「一茶撰集」等における短句(七七句)
〔『たびしうゐ』〕:寛政七年(一七九五)・一茶撰
(「月うつる」の巻)
1 風こゝちよき入梅晴(つゆばれ)の道
○ 久しぶりの梅雨晴れで、この旅路は大変に心地良い。(この連句は「芭蕉堂之会」という前書 き . . . 本文を読む
蕪村や一茶の研究家として名高い丸山一彦先生を偲ぶ会がこの五月十六日に開かれた。いかにも、先生の偲ぶ会らしく、内輪の簡素の中にも気品の高いものであった。つい先日まで病床のお見舞いを兼ねながら、連句を巻きたいというご要望もあり、その連句を巻いている最中でのご逝去であった。先生のご意志を継いで、中田亮先生を中心としての「下野俳諧研究会」、そして、成島行雄先生を中心としての「しもつけ連句会」と、先生の播か . . . 本文を読む