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関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

ナースのたまごのメッセージ~荘看「看学祭」~

2008年10月20日 | 医療・介護・福祉など社会保障
 19日(日)、荘内看護専門学校(通称「荘看」ですね)の「看学祭」を見てきました。

 看学祭とは何かということについては、昨年の10月22日のブログに書きました。 
http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/ad2c69fc5a2853c66f0d0b87ac86a751

 今年も前年同様、学生達が厳しい学生生活を送りながら準備した企画がおこなわれていました。
 私が行った時は、ちょうど「のり巻き大作戦」がおこなわれていて、館内の人はほとんどこれに集まっていました。
 私は、のり巻きは巻かず、できあがったヤツを頂戴しました。

 感激したのは、今春の卒業生達が来ていたこと。そしてその娘(こ)らが大人びて見えたこと。
 卒後半年ちょっとですが、きっと現場で大変な仕事で頑張っているのだろうなと、胸が熱くなりました。
 私のことを覚えていてくれた娘もいて、またまた大感激!

       
看護と健康コーナー  献血コーナー:さすがです  学校紹介コーナー  ゲーム&フリマ
(キラキラ食堂は撮らないでしまいました。食事班のみなさん済みません)

 彼女らが、仕事の面でも、生活の面でも、実りある将来をつかみ取ることができるよう祈りました。
 

医療生協健康まつり、

2008年10月13日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 10月12日(日)、庄内医療生協の第13回健康まつりに行ってみました。
 今年は、協立病院の方は使わず、同病院駐車場と、病院向かいのクリニックを会場としておこなわれていましたが、例年通り沢山の組合員・住民の皆さんが集まっていました。

 鶴岡田川地域全域からの農林水産物の販売や、歌や踊りなどがたくさん演じられましたが、子どもたちやフィットネス「Vivi」の会員の皆さんを中心にしたダンスなど、一昔前とは随分違って若々しさが感じられるものとなっていました。
 

 私は、クリニックでおこなわれていた「体力テスト」をやってみました。5点満点とすると、
  握 力4 50kgはあったものが、かなり落ちたのにはガックリ。
  腹 筋4 上体起こし30秒で27回はまあまあ。
  柔軟性5 こんなもんです。
  平衡感覚=閉眼片足立ち4 
         ちょっと低下を感じました。「バランス感覚が悪い」というのは、政治家としては聞こえが良くないか?

 ということで、全体の評価は4でした。
 握力以外の筋力の指標である背筋力や、反復横跳びなどの敏捷性の項目も入っていれば、全体評価も5だと思うのですが、いずれにしても経年的に低下していることは明確ですので、言い訳しないで体力の維持・向上に努力しようと思いました。


 この日は、鶴岡市がおこなった「健康のつどい」にも行きました。血流チェック、血管チェック、体脂肪・筋肉量・水分量チェックなどの他、陸上競技場で面白そうな「ニュースポーツ」をやっていましたが、体力テストで時間と体力を使い果たしてしまいましたのでチャレンジできませんデシタ。

ティーバッティング

 体力づくりもさることながら、不健康な生活習慣を改めることの必要性をヒシヒシと感じました。


国保大会で青森へ

2008年10月08日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 8日(水)9日(木)第55回国民健康保険東北大会参加のため青森市に行きました。
 国保東北大会に参加するのはこれで3回目ですが、前回、前々回と同様の感想を持ちました。(07年10月25日ブログ)


 大会には、来賓として津島雄次衆議院議員も参加していて、「国会議員を代表して」挨拶を述べていました。
 その中で氏は、「長寿医療制度は、確かに国民に理解されていると言うにはほど遠い」と言いながら、「制度を元に戻したりしたら大変なことになる。7割の人が保険料が元に戻ってしまう。皆さんは理解されていると思うが」などと言っていました。
 
この方が津島氏。困った人だ。

 後期高齢者医療制度に移行したことによって、一定の人が(「7割」だという根拠は厚労省も示していない)保険料が軽減されましたが、それは国民の怒りに押されて「経過措置としての保険料軽減」をとっているからです。
 経過措置期間中にことであり、その後は年々上がっていくことは厚労省も認めています。
 制度を元に戻したとしても、軽減分をそのまま支出すればいいだけのことです。
 来賓には高橋ちづ子衆議院議員(の代理)も出席しているのに、こんな勝手な見解を「国会議員代表」が述べるとはおかしな話しです。
 そもそも、このような国会議員一人だけを「代表」として扱う、主催者の発想が問題です。

