生協管理職労組いずみの掲示板は民主主義違反

数々の欺瞞、管理人のなりすまし、謎の掲示板「生協管理職労組いずみ掲示板」の考察

「掲示板」の末路と「管理職労組」の岐路 (5)

2007年06月05日 21時55分15秒 | Weblog
 前回に続いて、「みなとさん」隠しについて検討をすすめます。すなわち、管理職労組前書記長U氏が2ちゃんねるで様々に熱弁をふるいながら、「みなとさん」の問題についてはあえて触れようとしない、より正確に言えば論点をそらそうとしているとしか考えられないと言う問題です。

注)「みなとさん」というのは、「管理職労組」の「破廉恥掲示板」を管理人として支配していた「みなと出版二十二」(所在地は神戸市長田区)に所属する人物(おそらく出版社の代表者と思われます)のことを言います。これまで、私は「管理人氏」という名称を使用していましたが、この間「みなとさん」や「管理職労組」前書記長のU氏等が「『みなと出版二十二』と管理職労組との関係を隠そうと必死になっているように思われる」ことから、このブログでは「みなとさん」と呼ぶことで、この名前が忘れられることのないようにしたいと思います。

 U氏は、5月17日に2ちゃんねるに登場し、「告発者の一人で一年前に退職したU本人である」と名乗って、「私に聞きたいことがあったら遠慮なく…なんでもお答えします」と表明しました。話題になっている人物本人が登場し「なんでもお答えする」というのは、私が知る限り珍しいケースです。

 多くの質問が寄せられ、U氏はそれに答えて熱弁をふるっているのですが、そのやり取りをよく見ると、U氏の「答弁」にはある傾向が見て取れます。2ちゃんねるでの質問には「番号」が付与されていましたので、その番号を拝借して、質問と回答のポイントを見てみます。

【 「大阪のやっさん」を知らないはずがない 】
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【質問1】
管理職労組いずみ掲示板にて、「プラットさん」による「大阪のやっさん」の投稿の盗作が原因で管理職労組掲示板では、数人の多重ハンドルによる成りすまし投稿が 横行しているのが発覚した。U氏はこの経過はご存知だったのか。
また、ご存知であれば、管理人も含めた管理職労組関係者の多重ハンドル成りすましによる自作自演、議論の誘導について、どうお感じになっていたか。

【回答1】
私はハンドルネームの人が誰か?ということは全く知らない。 また「これは誰?あんたか?」なんてことも聞いたこともない。 あなたは「管理職メンバーによる…」と断言しているが、管理職労組のメンバーの振りをして混乱を持ち込んでいる 可能性も否定できないのではないか?問題は「多重ハンドル」 使用で「どんな困った事が起きたのか?」ということだと思う。
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 まず、U氏の「ハンドルネームの人が誰か?ということは全く知らない」という主張は成り立ちません。U氏自身が「河内のおっさん」というハンドルネームを多重使用していたことは前々回の論考で紹介しましたが、その投稿の内容は「大阪のやっさん」への激励だったのです。(2004年9月14日及び10月31日)

 「大阪のやっさん」は、(「河内のおっさん」の投稿の直前…9月頃でしょうか)管理職労組として要求書を出して待遇改善が実現した旨を掲示板に投稿しています。当時の管理職労組書記長・U氏が「大阪のやっさん」を知らないはずはありません。また、前々回の論考で、私は、「大阪のやっさん」系列(ハンドルネームの多重使用)だけで2004~2005年の掲示板全投稿数の4割を占めていることを示しましたが、「大阪のやっさん」氏と「プラット」氏の使い分けはほぼ2:1になっており、「プラット」氏も投稿数40件、全投稿の一割強を占めている「常連投稿者」なのです。

 管理職労組として要求書を提出した「大阪のやっさん」(しかも掲示板最多投稿者)が「プラット」氏という常連投稿者にも「成りすまし」ており、この「両名」の投稿だけで2004~2005年の総投稿数の4割強を占める…このことは、掲示板だけでなく管理職労組にとっても重大問題でしょう。仮にU氏が言うように「管理職労組のメンバーの振りをして混乱を持ち込んでいる可能性」があるなら、それこそ「プラット」氏が多数投稿している2004~2005年当時の責任者であるU氏が率先して、その調査に当たるべきでしょう。

