「これは経験した人にしかわからないのよね・・・。」
お姑さんの介護にご主人とともに関わっているA子さんの言葉・・・。
ご主人のきょうだいはいるのですが、お姑さんがいる施設にほとんど顔を出さず、たまに現われては、判断能力の低下したお姑さんの言葉を鵜呑みにしては、嫁であるA子さんにあれこれと指示を出しつつ文句を言ってさっさと帰ってしまうそうです。
A子さん夫婦は、お姑さんがパニック状態になれば施設に寝泊まりすることも少なくありません。
A子さん夫婦は、お姑さんがパニック状態になれば施設に寝泊まりすることも少なくありません。
施設ではほかの利用者に迷惑をかけないかと冷や冷やしています。
自宅にかかってくる電話のベルが鳴るだけで、施設からの電話ではないかとドキッとします。
介護経験のない友人からは明るく「それくらい頑張りなさいよ」といわれて悲しくなります。
小姑や他の親族からは悪意に受け止められ、「あなたが悪いからお母さんがあんなに悪くなったのよ」と言われます。
お姑さんの介護だけでもA子さんの心も体もボロボロだという、心やさしくいつも笑顔で人に接するA子さんをさらに痛めつけます。
お姑さんの介護だけでもA子さんの心も体もボロボロだという、心やさしくいつも笑顔で人に接するA子さんをさらに痛めつけます。
これって・・・私はものすごくわかります。。。。
家族の誰かが介護を必要とした時には、いかに複雑な心境であるかを。。。
親だから長生きしてほしいけど、自分の心と体が限界になってくるともうたまらなくなるんですよね。
私の場合は、病院や施設のお世話になってずいぶん負担が軽減されましたけど、それはそれで苦しいことも多いんです。
ましてや同等の状態の方を自宅で介護されている場合などはより一層大変だと思います。
ましてや同等の状態の方を自宅で介護されている場合などはより一層大変だと思います。
それだけでなく、介護というものに直接関わったことのない身内があれこれと口出ししてきますね。
私の場合、実父が要介護状態になっただけでも親戚がうるさかったですから、その時にはつくづく親戚ほどうっとうしいものないと感じました。
実の両親に限らず、配偶者の親きょうだいなどの介護経験をされた方はわかると思いますが、何もしていない身内ほどうるさく関わってきたりすることってあるようなんですね。
また、そのような人は介護に直接関わっている人に対して、こんなことを言ったりします。
「あの人は亡くなった後の遺産をほしがっているからおばあちゃんに親切にしてるんだよ。」
中にはそんな人がいるかもしれません。
また、そのような人は介護に直接関わっている人に対して、こんなことを言ったりします。
「あの人は亡くなった後の遺産をほしがっているからおばあちゃんに親切にしてるんだよ。」
中にはそんな人がいるかもしれません。
でも、介護ってそんな生易しいものではないと思うんです。
お金をもらってもいやだと思うことがたくさん出てきます。
特に認知症で判断能力を失って、暴れたり暴言を吐いたりされたら、どれほど介護に関わっているものの心が傷つけられるのかを・・・。
それは、言葉では表現できないものがあります。
まさに人として愛情と思い遣りがなければ継続することは難しいでしょう。
財産目当てでそんなことはできないと思うのです。
それでも、介護に関わっている人の心身の疲労など、容赦なく口出しする身内はいるものです。
結局、介護に直接かかわっている人が倒れてはじめて、いかに介護が大変かを知ることになるのです。
A子さんもお姑さんの介護で心身共に疲れ果てて倒れてしまわれました。
私も倒れた経験を持つので、他人事ではありません。
A子さんのお姑さんへの介護はまだまだ続くことでしょう。
「あまり無理されませんように!」「もっと自分をいたわってほしい!」と今日も願うのです。