今だから話そう~障害者のきょうだいとして生きて~

自閉症で重度知的障害者の妹として経験した事、感じた事、そして今だから話せる亡き両親への思いを書いてゆきます。

兄の障害程度区分認定はいかに?

2008-01-30 00:30:39 | 障害者自立支援法
今頃?
というのか、最近になってやっと「障害程度区分認定」の2次審査がありました。
私はその面接に立ち会いました。

兄の場合、職員さんだけだと比較的おとなしく振舞う傾向がありますので、私がいることで普段の兄のことをわかっていただきたかったのです。

案の定、兄は、私が参加することで落ち着きを失い始めました。
一刻も早く、その審査を切り上げようと、あれやこれやと必死で抵抗してきます。

私は、兄が現在の施設に入所するまで、どこの施設でも兄の支援は難しいといわれ続けてきたので、そのことも知ってほしいと思いました。
なにより知っていただきたかったのは、現在の施設の支援レベルの高さです。

本当にすごいと思います!
兄の食事に関するこだわりも、興奮したときの自傷行為、他の利用者への他傷行為等、兄の行動障害はかなりなもので、一見ではわからないことも多いです。
また、季節や天気の影響のほか、他の利用者にされた嫌がらせを数日後に叩いたりするなど、職員さんには申し訳のないくらい問題児でした。

でも、この兄の数々の問題行動を次々と解決していったのです。
このように兄の問題行動を制御できる現在の施設では、本当に落ち着いています。
どうして同じ施設でもこんなに支援レベルが異なるのだろうかと不思議に思います。
もしかしたら、判定は支援レベル低い施設ほど高い判定が出るなんてことはないでしょうか?
それが少し心配です。

果たして国はどこまで知的障害者のことをわかってくれているのでしょうか????

橋下氏の「ムーブ」での発言が気になる・・・。

2008-01-18 06:00:14 | 徒然日記

1月27日は大阪府知事選挙です。

当日は投票に行けないので期日前投票に行こうかと思い、候補者の意見を聞いています。

テレビでも候補者が出演することもあり、彼らの話を聞いています。

その中で橋下氏の発言が気になりました。

関西圏で放送されている「ムーブ」という生放送の報道番組があるのですが、その番組の中で、今マスコミが注目している三候補者の生討論がありました。

そこで、橋下氏はこんな感じのことをおっしゃっていました。


「差別はなくなっているでしょう?」

「僕らの年代では差別というものはありませんし・・・。」

「あれは上の年代の方の話でしょう?」


それって本当???

私は橋下氏とそれほど年齢は変わりませんが、障害者差別がないと思ったことは一度もありません!!

兄が障害者ということで、私たち家族は世間や親族からの偏見に悩むことも多かったです。

私たち家族だけの問題ではなく、多くの障害者やその家族は偏見にさらされているのは事実です。

特に知的障害者の場合、理解されにくくて「挙動不審者」扱いされ、佐賀警察のように取り押さえている間に、障害者亡くなってしまうこともあるのです。

もし、差別というものがなければ、障害児のお母さんがわが子の将来を苦にして母子心中を考えることもないように思うのですが・・・。

けっして差別がなくなっているわけではないのです。

たしかに差別がいけないことだという意識が広まっているのですが、どこか偏っているような気もします。おそらく心底から差別意識が消えたわけでないと思います。

きっと社会が差別をしてはいけないというから表面的には差別は見えませんが、隠れた部分では陰湿な形で差別は行われていると思います。


以前私は、橋下氏は見かけによらずなかなか思慮分別のある方だと思っていました。
光市母子殺人事件でも弁護団の加害者弁護団の行き過ぎをテレビ番組内で指摘して、なかなか勇気のある方だなあと思っていたのです。。。

でも、「ムーブ」での発言も二転三転し、差別もなくなったというし、この方は本当におめでたい人物というのか、そこの浅い人に見えました。

彼がいくら子ども時代に貧乏であろうが、どこか人生経験の浅さを感じずにはいられませんでした。

まるで学校の生徒会長を選ぶような感じにさえ映りました。

宮崎県の東国原知事のように、真摯な態度で県政に関わっていただけるのなら支持できるのですが、どうなのでしょうか?

彼にとって障害者差別というものはどういうものなのでしょうか?

すご~く気になりました。


本年もよろしくお願いいたします!

2008-01-13 01:10:50 | 徒然日記
大変遅くなりましたが、

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

昨年の大晦日は「紅白歌合戦」をみたようなみないような、ほとんどテレビをみることもなく、いつの間にか平成19年が終わっていました。

昨年の師走は本当にあれこれと出かけることが多くて、なんと大晦日まで年賀状を書いていたのです。
それでも書けなくて、結局、年明けの元旦に年賀状を書いていました。

もちろん年賀状には「平成20年 元旦」と書かれていましたが。。。。

今年は1月1日午前0時に気づけず・・・・。

初日の出も曇り空で見ることもできず・・・・。

自宅近くにある有名な神社に初詣に行ったら、酔っ払いが暴れていて、新年早々不快な思いをして・・・・。

しかも、先日の十日戎(えびす)ではおみくじで「凶」が出るし・・・・。

何から何かまで幸せ気分を感じられない年始となってしまいました。

今年はどうやらあまりいい年にならないのかしら?

などと感じさせられる今日この頃・・・・。


でも、でも、でも、でも、

そんなの関係ない! そんなの関係ない! そんなの関係ない!

はい、オッパピ~!!


まさに小島よしお気分の私でございます。


これからもどうぞよろしくお願いいたします~!