店主のだらだら草子

スローライフを目指すi-sumi.com店主の気ままな日記

原生林を歩く 43

2011年10月19日 | 自然
ちょっとアップが遅れましたが、先週の月曜日(体育の日)に、久しぶりに原生林を訪れました。

TOPは朝、途中にある峠からの景色です。
何回かご紹介していますが、今回はまるで墨絵・・・


それにも増して、今回のピカイチはこれ!

長い間、見たいと念願していた夜に光るツキヨタケです。
毎年、この時期にたくさんあるツキヨタケですが、なかなか光るものに出会えませんでした。
今回、念願の割には、実は私は忘れていたのですが(笑)、同行の友人が見つけてくれました。

この画像は、その友人が写してくれたもの。
私も挑戦しましたが、カメラが違うのか腕が違うのか、うまく撮れません。
かなり長いこと露光してたみたいです。(3~4分)


林内は全体に少し色付き始めているようです。
何本かのコハウチワカエデとツタウルシは、早くもきれいな赤い色に染まってました。


コハウチワカエデ

 
ツタウルシ



猛毒のトリカブト(キタヤマブシ)
綺麗な花なんですけどねえ。まだたくさん残ってました。
蜜に毒はないのかもしれませんが、盛んに蜜を求めるクマバチ?がいました。
ん~、これのハチミツはいらんなあ。(笑)



サワフタギの実の青さが美しい!


こちらはタンナサワフタギ
長い間通っていても、この二種の実がたわわなのはあまりありません。




今回残念だったのは、この谷筋で一番大きかったブナが折れてしまった・・・こと。


キノコはいっぱい・・・
名前がよくわかりませんが、画像だけでもお楽しみください。

ハチノスタケ




ツキヨタケ




タヌキノチャブクロ










キララタケ






スッポンタケ




ヤマボウシの実がたくさん成っていました。


ひとついただいたが、結構甘くておいしかったです。


今回も面白いものを見つけました。

粘菌?カビ?


これも粘菌かな?


このタラノキはどっちへ枝を伸ばしたいんだ?
毎回変わる枝の向き。2回直角に曲がった。(笑)


肝心の鳥は、渡りの鳥も含めて24種と少なめでした。夏鳥と冬鳥の端境期です。
峠で、タカの渡りを少しだけ観察しました。
ノスリ、ハチクマ、ツミが一羽ずつ。ちょっと寂しい成果です。
渡りではないけど、クマタカが一羽舞ってくれました。

来月来る頃には、冬鳥も揃っているでしょう。


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この森は、現在このコースからの入林が禁止されています。
私たちは10年あまり前からこの森で野鳥調査をしています。調査ということで入林を許可されていますので、そのついでに、その風景や自然の営みをご紹介しています。

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2 コメント

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久しぶりの原生林ですね ()
2011-10-22 12:43:41
何時見ても素晴らしい風景、トップの写真ほんまに墨絵の感じやねえ。自然のこんな風景を見て、絵心のある人が風景画として描き残してきたがやろうかと思いながら見せて貰いました。

ツキヨタケ、話には聞きますが、見たことは有りません。
深い林の中で、こんな風景を見たら大感激やろうねえ。ツキヨタケも全て発光するとは限らないと言うのは、花に寿命があるように、ツキヨタケも発光する力がある期間は限られているがやろうか?それとも持って生まれたものやろうか?どうせなら光ツキヨタケに生まれたいですよね(笑)

原生林の中ではいろんな動植物が、共生している。毒の強いキノコも、トリカブトも、林の中にのうては(無くては)ならんものやろうかとそんなことを思いながら見せて貰いました。
今度行った時、このタラノキは一回目の直角は分かりますが、二度目はその必要があったろうかねえ。
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風さま (scops)
2011-10-24 11:27:28
ツキヨタケは毎年見に行っていたのですが、やっと光っているところを見ることが出来ました。
写真ほどはっきりと光っているわけではありませんが、神秘的な光を楽しみました。

タラノキはどうしたいんでしょうね?(笑)これから先、どんな形になっていくのか楽しみです。
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