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種を採ろう

2009-10-25 22:53:51 | 自家採種

10月も残すところあと1週間。早いですねぇ~、ホント。農園のほうの収穫物もずいぶん少なくなってきたし、成育がゆっくりなので慌てて収穫に回ることがなくなってきたので、ボチボチとですがいろいろなことを始めています。

この時期の大切な作業の1つが「種採り」です。

サユールイトシロでは当初より自家採種に重きを置いてきました(そのあたりはカテゴリーSayur_list_logoにもありますが、今年栽培した約50品種の野菜のうち20品種は自家採種です。ずいぶん増えたものです。もっとも、当農園の主な野菜は実野菜主体なので、結構種採りがやりやすいのも理由だと思います。

種採りは決して難しいものでもなく、またそれほど面倒くさいものでもありません。むしろ種を採る面白さに目覚めてしまうと、やたらと種を採って残したがる習性が身について困ってしまうくらいです。それに野菜の一生を見ることができるのが自家採種です。ひとつの命が役割を終えると同時に、次の新しい命が生まれ、その後を引き継ぐ。これこそ脈々と続く自然そのものです。肥料も堆肥もつかわない、自然の力をいかす自然栽培では自家採種こそふさわしいのでしょう。


1020_001 これは10/20にやったトマトの種採りの様子です。

左からこれから種採りを控えている大玉トマトの瑞栄。その右隣はその瑞栄が潰されています。こうして袋の中で潰したものを数日置いておいてから水できれいに洗い流し、乾燥させるわけです。一番右は10/16のエントリーでも書いたオレンジのミニトマトです。

大玉トマトは今年で自家種での栽培は3年目。オレンジ・ミニは2年目になります。ともにもともとはF1交配種ですので、形質、品質が安定するには時間がかかるようですが、これも楽しみとして気長に取り組んでいます。

1025_001今日も出荷作業が終わった後、種採り作業。今日はオレンジ・チリです。

オレンジ・チリとは写真の通り、その実は鮮やかなオレンジ色をした唐辛子です。辛さは結構辛い部類ですが、果実部分は熟してオレンジ色になると甘くなります。さらに果肉自体がかなり肉厚です。うちではこれを乾燥させてから粉に挽いて一味唐辛子にしようと考えていて今年は例年より作付けを増やしました。来年ももっと増やそうと思いますが、そのためにももっとたくさんの、良質の種を確保しなければなりません。

そこで今回収穫した実から色、形、大きさが理想的なものを30本選抜し、そこから種を採りました。辛味や味だけは食してみなければわからないのですが、かといって30本もの唐辛子をかじりながらの種採りはチョッと勘弁してほしいので、せめて、というワケで1本1本果肉を開いたときにニオイをかいで、ツンッと強烈な辛味を感じたものを残しました。

唐辛子の種採りは必ず手袋が必要です。そうじゃなければ間違いな手がくヒリヒリしてしまいますからね。うっかりそんな手で目なんかこすった日には・・・怖くて思い出したくありません。

1025_002 午後3時くらいを過ぎると、結構寒くなってしまいます。

外で水を使う作業なので、この寒さがなかなか堪える。しかし種採り作業はまだまだ一部がすんだだけ。一度採った品種の野菜も、発芽率が悪いことも考えて時期をずらして2,3回採ります。

ナス類、ピーマン、万願寺唐辛子、トマト類・・・まだまだあります。でも豆類なんかはとりあえず枯れた莢だけ集めておいて冬の寒くなった時期にうちの中でボチボチ種を取り出す、なんてことが出来ますから楽ですね。


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