今回は、赤道斎の野望を阻止すべく闘う啓太達と、不穏な動きを見せる薫のお話。
今回は特に日陰者達の活躍が目立った!河原崎のアジ演説は熱い!今の己があるのは日向があるからだ、その日向が貧したときは日陰が立ち向かうというこの構図。熱い!熱すぎる!…いや、変態なんだけれどもね。
しかし一体どれだけの変態がいたんだろう…SにMに露出狂に覗きに下着ハンターにラバーフェチ…変態のひとくくりでは可哀想な人たちもいるけれど、いざというときには力を発揮するのが変態の強さか。
再三再四赤道斎のマンモスが暴れ回る中、薫の動きがどうもおかしい…立て込んでいるときに赤道斎と話をしていたっぽいし、ラストでも…なでしこもどうなってしまうのか。なでしこ自身は、薫の変調を分かっているのだろうが…この薫がニセモノという可能性もなくはないが。
EDが特別バージョンだった。…全然嬉しくない特別だな、こりゃ!こういうところに凝ってどうするんだ!笑ったけどね。
ヘンタイヘンタイヘンタイと~♥
ヘ、ヘンタイだ…こんな別の意味での神EDがあっただろうか。良く聞くと、音程というか歌い出しに外れてる人が…?
そうそう、さくぞうさんからイラストをいただきました。いやあ、柔らかそうな…色んな箇所が…いいですな。こんな表情をさせる薫様はなんと罪作りなんでしょう。
…俺も画の練習しないとな…と思ったが、自分のあまりの絵心のなさに開始数分で辞めたくなってしまう今日この頃。
しかも、SS付きでアレンジしても良い様子。ちょっとばかしプレッシャーを感じるが、ともかくどうぞ。
ある朝に
こち、こち、と時計の秒針が時を刻む音と、衣擦れの音。
日中の陽射しを予見できる、眩しいばかりの朝日が差し込む部屋の中で一人の青年が逆光の黒い影となって着替えを済ませていた。
傍らのベッドの上には、小柄ながらも肉感的な肢体の少女がシーツを掛けられ眠っている。円く、そして白い肩が規則正しく上下していた。
長い睫が伏せられ、幸せそうな寝顔を象っているが、それもまだまだあどけない。
「ん・・・」
近しい青年の身支度を感じ取ったのか、少女の長い睫が震え、身を起こした。
「あ、ごめん、起こしちゃったかい・・・?」
青年は優しく微笑むと、ベッドに腰掛けた。そのあくまで優しい微笑みを真っ正面から受け止めた少女は、昨日の熱い一夜を思い出してしまったらしい。瞬時に頬を紅潮させながら、
「薫様・・・おはようございます・・・」
とようやくそれだけ絞り出す。昨夜のような行為は何度となく繰り返されているのであるが、少女にはまだまだ照れが残っている。しかし、そうした慎ましやかな部分がまた男の嗜好をくすぐってしまうのも確かだった。
「まだ5時位だから、寝ているといい・・・せんだん達に見つかったら、大変だしね」
薫、と呼ばれた顔立ちの整った青年は、優雅な動きで少女の頬に両手を添えた。その十指には全てに簡素なシルバーの指輪。
『大変』。それは、二人の関係が他の指輪…左手の薬指以外…の持ち主に非公認であることを物語っている。だが、露見のスリルすらも二人にとってはお互いの身を焦がせる媚薬に他ならない。
「はい・・・お出かけですか? 薫様・・・」
「うん、仮名さんと一緒にね。場所は遠いけど簡単な仕事だから、すぐに帰るよ」
「なら、私も・・・」
少女は、自分が置いて行かれるという耐え難い恐怖を感じ、ベッドから飛び降りた。が、昨夜の一件で一糸纏わぬ姿になっていたのを失念していたらしい。身体を覆っていたシーツがはだけ、彼女の体格から考えると規格外に豊かな双丘がまろび出た。
少女は慌ててシーツを掻き抱き、胸元を隠す。…今更そんなことをしなくても、昨夜、薫の目には散々焼き付けられているというのに。しかし、そこに恥じらいを感じるか否かで『大和撫子』か否かが分かれるのだとすれば、重要な貞淑さであるとも言える。
