生協管理職労組いずみの掲示板は民主主義違反

数々の欺瞞、管理人のなりすまし、謎の掲示板「生協管理職労組いずみ掲示板」の考察

それで生協が前進するのだろうか

2006年08月31日 22時06分54秒 | Weblog
昨日の「公約(?)」どおり、管理職労組の破廉恥掲示板に投稿された「いつもの奴」氏の文章について考えてみたいと思います。

うろこさんは、昨日のコメントで
>「いつもの奴」氏の主張には、これまでにない特徴が見られます。裁判後のいずみ生協
>の改革を一定評価し、現状でまだ不十分な点を反省し解決せよ、という現実対応路線に
>転換したように見受けられます。

という評価をされています。

確かに、「いつもの奴」氏の文章は、人権侵害投稿者・名無し氏(=A氏及びB氏)や“役員の抹殺”を主張するD氏(=掲示板初心者氏)のような、低劣極まりない悪罵や誹謗中傷ではありません。仮に、「いつもの奴」氏が本心を書いているとするならば、破廉恥掲示板の他の投稿者とは異なって、真面目に生協運動の前進を願う立場からの投稿であるかもしれません。

 ここでは、「いつもの奴」氏が善意の投稿を行っていると仮定して、氏の善意を生かすために何が必要かを検討してみたいと思います。以下「いつもの奴」氏の文章の要約には、便宜上番号をつけて示します。

「事実無根・捏造歪曲では無かった 投稿日: 8月10日(木)」について

1)一連の不祥事に対するいずみ理事会の初動は、告発文書に記述された細かい事柄に対 して「事実ではない。告発者の意図はいずみ生協を乗っ取ろうとすること。事実無根・ 捏造歪曲だ!」と主張し、「施設や会員権などは法的に適切に購入された」「活用のさ れ方も私物化などではない」ということを広報し、告発者は解雇にあたいするとして懲 戒解雇を命ずるというものだった。

2)しかし、長年にわたる裁判の結果は、告発した事実を司法が認め、告発者は職場復  帰。理事会は告発された施設や会員権のほとんどを処分。二度とこのようなことが起こ らないように規則やシステムを改善し原則的に運営していく・・・ということをもたらし た。

 一連の不祥事を反省に基づいて、いずみ市民生協では、「二度とこのようなことが起こらないように規則やシステムを改善し原則的に運営していく」ための改革が行われたのは、「いつもの奴」氏の指摘どおりです。但し、それらの改革が行われたのは「長年にわたる裁判の結果」ではありません。
 
 いずみ市民生協が進めてきた一連の改革は、告発者が「告発」した不祥事を克服するためのものであり、「告発」が結果として改革のきっかけとなったことは事実でしょうが、その後の裁判と改革とは直接的に関係するものではありません。

3)今更と思われるかもしれないが、完璧な組織はない。時代の変化が予測できない時代 に、生協を残していくためには今の体制を維持する事が必要不可欠だと理事会の方々は 信じて粉骨砕身されていると思う。

 これは、ある意味で不思議な文章です。「完璧な組織はない」と言う文言は、どこにつながるのでしょうか。「いずみ理事会は、完璧な組織はないということを認識できていない」と言うことを印象付けたいのでしょうか?

 「今の体制を維持する事が必要不可欠だと理事会の方々は信じて」・・・信じているのは理事会だけではありません。圧倒的多数の総代に信任されたからこそ「今の体制」が継続しています。そして、その背景には、厳しい経済環境のもとでの事業・経営努力が組合員・社会から支持されていることがあるのですが、「そのような事業・経営の執行は多くの職員の団結・奮闘無くしてなしえない」ということを考えるなら、「今の体制」は多くの職員の支持によって支えられているともいえるでしょう。

4)しかし、一連の不祥事の数年前から毎年多くの職員が退職し、国際交流に対する不信 感も組合員の中に生まれていた。「生協だからこそ、そうあってほしくない」という悲 痛な叫びが現場にあった。結果としてその叫びを集団で封殺していた。

