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復本一郎著『俳句源流考』のレビュー評

2004-09-27 01:00:22 | 夜半亭レポート
ネットの図書販売の大手の「アマゾン」グループのものは大変便利である。このところ、本屋さんに行くよりも、ほとんど、ここでのネットを通して、usedのものがあれば、安く購入もできる。今回、愛媛新聞社が出した、タイトルの著書に接して、大変に感銘を受けたので、そのレビュー評を出していたら下記のように登載されていた。なお、ホームページ「夜半亭レポート」にそのうちの「千那伝『鳳鳴断』」をPDF編集で登載した。これは「連句」の式目(ルール)を知る上で非常に参考になる。

http://yahantei.hp.infoseek.co.jp/page2.htm

『俳句源流考』考, 2004/09/14
レビュアー: 南郷庵   栃木県 Japan
超豪華(八○八頁の大著)・超充実(二十八篇の俳諧研究論)の著者としても畢生の著書の一冊であろう。では、俳諧(連句・俳句・川柳)の研究家だけが対象としての著書かというと、そうではなく、本文(新仮名遣い)・翻刻文(旧仮名遣い・句読点・濁点あり)の全文にルビなどがふってあり、ひろく俳諧愛好者・一般読者にも取り付き易いものとなっている。「初出時の校正ミス、翻刻ミス等は、本書において正してある」と、今後の著者の数多い著書の中でも中核となるものであり、とにもかくにも圧倒された。また、その翻刻された江戸時代の俳書などが、著者の架蔵本であり、著者の並々ならぬ思い入れが強く感じられる一冊である。活字図書と電子図書が並存しつつある今日、活字図書はかくあるべしもといえる、近来にない活字図書の金字塔でもある。
『俳句源流考』

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