前衛派の旗手たち(その十二)より
「 スキャンダリズムの効用(扇田昭彦稿)」(「国文学」昭和五一・一)で、寺山修司について、次のように記述している。
・・・常識的な区分から考えてみても、「寺山修司とはいったい何者なのか?」という単純な問いの前に、私たちはほとんど絶句せざるをえない。職業ジャンルの上からいえば、彼はまず俳人であり、歌人であり、詩人であり、小説家であり、エッセイストである。さら . . . 本文を読む
前衛派の旗手たち(その五)より
一巡して、再び、克衛とも思ったが、二巡目のトップは、修司でいくこととする。まず、ここで、一九五四年、修司、十八歳のときに、第二回短歌研究新人賞を受賞したところの、「チエホフ祭」を見てみたい(下記の○印。これは、下記のアドレスによっている)。
http://www.d9.dion.ne.jp/~sachiee/
これらの作品を、『寺山修司全歌集』(一九八二年 . . . 本文を読む
前衛派の旗手たち(その四)より
「寺山修司の俳句」については、下記のアドレスで簡単な鑑賞を試みた。
http://yahantei.blogspot.com/2006/06/blog-post_26.html
そこで、その最後の鑑賞あたりに次のようことを記した。
○ もしジャズが止めば凧ばかりの夜
(「氷海」昭和二十七年七月号・秋元不死男選)
(選後雑感)寺山君の . . . 本文を読む