 この「しかし」は、「無理やりの『しかし』」です。もっと言えば、「議論をすりかえるための『しかし』」です。何故なら、3)が論及しているのは「今の体制」の話であり、4)の論及は10年以上前の「体制」の下でどのような問題があったか、です。「いつもの奴」氏自らが、2)で、この間いずみ市民生協の運営等が改善されたことを認めているのですから、この場合の「しかし」は無意味です。

5)だからこそ今、生協理事会は事実無根・捏造歪曲と一刀両断に切捨てるのではなく、 現場の職員や組合員の切実な声に耳を傾け、聞き流さずに具体的に解決する姿勢で臨ん でほしい。

 この「だからこそ」も無理やりの「だからこそ」です。

 「だからこそ今、生協理事会は事実無根・捏造歪曲と一刀両断に切捨てるのではなく」・・・生協理事会が、今、切り捨てているというのでしょうか?今になって、現在の理事会が「9年前のあれは事実無根だ」等と主張していると?

 「現場の職員や組合員の切実な声に耳を傾け、聞き流さずに具体的に解決する姿勢」・・・はどんな時にも重要ですが、仮に、「今の体制にこの姿勢が欠けている」としたら、そのことを具体的に指摘するべきであって、「9年前の体制」の行動と関連付けて問題を論じることは、「今何が問題になっているのか」を曖昧にする役割しか果たしません。

 もしかしたら・・・「いつもの奴」氏が、この投稿で言いたかったことは、以下のようなことかもしれません。

a)いずみは一連の不祥事を受けて改革をすすめたが、そのきっかけとなったのは告発者 たち。それなのに、当初は彼らの指摘を事実無根と切り捨てた経過があった。

b)今の体制は、生協を前進させる上で役割を果たし、組合員から信任されている、それ は否定できないが、完璧な組織というものはありえない。現体制も無謬ではない筈だ。

c)かつて、現場の声・組合員の声を封殺した歴史だってあった。

d)だから、いま、管理職労組掲示板で「一連の不祥事」について発言する投稿者につい ても、頭から批判するのではなく、そのような意見がなぜ出されるのかを、しっかりと 受けとめてほしい。

 勿論、これは(思いっきり善意に解釈した)私の勝手な想像にすぎません。

 自分の勝手な想像に対して、自分で批判をするのは無意味ですから、一言だけ論評して終わります。

 仮に「いつもの奴」氏の主張が私の想像のようなものであったとしても、氏は誤っているとしか言えません。

 文章の全経過から、氏は、あの不祥事の当時からいずみに在籍していたようです。ということは、あの問題の解決について、氏にも「相応の責任」があることになります。(これは、デコポン氏とか掲示板初心者氏も同様です)ならば、あれ以降、何がどのように改善され、何が未解決なのか・・・組合員に対する責任、その後いずみに入協した職員たちに対する責任を果たすためにも、問題はそのように立てて、そのように解明されなければならないと思います。

 では、あの管理職労組の破廉恥掲示板で、「いずみ問題」はどのように論じられているでしょうか?例えば、「デコポン」氏の投稿では…

「名無しさんの投稿で気にかかった事があったので昔の資料を見てみた。(97.7.8付けで大阪府指導検査の実地結果について) を読み直すと不適正な会計処理が行われていた等などいいかげんな事ばかりやりたいほうだい。」…等という始末です。

「デコポン」氏は、一連の不祥事から9年経った今になって、上記の事に気がついたとでもいうのでしょうか。仮に、「デコポン」氏の認識はそのレベルであったとしても、いずみ市民生協の役職員・組合員は9年間もその事に気がつかないで、放置していたと言いたいのでしょうか。

 要するに、あの破廉恥掲示板は、役職員・組合員の実践からかけ離れた所で、言葉をもてあそんでいるだけなのです。「酒席の愚痴」のような議論は、何ら問題を解決するものではなく、かえって、真面目な職員・組合員を愚弄し、その心を傷つけるだけのことです。

 「いつもの奴」氏よ、貴方は、みずからの社会的責任に相応しい議論を、相応しい場所で、相応しい人々と、相応しい方法で、されるべきではありませんか。また、貴方の仲間である人々に、そのような議論を呼びかけるべきではありませんか。

 私は、貴方の議論をそのように評価しています。