 国保大会は今日一日で終わりましたが、日帰りする距離ではないので今日は青森市内に宿泊します。



新鶴岡病院の役割を考える~医療観察病棟とは~

2008年09月05日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 4日(木)夜、「新しい”心の病院づくり”講演会」という学習会に参加しました。
 これは、2012年に移転新築が予定されている県立鶴岡病院の役割を考えることを目的としたもので、私は6月6日に続いて2回目の参加となります。

 今回は、特に「医療観察病棟」についての二つの講演がありました。

  「医療観察病棟の運営と現状について」 
               国立病院機構花巻病院診療部長 中嶋正人氏
  「医療観察病棟の治療と看護について」
                      〃      病院看護師長 佐藤紳一氏

  「医療観察病棟」とは、「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」に基づいて、「重大な他害行為を行ったが、精神障害のために責任を問えない(心神喪失)と判断された人で、裁判官と精神科医による審判によって、入院による専門的な医療が必要と判断された方」が入院する病棟ということです(当日配布された花巻病院の資料から)。

 日本共産党は、政府・与党がこの法案を国会に提出してきたのに対して、2002年5月に医療観察法についての「見解と提案」を発表しています。
 そこでは、「現行の処遇制度は抜本的に見直す必要がある」という見解に立ちながら以下の6つの提案をおこなっています。

 1.逮捕・捜査段階での精神鑑定と治療を充実させる
 2.「入院治療」をふくむ処遇の決定は、裁判所・医師などが関与する「審判」によっておこなう
 3.医療処分の内容と「再犯のおそれ」を適切に判定できるようにする
 4.医療・生活支援、社会復帰促進のための地域ケア体制を確立する
 5.遅れているわが国の精神保健・医療・福祉を抜本的に拡充する
 6.市民の不安を解消する措置を採る

 言い換えれば、政府・与党が成立させた医療観察法は、6つの点で問題のあるものだということです。

 そんなことを頭に置きながら講演を聴きましたが、お二方とも、医療観察病棟に入院する患者さんに最善の医療を提供するために精魂を傾けているということがヒシヒシと伝わってくるお話でした。

 参加されている方も、鶴岡病院関係者の方が多いように見受けられましたが、精神障害者の就労を支援している方、グループホームを運営している方などなど、この問題に高い関心を抱いている方々がほとんどのようで、大変熱気の感じられる学習会でした。

 私は、議会準備で余り寝てなかったところに、冷房の効かない会場であったことが災いし、何カ所か記憶が飛んでしまいました。真剣に参加していたのですがちょっとガッカリです。

 まずその分も、今後一生懸命勉強して挽回したいと思います。
                                               
 

 



 


後期高齢者医療制度に「異議あり」~市民が不服審査請求~

2008年07月09日 | 医療・介護・福祉など社会保障
 9日(水)、鶴岡市役所において、後期高齢者医療制度に対する不服審査請求がおこなわれました。


 これは、鶴岡田川社会保障を良くする会の呼びかけによるもので、被保険者約120名分の請求が、本人・代理人45名によって、山形県後期高齢者医療広域連合の窓口となる鶴岡市国保年金課に提出されました。

 私は集合時間の午前10時に役所に行き、行動の様子を視察しましたが、こんなに沢山の「普通の高齢者」の方々が、既に実施された国の制度に異議申し立てをする姿を目の当たりにして、この制度への怒りが広く深く進行していることを改めて実感しました。


 知人のSさん(76才。娘さん夫婦・お孫さんと同居。友人も多い、ほがらかなおじいちゃんです。)は、「75才という年齢で差別されたことに憤りを感じる。年金の少ない人など生存権を脅かされる」と、憤っていました。

 当日は、民報各社と荘内日報が取材(NHKと他紙はどうしたんですかネエ)し、夕方のテレビで一斉に報道されました。

 鶴岡市議会で、この制度について実施前から取り上げてきた者として、廃止するまで頑張ろうという決意を新たにしました。 



国保税また引き上げ

2008年06月27日 | 医療・介護・福祉など社会保障
 鶴岡市議会6月定例会最終日の27日、20年度補正予算案3件と条例改正など25議案が可決されました。
 日本共産党市議団は、65才以上の市民税を年金から天引きする制度の導入と、国保税の課税限度額引き上げに反対しました。
 私は、国保税引き上げに反対討論をおこないました。
 短いので全文を掲載します。

