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Steve Jordan・・・1

2006-10-23 23:46:00 | King Of Brown Sound

ようやく温まりつつある懐具合に気をよくしてひさびさにCDを入手しようとあれこれ調べているここ最近ですが、以前からずっと気になっていたものがあって今回意を決して何枚か入手することに決めた(別にそんなに大げさなモンでもないか)。

昔からTEX MEX(テックス・メックス)や好きなんだがなかなか良いCDが入手できない状況なのだ。もっとも情報もないし、そもそも世間ではすっかり忘却のかなたのジャンルだしな。世間で多少なりとも盛り上がっていたのはやはり1992年のスティーブ・ジョーダンの来日の頃だったろうか。古い話だね・・・。で、恐らく日本のテックスメックス事情(そんなんあるのか)も恐らくそのころと変わっていないのだろうと想像する。もっともあの頃は名古屋のDisc K&Kという今は無きすばらしいレコード屋があって、僕はそこでLittle Joe y la FamilliaのLPを何枚か入手できたり(内容はよい!サザンロック+ファンク+テックスメックス、どこかでCD化しないか!)CDもPヴァインやエル・グリート(その後どうなったのでしょうか?)が多少出していたことを考えるとよっぽど良かったね。

Las_coronelas

Steve Jordan ; Las Coronelas (P-VINE PCD 2520)

その当時Pヴァインがアーフーリー・レコードのライセンス契約を取った頃で、このアーフーリーもいまだに非常に気になるレーベルなのだけどそれはさておき、1990年にだした多分スティーブ・ジョーダンの最高傑作の1枚に違いないこのCD。未発表の1963年の録音を13曲と1970年のものを1曲プラスした豪華版だった。この未発表音源もスバラシイがやはり肝は”Las Coronelas”。音に勢いとノリがあるし、その音もなんとも太い音でよくあるチープな感じや、後述するRounder盤のような硬いノリということもないのが素晴らしい。曲調もいかにもこの人らしいひねくったアレンジのタイトル曲をはじめどれも粒ぞろい。2曲のカントリー・カバーもOK。とにかくジャズ・ブルースや勿論ポルカやクンビアがすっかり混じりきったすっかりスティーブ・ジョーダンの世界。そしてアコーディオンはガンガン弾きまくる!余談ですが、この当時すっかりいかれた僕はこのジャケに写っているのと同じホーナー社製のボタン式アコーディオン”CORONAⅡを買ってしまいました。ハハ・・・いつかは弾きこなせるようになりたい。ちなみのこのCDはアーフーリーからまだ売っているようなので、聞いてみたい人はどうぞ。わざわざ海外サイトから買うような初心者もいないと思うけど。"El Rancho Grande"みたいにここまでスウィングするポルカも聴いたことがない。"Vuela Paloma"のクンビアもあります。

Thats_my_boy

Steve Jordan ; That's My Boy! (EL GURITO GCD-801)

El_huracan

Steve Jordan ; El Huracan (RounderCD 6031)

僕が現在までに所有しているのはこの3枚のCDとアナログ盤が数枚。とにかく枚数が多い人らしいのだが今はベスト盤的なものも入手できないんじゃないか?輸入盤でもあるのかな、よくわからないけど。上記2枚のうち"That' My Boy!"は77年録音。コースターズの"Yakity Yak"のカバーや十八番の"Oaxaca"もやっています。"El Huracan"はアシエンダ・レコードに吹き込んだ恐らく80年代後半のベスト盤。ラウンダーからはもう1枚出ていたが結局未入手。このCDなぜか英語の対訳がついている。実は今まで気づかなかった(か、単に忘れていたか)んだよね。こういうところを見てもラウンダーという会社は信頼できると思う。ここではティト・プエンテの"Ran-Kan-Kan"やここでも十八番の"Oaxaca"やってます。

・・・で、最初の話にもどって買うことにしたCDってのはアーフーリーのTex MexのCDのこと。もし内容がよかったらまたここで紹介しようっと。それとどなたかTEX MEXのグッドなCD手に入るとこ知りませんかね?

King Of Brown Sound