今ごろ求愛？

先日の日曜日はある打ち合わせのため、３時間近くかけて琵琶湖の北部にある湖北野鳥センターへ行ってきました。さすがにこの時期は鳥が少ないのですが、面白いものを見せてもらいました。
変なタイトルでしたが、このちょっと風変わりな鳥のことです。　
カンムリカイツブリという鳥が求愛ダンスをしていました。

本来冬鳥として冬だけ日本くるのですが、この琵琶湖と青森県の一部で繁殖しています。
リンクしたページの一番上の写真（夏羽）を見ていただくと、頭と首に黒っぽいところがありますが、求愛ダンス（ディスプレイ）ではこの部分を逆立ててダンスをします。
下のほうに冬羽の写真がありますが、これは冬の日本でよく見られる姿。

３月末ごろ、越冬地へ帰る前にもいろんなディスプレイをしますが、やはり夏羽でのディスプレイはきれいだし、何より面白い。まさしく冠をかぶっているように大きく頭頂の羽を立てて、首もまるで王様のガウンの立て襟のようです。

でも、今ごろ求愛？　ちょっと遅いな、２度目かな？と思っていたら、その裏にはちょっと悲しい出来事があったのです・・・

先日来の大雨で、琵琶湖の水位は７０ｃｍも増えたとか・・・
その影響で、抱卵中の巣が水没してしまったそうなのです。（野鳥センターの職員さん談）
それでディスプレイをして、もう一度ヒナを・・・と思っていたようですね。けなげ～
他の種類の鳥たちの巣も多くが水につかってしまったそうです。この大雨では、人間だけでなく水辺に住む生き物にも大きな打撃を与えたようですね。


余談ですが
この日、来る途中の松原水泳場で鳥人間コンテストが開催されていました。県道からもおなじみの滑走台はよく見えたのですが、時間がなかったので帰りに見ようかなと思っていたら、終わってしまっていました・・・
いつ放映されるのかな？