【 掲示板を揺るがした大騒動について何故一言も触れないのか 】

 U氏の言明によれば、U氏は「反骨精神」(じつは「大阪のやっさん」系列)による「部内報・理事長文章」に関わる投稿(2006年3月17日)を読んでいるとのことですが、まさにその直前に、「大阪のやっさん」氏と「プラット」氏が同一人物ではないかと言うことをめぐって、掲示板は大変な議論になっていたのです。問題の発端は1月30日でしたが、それからの二ヶ月間で、直接二人の関係に関わる投稿だけで30件近くになります。

 このような事態の推移に対して、当時の書記長として事態に責任を負っているU氏が「これは誰、あんたか」と言うことを「確認もしなかった」とすれば、それは「聞くまでも無く事の真相が分かっていた」ので「確認する必要が無かった」としか考えられません。これらの事実認識に対する論評を回避するためにU氏は、「U氏はこの経過はご存知だったのか」という経過に対する認識を問う質問を投稿者に対する認識に「すり替え」ています。(しかも、その回答が虚偽としか考えられないということは前述のとおりです)

 問題の「回避」や「すり替え」はこれだけではありません。
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【 質問2 】
管理職労組いずみ掲示板に、06年3月に「反骨精神」氏の書き込み( 部内報に靖国神社の菊の紋と理事長の写真が掲載されている。この行為は「9条の会」と相反すると思う…というもの。なお、記事内容の紹介もない一方的な非難であり、理事長の写真というのは誤りであった : 一生協人注)
以降、誹謗中傷だという論争が始まり混乱を深めていくわけだが、 U氏はこの経過はご存知だったのか。 ご存知であれば、この「反骨精神」氏の主張についてどう思われるか。

【 回答2 】

反骨精神氏の書き込み内容はなんとか覚えている。 E理事長には批判的な意見を持ってはいるが、E理事長が 「反戦・平和主義者」だということは確信しているので、あの書き込みは「短絡的やな…」と思った。 でも部内報を読んだ職員の意見だから「嘘」や「デマ」でもない。 大いに反論書き込みして、反骨精神氏の見方が間違っていることを指摘 すればいいのであって「誹謗中傷」とは本質がちがうと思う。
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 ここでも、U氏は問題の経過に対する認識についての回答を避けています。掲示板では、その後、多くの参加者から「大いに反論書き込み」が行われ、最終的には投稿者本人から「浅はかさをご容赦ください」(3月26日付け投稿)という自己批判投稿も行われています。そして、掲示板では、このような「誹謗中傷とも取れる投稿の再発を防止するための管理」を求める投稿が増加する中で、「みなとさん」が「私も組合員」「気づいた人」等々に成りすまして、投稿者に対する誹謗中傷を開始したのです。

 これは、反骨精神氏の投稿から一ヶ月足らずの間に起こったことであり、反骨精神氏の投稿内容を「何とか覚えている」U氏が「この経過をご存知」無いはずがないのです。


【 U氏が一貫して「避けて」いること 】

 仮にU氏が、反骨精神氏の投稿内容及びその後の経過について、記憶が定かでなかったとしたら、他でもない「かつては自分が責任者の一人であったホームページ」での出来事ですから、内容を確認すればすむことです。そして、内容を確認しようとしたら、そこにあるのは「只今、当掲示板は休止しております」という表記と「踊るトナカイ」と、ですから、U氏としては「みなとさん」に何があったのかを問い合わせることになるでしょう。U氏は話がそこに行くことを回避しようとしているのです。

 例えば、U氏は以下の質問(5/19付け。2ちゃんねるでは質問9ということになっている)への回答をいまだに行っていません。

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では、なぜみなとさんはネット掲示板のマナーを犯し、 自分で宣言した固定ハンドルで、というルールまでも犯し、 多重ハンドルを使ったのか?目的は何か? この点について、みなとさんは黙して語らず。語れないのだと思う。 U氏はみなとさんとも実社会で簡単に連絡が取れると思う。 みなとさんが多重ハンドルを使った理由を聞いていただけないか? よければ、その話の結果を教えてほしい。
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 U氏自身が明言したように、「みなとさん」の役割が単なる実務・運営の管理者であるなら、2004年~2005年の「やっさん」「ぷらっと」氏の成りすまし問題等についても、最大の責任者はU氏であるはずなので、「理由を聞いていただけないか」ではなく、U氏には調査責任・是正責任があります。「知らなかった」ですむ話ではありません。

 ところで、U氏は本当に知らなかったのでしょうか?

