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関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

サポートセンター朝日、

2007年11月23日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 23日(金)、庄内医療生協が町づくり協同組合と共同しで開設を準備している、「サポートセンターあさひ」の内覧会と交流会に参加しました。

 同施設は、通所介護、訪問介護、住宅型有料老人ホーム(15室)を装備し、高齢化が進む朝日地域にあって、「住み慣れた町で暮らし続けたい」という切実な要望に応えるものとして期待されています。

 12月のオープンを目前にして「スマイル」の大広間で開かれた交流会には、ここまで準備に参加してきた組合員の方々が会場いっぱいに集まり、朝日ならではの歌や踊りに大いに盛りあがりました。
 住民が共同の力で、自分たちの要求を実現する取り組みは、最も望ましい地域づくりであることを実感しました。


 私は、ご挨拶させてもらいましたが、この施設の重要性を述べるとともに、「朝日から嫁さんをもらって、大事にしている」と自己紹介しましたので、皆さんに大変歓迎されました。

 


国保運営協議会で後期高齢者医療制度を批判

2007年11月22日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 22日(木)午後、H19年度第二回国保運営協議会がおこなわれました。

 協議事項は、補正予算一件で、H20年度からの後期高齢者医療制度で予定されている、国保税の激変緩和措置に対応する徴税システムの改修のための委託料でした。後期高齢者医療制度が市民に耐え難い負担をもたらすものであることから、反対しました。

 他に、「65才以上75才未満の世帯からの保険税の年金天引きについて」、「鶴岡市後期高齢者医療に関する条例の制定について」が報告されました。
 私は、「世帯で国保と後期高齢者医療制度に別れて加入することになる世帯など、国保加入世帯にも深刻な負担をもたらす。影響を明らかにすべき」と主張しました。

 鶴岡市では、国保加入世帯27917世帯中、6426世帯が「世帯全員が新制度に移行(全員75才以上)」、6846世帯が「世帯の一部が新制度に移行(一部が75才以上)」となります。
 これまで世帯で国保税を納めていたものが、国保税と後期高齢者医療制度保険料の二つを徴収されることになります。 (最初だけ「激変緩和措置」あり)

 山形県では、平均保険料が年額59565円と提案されており、介護保険料と合わせると月額1万円近い保険料が徴収されようとしています。
 月額15000円以上の年金受給者からは天引きです。「保険料が年金額の半分を超える人からは天引きしない。」そうですが、当たり前というか、保険料が年金の半分にもなるということ事態が異常です。

 (9月28日付、昨年11月11日付ブログに関連記事有り。)


 富塚市長は、この制度について「高齢化にも応分の負担をしてもらうことには、私は何ら疑問は無い」などと述べています。
 
 そういう考えで医療行政を運営されては、市民はたまったものではありません。


 この日は、夜に学童保育所星の子の運営委員会があり、入所児童の増加によって大変手狭になった施設をどう確保するか(もう一カ所確保する)について、保護者、地域の方々、先生方で、ケンケンガクガクの議論をおこないました。

 



 


医療・介護・福祉ー社会保障を充実を求める自治体要請行動

2007年11月21日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 21日(水)午前、社会保障制度を良くする鶴岡・田川の会の自治体要請キャラバンがおこなわれ、鶴岡市での行動に参加しました。

 要請内容は、医療、介護保険、年金、生活保護など、18項目に及びましたが、いくつか抜粋しますと、
  ☆障害者や乳幼児医療への市独自助成の実施。
  ☆国保の保険料引き下げ、医療費一部負担減免の実施。
  ☆介護保険料の減免の実施。
  ☆「軽度」の要介護者への市独自の給付制度の実施。
  ☆要介護認定者への税金の「障害者控除」申請の際の便宜。
  ☆生活保護の改善。

 などなどで、それぞれの現場で奮闘されている方々から、各分野の最前線の状況と切実な要求が明らかにされました。
 
 私は、「障害者控除」の進め方や、昨年度の介護保険制度改悪でサービスを切り捨てられた方々の追跡調査が重要であることなどを改めて強調しました。(議会で、「調査したい」との答弁を得ている)


