絆の法則

澤谷 鑛

碧巌録 ~辰年に龍を考える~(4)

2013-05-06 | 
おはようございます。

みずみずしくきよめられたまっさらさらの朝が訪れました。新しい朝です。希望の朝です。


本日は2012年2月5日のブログから抜粋させていただきます。

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碧巌録 ~辰年に龍を考える~(4)


 さて、「本則」の文殊(もんじゅ)菩薩と無著(むぢゃく)禅師の対話は、このようにあります。

「最近はどちらにおられましたか?」
 と文殊が問います。すると無著が、
「南方におりました」
 と答えます。
「南方では、どのように仏法の教化(きょうげ・人を教え導き、望ましい方向に進ませること)が維持されていますか?」
「末法(仏教の退廃期)の坊主たちは、戒律をそれでも少しは守っています」
「どれほどの人々が集まりますか?」
「300人集まったり、500人集まったりです」
 今度は無著が問います。
「ところであなたの方の仏教はどのように維持されていますか?」
「凡夫も聖人も一緒に住んでいます。誰も押しのけたりはねのけたり、仲間はずれにしないで、龍も蛇も、どちらがどちらやらゴチャ混ぜです」
「どれくらいの人が集まられますか?」
「前の方に三三、後ろの方に三三です」

 もう5年もつき合っている人から、昨年の11月下旬に、
「先生のセミナーを任せてもらえませんか? 先生の内容ならもっと沢山の人が集まると思うのです。今年中に連絡させていただきますから……」
 ということで別れましたが、大晦日までなんの連絡もありませんでした。新年早々は無粋なので12日に連絡しましたが、彼は忙しいらしく、スカイプも出ず、携帯も留守電です。14日にやっと話すこととなりました。
「東京のセミナーをもう5年間もやってきています。勿論、これからもつづけますが、あなたがやられるところは信頼してお任せしますよ。私もそれ以外はいままで通りやりますけれどもね」
「考えたのですが、ブランディングが必要ですね。ホームページにしても、ミクシィにしても、フェイスブックにしても……。1年くらいかかりますね。その1年くらいブランディングに力を入れるということで……私に任せて下さい」
「商品価値を上げるというわけですね。すばらしいビジネス感覚ですね。ところで、あなたがブランディングされてたくさんセミナーに集まった実績を教えて下さい。その人は何をどのようにしてすばらしい成果が出たのか」
 彼は口を噤んでしまいました。
「5年間、やってきたセミナーのリズムにまず乗ってもらって、そこからブランディングなり、コマーシャリズムなりを考えて変革していくのであればいいのですが……養成講座も来期は5年目に入りますが、私ひとりでは目の届く限界があります。これから養成講座のシステムも変革して、もっとたくさんの人が受講できるようにしたいと思っています。養成講座は、1年1ヶ月の期間を費やしますから、もっともっと深まるようにしたいですね。いつでも信頼してお任せしますから、やるときは云ってください」

 ところで「前三三後三三」というのは、面白いですね。三三五五という風に聴衆がバラバラに座っていて寂しい感じがします。
 塾やセミナーで講座を開いていくときは、寂しい感じの人数のときがあります。そんなときの聴聞者に釈迦の十大弟子だとかキリストの十二弟子とかがあらわれたらしいのです。

 昨年の12月初旬の日曜日、ある人にゲスト講師として話してもらえないか、といわれ、了承して会場にいってみると4名の参加者でした。その人は、自分の1泊のセミナーの最後に私の講演を聞かせたいと思ったのです。勿論、私はのびのびとしながら一所懸命に話ました。すると4名とも大変興味をもっていただき、皆さん、初めてお会いした人でしたが、そのうちの一人は私の「養成講座に入りたい」と言われ、来期の養成講座5期生となられ、3月1日から1年1ヶ月、学ばれることとなりました。

 徳の大小、セミナー聴聞者の多少の問題ではない、と文殊はいっているように聞こえます。龍蛇の問題もどのように捉えればよいのでしょうか?

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本日オフィシャルブログでは、矢野惣一さんの

親はなぜ子どもが泣くのを嫌がるのか

を掲載させて頂いてます。

どうぞご覧下さい。

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