まず前日の人探しの結果から。残念ながら本日12時半頃発見されたときには亡くなっておられました。残念です。
ところで昨日からいよいよサッカーワールドカップが始まりましたねぇ。というほどサッカーファンではない私ですが、それでも人並みには興味があります。しかし、今の時代にサッカーほどワールドワイドな話題もないですね。ホントに世界中の人が見ているって実感する。例のマレイシア人たちも早速W杯のスケジュールを教えて欲しいといってきている。別に自国が出るわけではないけど、やはり見たいんですね。そういえば4年前の日韓大会の時はまだ在職中だったけど同じことをお願いされたな。
サッカー以外にもワールドカップには一般には馴染みのない国の出場なんかがあると非常に興味深い。そこに面白い音楽なんかがあったりするととたんに親近感が湧いたりするんだな。特にアフリカなんかは今回もアンゴラやコートジボアール、ガーナにトーゴと初出場組がほとんどだし、前回大会のセネガルも初出場ながらbest8までいった。これらの国にはやっぱり素晴らしい音楽があるんですよ。そういう切り口でいろんな人がアフリカに親しみを感じる様になるのは素直に良いことだと思う。
別に全ての人にアフリカ音楽を聞くべきだとは思っていないし、理解しないのはおかしいとか全然思っていない。こういう音楽を聴きたいと思う人はやはり例外の部類に入るだろうし、音楽はやはり文化の一つであるわけだから自分の文化以外の物を受け入れるにはなんだかの動機や理由があってしかるべきだし、すべての人にそれがある必要もないしね。
でも、アメリカのポップスならおしゃれででアフリカのポップス(現地マナーの音楽という意味)ならジョークになってしまうような反応をするような世の中は、やはり面白くない。その程度の認識はせめて変わるくらいには一般的になると良いなぁーとは思います。
King Sunny Ade ; Synchro Series (RICE ANR-428)
残念ながら今回は出場できなかったナイジェリアにはこれまた魅力的な音があふれている。このキング・サニー・アデは80年代にアフリカから最初に生まれた世界的なスター歌手で、しかしナイジェリアでは60年代からすでに活躍してきた人。彼がやる音楽はJUJU(ジュジュ)MUSICと呼ばれている。このCDは80年代初めのアデが欧米デビューを果たす直前のナイジェリア盤の音源の初CD化。このクールな感覚はキモチいい。特にトーキングドラムなどのパーカッションのアンサンブルがいいのだがチキチキなる小物のパーカッションがことさらキモチ良い。
King Sunny Ade ; The Best Of The Classic Years (SHANACHIE 66034)
こちらはさらに前の時代(70年代前半)の音源を集めたCD。しかし時代は古くてもさすが最新のリマスタリングだろうか、音質がメチャメチャよくて細かいパーカッションの音もクリアに聴き取れ、深いリバーブの音処理がダブっぽかったりこちらも最高にかっこよい。
これからの暑い季節はこういったJUJUのようなクールな音楽を聴きながらボッとすごす時間があっても良いな。いやクールとホットが混在したなんとも形容しがたい感覚なんだな。
でもナイジェリアにはこういった音楽だけではないんですよ。日本の富士山から名前が取られたという話もある、そのものずばりのFUJIという音楽なんかはパーカッションのみの音楽もあればAFRO・BEATなんかはもっとシリアスな雰囲気をもっていたりで・・・。したのCDはそんなLAGOSの街中で流れていそうな音源からチョイスしたナイスな編集盤。
Lagos Chop Up : Fuji & Afro Beat,Highlife & Juju (HONEST JONS 7243 4 77639 2 2 9)
最近、ロス・ロボスの例のアコースティック・ライブ"ACOUSTIC EN VIVO"を聞いて以来、チカーノがやたら聞きたいのだが、なかなかよさ気なのが手に入りにくい。テックス・メックスのCDなんて最近出てないしね。もし今LITTLE JOE y la FAMILIAの70年代の音源がCDででたら絶対買うがな。ビッグ・バンド・スタイルのテックス・メックス・ファンク、どこかのレーベルでリイシューしないかなぁ。