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年尾の俳句(その一)
一 秋の蚊の灯より下り来し軽さかな (大正七年・十八歳)
二 遠き家の氷柱落ちたる光かな (大正九年・二十歳)
三 肩より足へ単衣の縞や走るよし (大正十年・二十一歳)
四 暑き町を流れゐて夜の人通り (同上)
五 解け初めて雪の表や沈みゆく (大正十二年・二十三歳)
一 秋の蚊の灯より下り来し軽さかな (大正七年・十八歳)
二 遠き家の氷柱落ちたる光かな (大正九年・二十歳)
三 肩より足へ単衣の縞や走るよし (大正十年・二十一歳)
四 暑き町を流れゐて夜の人通り (同上)
五 解け初めて雪の表や沈みゆく (大正十二年・二十三歳)