、一番に子どもを思いやるという気持ちだけは、忘れてもらいたくありません。)

 「相談」と言っても、これからお子さんのために具体的に動いてもらいたいということではありませんでした。
 「話しを聞いて、これからの仕事の参考にしてもらいたい」ということで、教育関係の3冊の本も貸して頂きました。
 


 鶴岡市では、不登校になっている子どもが、小学生で17名(全児童数の0.21%)、中学校で91名(同2.1%)となっているといいます。(H18年度:教育委員会調べ。年間30日以上欠席児童・生徒。)
 休みがちな子どもはこの何倍もいる訳です。子どもとご家族、何百人もが苦しい日々を過ごされています。

 その方を見送りながら、その方とお子さんの思いは、これからの活動に必ず活かしていかなければならないと拳を握り締めました。