 ところで、その後おこなわれた三川町、庄内町の行動には、それぞれ町長の出席があり、文書で回答があったそうですが、鶴岡市では、健康福祉部長、市民部長(途中退席)と各担当課長の対応で、口頭での回答となりました。
 「会」の要求に対する市の姿勢の現れと受け止めました。

 


荘内看護専門学校で戴帽式

2007年11月16日 | 医療・介護・福祉など社会保障
 16日午前、鶴岡市立荘内看護専門学校の戴帽式がおこなわれました。

 春に入学した看護学生ら(男子一名含む)が、半年あまりの学習を経て、これからいよいよ現場の研修に入っていく節目の行事です。

 私は、荘内看学の行事は、入学式、戴帽式、卒業式と年3回出席しますので、今回で6回目、戴帽式は2回目となりますが、やはり戴帽式は厳粛なものです。
 私も、この学生らの未来に関わる仕事、厳粛な医療に関わる仕事をしているのだと背筋が伸びる思いがします。

 戴帽式に関わる真面目な話しは、昨年11月19日のブログでウンチクを垂れていますのでご覧頂けるとありがたいです。


社会福祉協議会「福祉のつどい」(ここも天下り??)

2007年11月15日 | 医療・介護・福祉など社会保障

15日(木)午後、鶴岡市社会福祉協議会の「福祉のつどい」がおこなわれました。

 鶴岡市ゆうあいプラザかたぐるまの皆さんによる歌で明るく楽しく開会、活動紹介として赤い羽根共同募金の活動、休憩の後「病気が教えてくれたこと」と題したNPO法人武久塾長武久昭雄氏の講演がおこなわれました(私は、都合があって講演は聴けませんでした)。

 「おだがいさまのまちづくり」をスローガンにしたこのつどいは、中央公民館のホール一杯の参加者があり、鶴岡にこれだけの方が地域福祉に関わっている方がいると思うと、それだけで心が温まる思いがします。

 かたぐるまの皆さんの歌や、手話、要約筆記など、福祉の集まりらしい感じがしましたが、しかしそれは、こういうことが普通に感じられていないということでもあるなと思いました。


 ところで、新会長として前鶴岡市収入役が登場したのには驚きました。
 先の9月市議会で、収入役の廃止に伴って退任となった時には、「元県職員からせっかく天下って来たのに2年で終わりとはご苦労なことだ」とも思ったものでしたが、すぐに次のお仕事が用意されていたということになります。

 福祉の分野でどんな実績・経歴があるのか知りませんが、市民はこういうのを「天下り」と言って不快に思っているんですよね。
                                                

 ともあれ、福祉の関係者の方々の切実な要求が前進することを願い、私も力を尽くしていく思いを新たにしました。 

 



 


医療保険制度学習会

2007年11月08日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 党地方議員団と地区委員会は7日夜、勤労者会館ホールで、「後期高齢者医療制度は大問題~安心できる医療制度を考える~」緊急学習会をおこないました。

 最初に、同制度の内容と問題点、医療と保険制度の現状などについて、庄内医療生協副理事長の岩本鉄矢さんから「日本の医療崩壊の現状と再建の展望」と題して講演してもらいました。
 引き続き、笹山一夫県議が県の広域連合をめぐる状況について報告、その後、私が市議会での同制度に関する市長や他会派の態度などについて報告しました。


 鶴岡市の国保は、加入者約28000世帯の8%程度が保険税を滞納、そのために短期保険証を発行されている世帯が2年前の3倍以上:1177世帯に達しています。
 短期保険証は、受診時には正規の保険証と同じように一部負担で受診できますが、そもそも保険税を滞納するほど困窮している世帯であるため、受診は手控えられていると推測されます。
 「金が無くて医者にかかれない」世帯が鶴岡でもこんなに存在しているということです。

 こんなに大変な国保世帯の中でも、より所得が低く、より有病率が高い75才以上を集めて保険制度をつくるということ自体、最初から無理があります(というか、目的が間違っています)。
 国保加入者以外も含めて21000人以上に達する、鶴岡の75才以上の方々の医療、その方と家族の生活を守るために、後期高齢者医療制度は廃案に追い込まなければなりません。

  


 