 82号、国民健康保険税条例の一部改正案について反対の討論をおこないます。
 今回の改正案は、地方税法等の一部改正に合わせておこなうというものですが、国保財政の困難を被保険者の負担に転嫁するという方向の一環であります。
 二項目目の緩和措置については、大問題の後期高齢者医療制度を前提とした物で内容も不十分なものですが反対するものではありません。
 一項目目についてですが、課税限度額を現行の基礎課税額と介護納付金課税額合わせて65万円から、これに後期高齢者支援金等課税額を合わせて68万円に引き上げるもので、これによる市国保財政への影響は無いということであります。

 今回の改正で税額が引き上げられる世帯は、国保の中では相対的に所得が高い層ではありますが、所得に占める保険料率は、組合健保で5.1%、政管健保で7.4%であるのに対し、国保では11.6%とそもそも国保の負担は余りにも重すぎるものとなっており、市の滞納分析によっても、最も所得の高い層でも保険税の滞納は年に数十件発生しています。

 今、本市国保の状況も深刻であります。合併後の国保税引き上げと、この間の高齢者大増税・庶民大増税の中で滞納が増え、資格証明書(医療費一旦全額払い)が20~30件、短期証(有効期間3ヶ月)の発行は一千件にも及んでいます。
 これらの世帯は保険税の納付もままならない世帯であり、全国では受診の手控えから手遅れとなる死亡事例が報告されていますが、本市ではその実情は把握されていません。

 また、財源留保額(「蓄え」ですね)が約16億にも達していますが、税の引き上げが淡々と進められています。
 そもそも国保財政の困難は、国庫負担の大幅な削減を原因にするものであり、医療・社会保障を切り捨てる国の政策を根本から改めさせていくことが必要です。
 本市国保においては、国の制度改悪を批判的に検討するともに、深刻な加入者の状況を十分に把握し、過酷な負担を抑えるために力を尽くすことが必要であります。
 今回の提案はそういう姿勢のものとは受け止められませんので反対します。

後期高齢者医療制度、市民の声を受け止めよ

2008年06月26日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 26日(木)の本会議で「後期高齢者医療制度の見直しに関する意見書の提出を求める請願」の討論・採決がおこなわれました。

 山形県社会保障推進協議会から提出されたこの請願は、後期高齢者医療制度の根本的な見直しを求めるものであり、廃止をめざす私たち日本共産党の立場からも賛成できるものでしたので、私が賛成討論をおこないました。

 最初に草島進一議員が賛成討論、新政クラブの今野良和議員が反対討論、その次に私が賛成討論、反対討論は無くて、最後に黎明公明の中沢洋議員が賛成討論をおこないました。
 新政クラブの反対討論は、「後期高齢者医療制度は必要な制度だ。この請願は制度廃止を求めているようなので賛成できない」などというもので、多くの市民の怒りにも関わらず、制度維持に固執するものでした。

 採決では、日本共産党の3人、草島議員、中沢議員、連合3人中2人(1人棄権)の賛成少数で否決されました。
 黎明公明(5人)中4人は反対しましたが、中沢議員1人だけ賛成に回りました。
 政党・会派の都合より市民の実情を考えた、思いあまっての行動と思いましたが、制度賛成勢力の矛盾の噴出でもあります。

