林檎日記

わたしです

地球

2016-06-26 17:25:58 | 

『太陽と大気の中から諸々の生物を何十億年にわたって産みだし、ついには人類を産みだし、自分の産みだしはぐくんだそいつらに、地表をめちゃめちゃにされながら、なおそれ自体の運命、それ自体の歴史を刻んでゆく、この大きなーしかし宇宙の中の砂粒より小さなー星がある。大陸をつくり、山をつくり、海をたたえ、大気をまとい・・・・氷をいただき、それ自体の中に、まだまだ人間の知らん秘密をたたえた、この地球』

『このあったかい、しめった、凸凹の星を・・・・あんなに冷たい真空の、放射線と虚無の暗黒に満ちた宇宙から、しめっぽい大気でやさしくその肌をまもり、その肌のぬくみでこういった大地や、緑の木々や、虫けらを長い間育ててきた、この何か知らん優しげな星を』

『日本沈没』のなかのセリフの一部です。

地球が愛おしくなって、胸がキュンとしますね。宇宙の中では、本当に小さな存在の、吹けば飛んじゃう地球。だからこそ、より、愛おしく感じるのかもしれません。


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