国保東北大会・湯沢市視察

2007年10月25日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 24日(水)国保運営協議会委員として、国民健康保険東北大会に参加、翌日は湯沢市の視察をおこないました。

 東北大会とは、東北地方国保協議会と開催地の秋田県国民健康保険団体連合会が主催するもので、
国保の運営主体である市町村の要望を掲げ、その実現を国に迫ることを目的とする決起集会のようなものです。
   
  (入り口)
  今年の大会のスローガンは、
  医療保険制度一本化の早期実現
  国民健康保険制度に対する国庫負担の拡充強化
  医療費適正化対策の強力な推進
  介護保険制度・後期高齢者医療制度に対する財政措置の拡充強化
  となっていました。
 
 (立派なステージ)

 「一本化(=使用者負担のある健保と、それが無い国保の統合も意味する)」や
 「医療費適正化対策(=現在の医療費が高すぎるという認識にもとづいて、闇雲に削減しようとする考え)」
 などの要求は、賛成できないものですが、
 「国保の現状が深刻であり、国の財政措置が求められている」という大きな問題が大切と考えて、「大同団結」で参加しました。
 東北六県と新潟県から1200名を超える参加者があり、一定の「迫力」も感じられる集会ではありました。

 翌25日(木)は、湯沢市を訪問し、国保の現状について伺いました。
 同市は鶴岡より半年余り早いH17年3月に1市2町1村が合併し、国保税を統一しているということで、鶴岡の参考になるのではないかということで視察しました。
  
(説明を聞く)      (役場前。かなり古い、質素な庁舎でした) 

 湯沢市では資産割(資産に課税する)を廃止していましたが、合併後、他の3町村に資産割があるということから復活させたということでした。そうすると中小の商店などは、売り上げが少なくても(商売のための)資産に課税されることになりますから、相当の反発があったようでした。
 もともと、資産割の廃止は中小の商店などの税を軽減しようということだったでしょうから、合併でそれが仇になってしまった形です。

 しかし同市では、合併協議の中で国保税のあり方も協議して決めてきたということで、正しい対応が貫かれているようでした。
 鶴岡では、合併協議が破綻することを恐れて税率統一を合併後に先送りし、新市発足後大幅値上げを持ち出したため市民の怒りを買っています。 

 基本姿勢が一番大事と改めて思いました。
 
 
 (途中、こんな公共事業を見かけました。
  「生け簀」として作られたが役に立っていないとか。)

 
 (道の駅の、秋田の米販売コーナー)






 


荘内看護専門学校「看学祭」

2007年10月22日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 21日(日)、鶴岡市立荘内看護専門学校の「看学祭」を見学しました。

 同校は開学から57年の歴史を持つ一学年20名定員の3年課程の学校で、鶴岡を中心に多くの看護師を養成してきた、地域にとって欠くことのできない施設の一つです。
  

 今年の看学祭の内容は,
 「看護班」のメタボリックシンドロームをテーマにした展示や料理、献血、
 「学校紹介班」の掲示
 「地域交流班」ののり巻き=カラフルロール、貼り絵、フリマ、ゲームなど
 「食事班」のレストラン(かな?)
 などでした。 概ね、毎年恒例の内容のようですが、その都度学生が話し合って決め、自分たちで準備するということで、相当の情熱を傾けてきたことが伺えました。
    

 看護師の卵たちの前途は容易なものではありません。 就職後十人に一人は一年以内に辞めてしまう(看護協会調査など)、若手看護師で「十分な看護ができている」と思う人は十人に一人もいない(日本医労連調査)などなど、良い看護がしたいという看護師の卵たちの願いに立ちふさがる矛盾は深刻です。
 しかし、どんな困難があっても、看護師の情熱は困難を乗り越えて燃え続けてきました。そこに病める人がいる限り、それを支えようとする看護の心は消えることがありません。

 そして「仕事を続ける上で支えになるもの」の第一位は、「同僚との励まし合い」です(日本医労連調査)。
 若い時期に、仲間と共に「盛り上がる能力(そう、能力です)」これを育むことは、良い看護師になっていく上でとても大事なことと思います。