 私の討論の要旨をご紹介します。

 制度の問題点
 第一、医療費削減を目的として、75才という年齢で差別する。
 他の医療保険とは別枠で重い保険料を課して年金天引きで徴収、払えなければ保険証取り上げ。安上がり診療報酬など、生存権に関わる差別。そして2015年で2兆円、17年後の2025年で5兆円の医療費を削減。
 第二、制度が続けばつづくほど負担が増える。
 後期高齢者診療料、後期高齢者退院調整加算などの診療報酬は、現時点では医療機関が選択しなければ従来通りだが、今後、さじ加減を変えれば「効果」。
 また、後期高齢者の人数が増える毎に、医療費が増える毎に保険料が上がる仕組みで、保険料は2025年には2.2倍にもなると厚労省自身予測。
 第三、すべての世代に負担を押しつける。
 制度の導入の口実に「現役世代の負担を減らす」「世代間の公平を図る」。だが実際は現役世代にも負担増。
 今年度は前年度比で組合健保4300億円、政管健保1500億円、共済組合保険1100億円も負担増。
 四月以降「保険料率を引き上げる」組合が約一割、百四十一組合。
 また、特定健診・特定保健指導開始、健診受診率やMSの改善状況で、現役世代にペナルティー。
制度の正当化を斬る
 ①「75才以上の方々の保険料負担が減る」という主張
 厚労省の調査結果で「全国平均で69%の世帯で保険料が減少」。しかし負担増になる世帯構成を除外したもの。
 本市では、「国保から後期に移行する世帯の91%が保険料が減少」という試算。しかしこれも、加入者の4分の1を占める健保・共済組合からの移行者を除いたもので、当面の軽減措置を含んでのもの。
 何よりも今後、2025年度には保険料が2.2倍にも上がるという見通し。2年に1度の見直しの度に14%も増加していくということ。
 軽減措置が無くなった時、2年後の最初の見直しの時には、大半が負担増ではないか。
 市当局の答弁で、「説明すれば市民はこの制度を歓迎する」などという説明があったが、今後の見通しも含めて市民に正しく説明しているのか。
 ②政府与党の「見直し」策
 「見直し」策は、均等割の軽減率を七割から九割に引き上げること、所得割を50%程度軽減すること、08年度に限ってそれぞれの軽減を拡大すること、年金天引きを一部見直しすることなど。
 軽減の対象者は、合わせても75才以上被保険者の三割以下。「天引き見直し」も納められなくて困っている人は対象にならないもの。
 このような見直しは、制度の本質を何ら変えるものではない。
 ③「医療保険制度、特に国保制度が破綻する」という主張
 確かに国保では、重い国保税に耐えかねて滞納が増大、しかしそれは、国が国保への国庫負担を大幅に削減したことが原因。
 75才以上というもっともハイリスクの方々を抜き出して制度を創設し、それに対する国庫負担をさらに削減するということでは、国保制度以上の矛盾が吹き出すことは明白。
 国の負担が減って医療保険制度の形があっても。医療費が払えずに病院にかかれない人が増えては「制度が将来にわたって維持される」などとは言わない。
高齢者の医療保障は政治の責任
 今年75歳となる1933年生まれは、戦時下の厳しい生活を体験し、十二歳で敗戦を迎えた。肉親を失った方も多い。
 戦後は、自らと家族の生活を支えて世界で最も勤勉に働き、日本社会の復興を担ってきた。1961年、28歳の時に国民皆保険制度が確立され、73年、40歳の時には老人医療費が無料化。現役時代にまさに高齢者の医療にしっかり貢献し、国民皆保険をも支えてきた方々。2025年に75才になる団塊の世代の方々も同じ。
 この方々がもう働けなくなって、医療費もかかるようになった時に、「公平に負担せよ」などと重い負担を押しつけることが許されるものか。それは政治の責任放棄。

無駄遣いやめて医療にお金を

 日本は世界第二の経済大国であるにも関わらず、国内総生産に占める社会保障給付費の割合では世界の後進国、スウェーデンの3分の1、ドイツの半分以下。
 一方で、軍事費が5兆円、道路財源が5兆円、公共事業費はサミット6カ国の分を全部足したものを一国で上回る公共事業費大国。

 多くの国民がこうしたゆがみを見抜いているからこそ、後期高齢者医療制度への怒りが湧き起こっている。
 なお、明日全会一致で提出が予定されている、「後期高齢者医療制度見直しを求める意見書」についてだが、私共は、後期高齢者医療制度は廃止するしかないものと考えるが、廃止までの措置として、国民の利益になることには賛成するという立場であることをこの際申し述べておく。
 以上、賛成討論とする。

 市民のこれだけの怒りの広がりにも関わらず、鶴岡市議会では制度に賛成する議員が多いことにはあきれてしまいます。市民の皆さんの批判の高まりは必至です。



 


