いぬかみっ！ 第４話・「やらずのかっぽう着っ！」

　今回は、啓太の元にやって来たなでしこと、思惑があってようこを排除しようとする他の９人の犬神のお話。

　まず最初に…ＫＡＯＲＩ！ＫＡＯＲＩ！名塚佳織さん祭りだぁ！

　名塚佳織さん演じるなでしこが非常に良いですね。いじめられても仲間の事を想い、またその仲間が手の平返しに打ち解けても不平の一つも言わない。オマケに炊事洗濯万事ＯＫ、おっぱいはマスクメロン球で戦闘能力もどうやらNo.1と、完全無欠の無敵犬神らしい。

　無論、それは名塚さんの演技に因るところも大である。俺としては、名塚さんはどちらかというと元気な子のキャラを演じている印象が強いんだけど（未夢っちとか、エリスとか）、全体から言ったらそっちのキャラを演じている方が少数派なんだよね…そんなわけで、こうした儚げ・大人しめなキャラは新鮮。ああ、清楚だな…と分かるお声が素晴らしい。

　それにも増して、この回はようこが格好良かった。これでヤル時はとことんヤッてしまう恐いキャラであることも発覚。そのようこも恐れるなでしこの実力はいかほどのものなんだろう。この二人が協力したら、ほぼ無敵なんでは…

　啓太も、ようこが喧嘩に向かったと知っても平静を装っていたが、新聞を逆さにしていて心配してるのバレバレ。分かりやすいけど、こういう演出は良い。

　あと気になったのが…しっぽの細いか否かで着やせするかどうかが分かるんだな…そもそもようこはどうやって尻尾を隠しているんだ？

　劇中、なでしこは啓太を気に入っているといっていても、ようこのような感情ではなくあくまで“Ｌｉｋｅ”。あくまで“Ｌｏｖｅ”なのは「薫様」だけ。そろそろ薫様のご尊顔を拝見したいものだが、次回はようこと啓太との馴れ初め過去話のようなので、出番があるかも。ＯＰで、白いＹシャツを着ている青い髪の人物だろうか。１０人もの犬神達を虜にするその人物像やいかに。

　ＯＰといえば、何気なしにアクションがカッコいいのも見物かな。犬神達との戦闘で見せた「じゃえん」が角度を変えて襲ってくる場面とか。これはやはり制作元のお家芸ということなんだろう。

　さて、男の裸が出てこなくなり変態度が減ったら、話がマトモになるという本作。少なくとも退屈しないのは確かだな。

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　お話：★★★★・なでしこさんハァハァ。ようこの邪悪な笑みにゾクッ。
　作画：★★★・・（三つ半）悪くないんだけど、不安定にも程がある。