(こういう友達が大事です。ゆいさん、まゆこさん、ゆいなさん、さおりさん。
 3年生は「今は実習で頭がいっぱい」とのこと。みんな明るくさわやか、すてきな看護師になれそうでした。)

 そういう面でも、こういう「お祭り」は貴重な行事と思いました。
  学生さん、先生方、関係者の皆さま、大変ご苦労さまでした。
 なお、ブログの冒頭はオモシロ写真になっていますが、看学祭自体は、大変真面目な、取り組みであることを強調しておきます。

  荘内看護専門学校 http://www2.ocn.ne.jp/~sho-kan/

  日本医労連 http://www.irouren.or.jp/ 


国保研修会に参加

2007年10月12日 | 医療・介護・福祉など社会保障
 12日(金)庄内地区国民健康保険運営協議会連絡会の委員研修会が出羽庄内国際村でおこなわれ、酒田市、庄内町、三川町、遊佐町、鶴岡市から約50人の各自治体の運営協議会委員・職員が参加しました。

 午前中は、県国保連の方の「医療制度改革について」という演題で講演がありました。政府の制度改悪を必要なものとする立場からのお話しで、私は全く賛成し兼ねるものでしたが、改悪の内容を再確認する上では役立ちました。
 「メタボリックシンドロームの該当者及び予備軍を10%減らす。減らせなかった保険者にはペナルティー」などという政策は、社会保障としての医療保険制度の性格から大きく逸脱するものと改めて感じました。

 午後は、鶴岡地区医師会会長の中目千之先生の「鶴岡市の健康と福祉ーこれまでの実績と課題」という演題の講演がありました。
 鶴岡市ががん検診の受診率を高めてきたことが、がん死亡率を大きく低下させてきたことについて、資料を示して説明されました。良く知られたことではありますが、早期発見と進行がんの死亡率の違いが、先生の長年の実体験、具体的な事例も踏まえて説明され、大変重く感じられました。

(胃ガン発見後の5年生存率、早期と進行がんの違い。)


 また、高齢者の増大の中で大腿骨骨折が増加し、その手術が荘内病院の大きな負担になっていること、この先対応できなくなる事態さえあり得るということは、大変興味深く、予防策を勉強してみたいと思いました。

 最後に先生は、国の制度改正には振り回されるが、「明るく、楽しく、したたかに、生きていかなくてはならない」と話されました。
 国の政策を良しとはしないが、何とか対応し、地域医療を守らなければならないという意思表明のように感じられました。


健康まつりなどに参加

2007年10月08日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 7日(日)小真木原公園、総合体育館で、「市民健康のつどい」と「子ども夢フェスティバル」がおこなわれましたので見てきました。
 「つどい」では、医師会・歯科医師会・栄養士会・薬剤師会・看護協会、食生活改善推進協議会、保健衛生推進員連合会、骨髄バンクを支援するやまがたの会、臓器移植推進機構、市役所関係課などのコーナーが設けられ、メタボリックシンドロームのチェックなどが人気のようでした。
 「フェスティバル」の方には、家族連れや、子どもだけのグループなどが、キックターゲット、大玉転がしなどの競技に笑顔で挑戦していました。


 その後、生協の特徴を事業に活かす」とスローガンが掲げられた、庄内医療生活協同組合の第12回健康まつりに参加しました。

 鶴岡協立病院の西側の駐車場に中央舞台が設けられ、30ほどの模擬店も開かれました。病院、クリニックでは、日頃の組合員の活動、医療活動の紹介、健康チェック・体力チェックなどなど豊富な内容に、多くの組合員・住民がつめかけて大変な賑わいでした。
 20年も働いた職場ですのでどのコーナーも知り合いばかり、勧められるままに食べ物やら、バザーの品やら購入し、海外旅行のような沢山のおみやげを持ち帰りましたが、リハビリの患者さんが作ったカゴは、子どもらの貴重な教材となりました。
  
(明るく優しい若手リハ技師の方々。私も訓練を受けたくなります。)

 私も様々な「イベント」に関わってきましたが、イベントというものは、それ自体の面白さもさることながら、当日に至るまでの取り組みが大事なものだと感じます。取り組みを通じて、関係者の連帯が深められ、組織に活力が生まれること、そのこと自体に特別の価値があるように思います。