林檎日記

わたしです

『ノミの反乱』 青島幸男

2009-03-03 01:08:40 | 
専門学校の推薦図書を読書サイクルに取り込むとか言って、がしかし!そうなると、いっこうに読書する気にならず、徒に暇な時間をもてあそぶだけだと分かったので、あきらめて小説を借りてきました。
青島幸男さんの作品を読むのは多分初めてです。…亡くなったんだっけ? 気軽な気分で読み始めたら、社会風刺小説(?)だったので、ちょっと戸惑いました。……政治家だもんね。 書かれたのは30年位前ですが、…世の中って変わらないんだなー。って思ったよ。 強者が好き勝手する点で。強者が強者の為の政治をする、というか。

最終的に暴動を起こすんだけど、暴動では世の中は変わらないんだよね~。って思うよね~。

しかし、

暴動やテロや暴力では、世の中は変わらないと思うけど、

平和的な(話し合いとか)だけでは、世の中は変わらないのかもな~。と、残念ながら、近頃そう思いつつもある。

そうあって欲しくないんだけどさ。全く平和的な手段のみで(愛で)世の中変わって欲しいと思うんだけどさ。それこそが本当の変化であって、暴力や脅しで起こす変化は本当の変化ではないと思うんだけどさ。

『坂本龍馬』を読んだ頃から揺らぎつつある。龍馬は平和主義だったかもしれないけど、同じ時代にあれやこれや暴力沙汰が起きていなければ、革命はならなかったんだよ。龍馬だって、それを見越して、時を選んだだけに過ぎない。少なくとも「脅し」は龍馬の作戦のうちに入っていたと思うよ。

うちはこれだけの兵器を持ってるからな~、攻撃してみろよ~、倍にして返してやる! 的な脅し効果を狙って、未だに核兵器を保有している国がたくさんあるわけでしょ。

そんなんで平和になるわけないじゃん!…って、思うんだけど~……

信頼してるから兵器は持たないですよ~。裏切られたら、仕方ない、滅びます。その位信頼してますよ~。 的な感じからの変化が私にとってとても理想的なんだけど。

でもさぁ、だってさぁ、日本の政治をみているとさぁ、そんな平和的なやり方じゃ、全然びくともしないじゃん。一々国会を通さなきゃいけないのでは、革命も起きようがない。 だれか良識ある方に独裁をして欲しいくらいです。一時的にね。

だからさ、この小説を読んでもね、結局最後は暴力(暴動)かと。やっぱり、そうなのかと。おもったよね。

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