介護・福祉を「続けられる仕事」に

2008年04月17日 | 医療・介護・福祉など社会保障
 日本医労連がおこなった「介護・福祉労働者の実態調査」の中間報告が発表されました。41都府県・6822人から回答が寄せられ、厚生労働省などの調査よりさらに実態に迫った有力な調査です。

 日本医労連はその特徴を次のようにまとめています。

 1)健康を崩しながら働いている。
 2)労働基準法違反が常態化している。
 3)生活していけない低賃金。
 4)人手不足。
 5)国庫負担や介護報酬の引き上げが必要。

(詳細は、http://www.irouren.or.jp/jp/html/menu16/2008/pdf/kaigo-chousa-tyukan-houkoku080414.pdf )

 私が知る、鶴岡の実情も、まさにその通りのものです。
 「監督署に提出する書類の改ざん」「20人程度の職場で毎年10人入退職」「経営の仕方に意見を言ったら、訪問介護の仕事を回してくれなくなった」などなど、目を覆うばかりです。

 しかしそういう中でも、多くの良心的な介護事業者の努力と、介護労働者の献身によって介護が守られています。

 そういう努力に光を当てる行政をつくっていかなければなりません。
  
 


保健福祉センター建設計画

2008年04月12日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 昨日は、総合保健福祉センターの建設構想について、厚生文教常任委員に対する説明がおこなわれています。

 私は、

①現在、銀座通りにある(年間1千万円余り払って借りている)地域包括支援センターの機能を入れる考えは無いのか
②周辺の景観は、市民がワークショップなど重ねて検討してきている。そことの協議はまとまっているのか
③第三学区コミュニティーセンターとの合築とのことだが、当然、『敷地内全面禁煙』となるのか

 など質問しました。答弁は、

 ①考えていない。
 ②都市計画課の方で、当然そのように進めているものと考えている。
 ③コミセンの方には、喫煙室がある。

 ということでした。
 ①の点は、もともと判っていたことですが、問題です。
 ②「縦割り行政」の問題点が現れたという感じです。
 ③関係ない施設を一緒に建てるということから、色々問題が出てくるものと思います。


 今回は、途中経過の報告のような場でしたので、質問もこの程度にしました。
 10億円近いお金を投入する施設として、ふさわしい役割を果たすようにさせるには、議会としての十分なチェックが必要です。

 


荘内看護専門学校卒業式~手から手へ~

2008年03月03日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 荘内看護専門学校の卒業式に来賓として参加しました。
 この学校の行事には、入学式、戴帽式、卒業式と年3回参加させて頂きますが、05年11月に議員になってからですから、卒業式はこれで3回目になります。
 それぞれの行事が意義深いものですが、やはり卒業式は格別です。

 高校生活を終えてすぐに、人の命を預かる医療の現場に直面した、極めて厳しい経験を3年間積んで迎えた卒業です。
 21才になる若者たちの多くは、それぞれの苦労を重ねているであろうとは思うものの、彼女ら(彼氏1名)の3年間は、めったにないものであったと言えるのではないかと思います。

 その苦労を乗り越えて来られたのも、支えてくれた先生方、そして支え合ってきた「仲間」があってこそだったということが、卒業生代表の挨拶の中で語られました。
 語る人も涙、聞いている先生方、後輩、保護者、そして来賓も涙を禁じ得ない、感動の式でした。


 ところで、卒業式では、学校長である荘内病院院長から修了証書が手渡される訳ですが、院長は、名前を読み上げて手渡した後に、「おめでとう」と言いながら一人一人と握手をします。
 
 学生達が学校長をどう思っているのかはわかりませんが、もちろん先生方の代表です。その人が握手をするという行為には、「私は指導者・管理者であるけども、同時に、これからあなたがたと一緒に医療をおこなう仲間の一人だ」という思想が現れているように感じられます。
 学生達も、緊張して修了証書を受け取った後、「握手」の時には、例外無く、にっこりとほほえんでいました。

 医療は、対等な関係であるチームでおこなわれなければ、良いものにはならないと考えていますので、この式の、院長のこの行為には、私の思想に繋がるものがあるように思われ(市立病院管理者としての院長の評価とは無関係に)好感を持っているところです。

 ともあれ、卒業を迎えた学生達が、地域医療の担い手として、やりがいのある生活を送っていくことを心から願います。