BLOG夜半亭

「HP夜半亭」などのトピックス的記事

俳諧 桃桜(巴人撰)その一

2005-09-29 14:02:12 | 下野俳諧研究会
芝光興行                               一  今もその彼岸桜はしだれたり          芝光 春(彼岸桜)。○ 彼岸桜=桜の一種で春の彼岸の頃花の開くもの。○ しだれ=枝垂れで、下に垂れていること。◎ 春分の彼岸の頃咲くその彼岸桜は、今も、かっての在りしままに、枝垂れ咲いているの意。「今も」には其角師匠が在世の頃のままに、その俳風が影響力を及ぼしているの意も込 . . . 本文を読む

『卯花千句(巴人撰)』の構成など

2005-09-05 23:42:52 | 下野俳諧研究会
『卯花千句(巴人撰)』の構成など 『卯花千句』の構成は、「序」・「卯花千句書抜」(第一~第十及び竟宴)・「千句発句」(発句順に十句)・「竟宴二百員」(撰者・巴人の発句二句)・「跋」という内容となっている。すなわち、「卯の花」に関連する発句十句に対して、それぞれ百韻を巻くという、いわば、「百韻・十巻」の千句興行に、さらに、興のおもむくままに、巴人の発句で、百韻・二巻を巻いたということなる。 そして . . . 本文を読む

松井田三吟関連(儘田千之のこと)

2005-09-05 23:17:08 | 下野俳諧研究会
松井田三吟関連 ☆ 千之のこと。(「儘田千之」のこと)。 『民家童蒙解』の序文 「堯民先生、門人の懇願に応じて、日比演説せられたる事を、自ら書して儘田千之にあたふ、千之が曰、此書他見せざらしむといへ共、足下に於て縁あるを以、見せしむる事を私すと、予この書を袖裏にし、よりより灯火に紐とき見るに、さらに秘すべきに非ず、其要たる事、人倫を正し、天理を明らかにす、皆古の聖賢の語によって発明して、門 . . . 本文を読む