歌仙「虹立ちぬ」の巻
起首2004/11/30
満尾2005/01/16
オ発句 虹立ちぬ航空便の着きしとき shizuka
脇 まだ見ぬ土地の夏便り来る seisei
三 名峰の水面に揺るる影ありて shizuka
四 瑠璃の杯骨董通り 〃
五 月今宵迎えの使者に泣く翁 〃
折端 地芝居小屋の幟はためき 〃
ウ折立 長き夜シェークスピアに浸り込む 〃
二 キューピットの矢既に放たれ 〃
三 偽りの愛想尽かしで幕を引き 〃
四 最終便に駆け込み乗車 〃
五 朝もやの浜大漁の声高く 〃
六 男勝りのおかみ切り盛り 〃
七 月明かり娘婿来て薩摩汁 〃
八 被災の村に寒椿咲く 〃
九 ゆうゆうと景勝作り中津川 〃
十 銘酒の香りほろ酔い気分 〃
十一 人波も消えて妖しき花篝 〃
折端 民話の里に春雷走る 〃
ナオ折 野に出でて深呼吸せり百千鳥 〃
二 藍染の糸つむぐ機音 〃
三 元結を切って背広を着る人に 〃
四 白きうなじの舞妓がおどる 〃
五 旅先で流しそうめん岩清水 〃
六 親子の輪あり線香花火 〃
七 打ち上げのロケット宙を突き抜けて 〃
八 「友達からね」携帯メール 〃
九 紅潮し「これ」と差し出す手に指輪 〃
十 湖畔詩人を気取ってみたり 〃
十一 白き月森の魔物を呼び覚ます 〃
折端 秋蚕ガサガサ明け烏鳴く 〃
ナウ折立 写経する窓より見ゆる夕紅葉 〃
二 ヨガの鍛練日課となりて 〃
三 還暦にヒマラヤ目指す猛者おり 〃
四 早緑月に初孫の声 〃
五 花ごろも娘三代彩りて 〃
挙句 野点の席に胡蝶連れ舞う 〃
(留書き)
2004.11.30付 連絡メールに付けた句にseisei様より
返信に付け句を頂き、後にそれに続けて歌仙として
巻き始め独吟のひと巻になったもの。2005.1.16 shizuka
起首2004/11/30
満尾2005/01/16
オ発句 虹立ちぬ航空便の着きしとき shizuka
脇 まだ見ぬ土地の夏便り来る seisei
三 名峰の水面に揺るる影ありて shizuka
四 瑠璃の杯骨董通り 〃
五 月今宵迎えの使者に泣く翁 〃
折端 地芝居小屋の幟はためき 〃
ウ折立 長き夜シェークスピアに浸り込む 〃
二 キューピットの矢既に放たれ 〃
三 偽りの愛想尽かしで幕を引き 〃
四 最終便に駆け込み乗車 〃
五 朝もやの浜大漁の声高く 〃
六 男勝りのおかみ切り盛り 〃
七 月明かり娘婿来て薩摩汁 〃
八 被災の村に寒椿咲く 〃
九 ゆうゆうと景勝作り中津川 〃
十 銘酒の香りほろ酔い気分 〃
十一 人波も消えて妖しき花篝 〃
折端 民話の里に春雷走る 〃
ナオ折 野に出でて深呼吸せり百千鳥 〃
二 藍染の糸つむぐ機音 〃
三 元結を切って背広を着る人に 〃
四 白きうなじの舞妓がおどる 〃
五 旅先で流しそうめん岩清水 〃
六 親子の輪あり線香花火 〃
七 打ち上げのロケット宙を突き抜けて 〃
八 「友達からね」携帯メール 〃
九 紅潮し「これ」と差し出す手に指輪 〃
十 湖畔詩人を気取ってみたり 〃
十一 白き月森の魔物を呼び覚ます 〃
折端 秋蚕ガサガサ明け烏鳴く 〃
ナウ折立 写経する窓より見ゆる夕紅葉 〃
二 ヨガの鍛練日課となりて 〃
三 還暦にヒマラヤ目指す猛者おり 〃
四 早緑月に初孫の声 〃
五 花ごろも娘三代彩りて 〃
挙句 野点の席に胡蝶連れ舞う 〃
(留書き)
2004.11.30付 連絡メールに付けた句にseisei様より
返信に付け句を頂き、後にそれに続けて歌仙として
巻き始め独吟のひと巻になったもの。2005.1.16 shizuka