年尾の俳句(その三)
十一 のびきりし鴨の首かな水をたつ (昭和十一年・三十六歳)
十二 そぞろ来て夜の梅林を抜けんとす (同上)
十三 一つ長き夜の藤房をまのあたり (同上)
十四 大原は時雨れつつ月出づるかな (昭和十二年・三十七歳)
十五 わが船の水尾に傾き日覆舟 (同上)
十一 のびきりし鴨の首かな水をたつ (昭和十一年・三十六歳)
十二 そぞろ来て夜の梅林を抜けんとす (同上)
十三 一つ長き夜の藤房をまのあたり (同上)
十四 大原は時雨れつつ月出づるかな (昭和十二年・三十七歳)
十五 わが船の水尾に傾き日覆舟 (同上)