林檎日記

わたしです

壬生義士伝

2008-02-11 16:44:10 | 
 何にもしらないで借りてきたんですよね。
「浅田次郎がいいなあ」ってのと、「時代小説がいいなあ」とは考えたけど。

 呼んだら新撰組の話じゃないですか。そういわれれば、壬生だもんねえ。さらに、南部藩の武士の話じゃないですか。あれまあ、それは知らなんだ。
 
 『壬生義士伝』は、聞いたことはあったけど、内容は全然知らなかったねえ。映画やドラマにもなったんだね。ちょっと、みたかったわあ。

 よかったなあ。よかったよ。泣けました。私は岩手県民だけど、あまり岩手は好きじゃないやね。まあ、嫌いでもないけど。盛岡もあんまり好きじゃないやね。まあ、嫌いでもないけど。でも、好きでもないよ。
 でも、この小説をよんで、ちょっと、岩手県民であることを誇りに思ったもんね。・・・初めてのことじゃないかと思いますよ。まあ、岩手には宮沢賢治も石川啄木もいるんだけどさあ。

 南部藩のこと、南部の武士のことを、あれだけよく書いてもらえれば、まあ、すきになるやねえ。もう、ちょっと、吉村貫一郎が自分の先生みたいな感覚にまでなったからね。

 「これは、岩手県民として、誇りに思わなければ・・」
なんて思いつつ、
 「でも、一体なにが真実で、どのくらいのことが創作?」
とは気になるじゃないですか。

 さらに、「こんなに誇りに思ってるけど、うち(大船渡)はほんとに南部藩でいんだよね?」という不安も。この疑問はねえ、まだ解消されていないんですけどねえ、岩手県だから、いいよねえ?

 『壬生義士伝』の内容は、ほとんど創作みたいですね。新撰組に南部藩の脱藩者がいて、亡くなる時に「岩手の家族に送って下さい」と、お金を残したことは事実みたいですけど、たしか。あまり、きちんと調べてないし、記憶もあやふやなんだけど。
 なので、南部に、立派な志のお侍さんがいたかどうかは謎。

 でも、この小説の舞台に選ばれたということは、誇りに思っていんだろうなあ、と思うんですよ。『壬生義士伝』をみた人は、知ってるんだもんねえ。

 ま、うちは、南部であったとしても大分はずれなんですけど。



 ああ、私が”新撰組にいる人斬り以蔵”と思っていたのは、斉藤一じゃないかと思われます

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