 U氏は、自己に対する「ひどい書き込み」への抗議投稿から2ちゃんねるに登場しましたが、例えば当該スレッドで最初にU氏の写真入り情報を紹介している投稿(4月30日付け)前後の投稿を見るだけでも、「みなとさん」による言論統制や著作権侵害に対する批判が多数あることはすぐにわかります。

 U氏がこれらに一切気がつかず、従って、昨年の5月4日からの「新しい運営」と称した「言論統制」や「過去の投稿の隠ぺい」も一切知らず、さらに今年の5月5日以降の「踊るトナカイ」も知らないままで、「事前検閲制」や「成りすまし」に対する2ちゃんねるの質問について回答している…こんなことはありえないことでしょう。

 U氏は、これらの事態を認識した上で、議論を展開していると考えるしかないと思います。

【 U氏が意図したことは何だったのか 】

 U氏が登場する直前、2ちゃんねるの議論は「みなとさん」への批判に焦点が移りつつありました。詳細な論評は次回以降に行いますが、例えば、

・かってに「日々パワハラ」等と命名したスレッドを立てて(他人の提案を横取りして)おいて、何ら具体的な事実による批判がない。

・他のスレッドにも「宣伝」を行っていること等から、2ちゃんねるを自分の都合の良いように利用しようとしているのではないか。

・そもそも「管理職労組掲示板」の宣伝を2ちゃんねるに書き込んでおいて、掲示板に投稿したら「事前検閲制」とやらで投稿もされない。これは、投稿・IPを詐取するソーシャルエンジニアリング手法ではないか。

・そのような批判に対して「みなとさん」は勝手に掲示板を休止状態にし、管理職労組ホームページから「みなと出版二十二」へのリンクも消去した。自分が関与した証拠を隠滅しようとしているのではないか。

・そもそもこのような出版社が「○○祭り」等に参加することはいかがなものか …等々

 今回、U氏が2ちゃんねるに登場した目的の一つは、このような「みなとさん」を対象とした議論を「何としてもそらす」ためではないか…これが、この間私が主張している「みなとさん」隠しということです。

(もちろん、U氏が、「平和行進はいずみの売名行為」という卑劣な主張を擁護したり、管理職労組時代には主張していない「一連の不祥事の体質は変わっていない」と主張したりすること、さらには、総代会で組合員自身が決定を下した「ゴルフ会員権問題」について蒸し返しを行うことの背景には、U氏自身の「思い」もあることでしょうが。)

 U氏の「思惑」どおりの推移というべきか、一時期の2ちゃんねるでは、あたかも「新たな不祥事が発覚した」かのような投稿が「多数」(投稿者はU氏を含めて三名程度のようですが)ありました。その後(5月23日以降)U氏名での投稿は姿を消しましたが、数や勢いこそ減少したものの、相変わらず「今回の不祥事について、外部・他生協に説明・謝罪せよ」等という投稿がなされています。

 この話題が続く限りは、2ちゃんねるの議論が「みなとさん」批判にもどることはない…仮にU氏や他の二名の投稿意図がそこにあるなら、それはあまりに甘い期待といわなければなりません。そのことは、もうまもなく事態の進展の中で明らかになることと思います。

【 「管理職労組の責任」なのか 】

 ところで、仮に、U氏の意図が「みなとさん」隠しだと仮定すると、「みなとさん」に対する「厚い友情」とは裏腹に現在の「管理職労組」への「冷たい態度」が顕著です。私は、前回の論考で「みなとさん」が単なる実務運営を委託された人ではありえないこと・当初から管理職労組の重要メンバー然とした振る舞いをしていることを示しました。しかし、そんなことはお構いなしにU氏は「自自由な意見発表の機会、反論の場を、管理人であるみなとさんが奪った」との投稿に対して「『奪った』決定と責任は管理職労組執行部にある。正確・厳正な表現・議論をお願いする」とまで主張しているのです。

 このU氏の発言をどう評価すればよいのでしょうか。また、U氏の言動は、この間の掲示板・ホームページに関わる事態(「みなとさん」による突然の掲示板休止と「みなと出版二十二」との関係の隠ぺい)と関係があるのでしょうか。

 次回の論考では、この問題を取り上げながら、現在の「管理職労組」の問題についても検討を進めたいと思います。