「大丈夫、戦ったりするわけじゃないし、調査みたいなものだから。心配しなくていい・・・だから安心してお休み・・・・・」
薫は、そんな逸る少女を安心させるように囁く。女性の声、といっても通用するような涼しげなそれは、甘美な響きを伴って少女の小さな耳朶をくすぐった。
「薫様、私、薫様が・・・望むなら何でも・・・昨日みたいに、××でだって・・・」
置いて行かれたくない、しかし『やらず』の自分が足を引っ張りたくない…二つの思いがせめぎ合った結果、自分が残ることが一番と考えた。それならば、せめて帰ったときに尽くそう…、そうして主人を癒そう、と…。
薫は、そんな一途すぎて自分をも省みない少女の、純すぎる想いに苦笑しながら、
「なでしこ・・・ありがとう・・・」
そう名を呼び、
「ん・・」
彼女の小さな形の良い唇に、自らの唇を軽く短く重ねて感謝の証しとした。
「・・・じゃ、行ってくるから・・・」
そして、薫は小さく手を振り、部屋を出て行く。なでしこも同じように手を振り返し、主人の後ろ姿を見送りながら、
「行ってらっしゃいませ、薫様・・・」
なでしこは様々な想いを込め、小さく、しかしはっきりした声で主人を送り出した。
なでしこ。
花言葉の一つに、
思慕。
えー、薫となでしこがとっくに『そういう関係』と仮定して書いてます。いや、願望…と呼ぶべきか。
なでしこの指輪は、原作のイラストを見ても場所がちょこちょこ動いてるんだよな…そこで、一番場所的にしっくり来る薬指にハメてみました。
どうでしょうか、さくぞう様。本当は結末はギャグにするつもりだったんですが、ド直球になってしまいました。
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お話:★★★★・本当に変態だよな…もう慣れてしまって面白いとしか感じられないが。
作画:★★★・・うーむ…しかし、昨今のアニメバブルにより、制作者側の劣悪な環境を知ってしまった今となっては、文句を言う気もおきなくなりそう…
今回は特に日陰者達の活躍が目立った!河原崎のアジ演説は熱い!今の己があるのは日向があるからだ、その日向が貧したときは日陰が立ち向かうというこの構図。熱い!熱すぎる!…いや、変態なんだけれどもね。
しかし一体どれだけの変態がいたんだろう…SにMに露出狂に覗きに下着ハンターにラバーフェチ…変態のひとくくりでは可哀想な人たちもいるけれど、いざというときには力を発揮するのが変態の強さか。
再三再四赤道斎のマンモスが暴れ回る中、薫の動きがどうもおかしい…立て込んでいるときに赤道斎と話をしていたっぽいし、ラストでも…なでしこもどうなってしまうのか。なでしこ自身は、薫の変調を分かっているのだろうが…この薫がニセモノという可能性もなくはないが。
EDが特別バージョンだった。…全然嬉しくない特別だな、こりゃ!こういうところに凝ってどうするんだ!笑ったけどね。
ヘンタイヘンタイヘンタイと~♥
友情物語・男子(?)バージョン
歌・すーぱーぞうさんず&Rice5
あれもこれもみんな欲しくなるの
恋も夢も望むものはみんな叶えたくなるの
鏡越しにポーズ決めてみたり
覗く縛る騒ぐ日々のスケジュールが一杯
料理は板前してたし
掃除もメイドに負けない
肌もこんがりサロン焼け
なのにモテないの
たいへん・たいへん・たいへんと
放送禁止で走れば
止まらなくなって楽しんじゃってる
オトコマエよ
たいへん・たいへん・たいへんと
みんなで酒盛りしてると
悲しいことも忘れちゃうぐらい暴れちゃうんです
オーレオーレファイトだ心はみんなで一つ
強く結ばれた絆・友情!
ヘ、ヘンタイだ…こんな別の意味での神EDがあっただろうか。良く聞くと、音程というか歌い出しに外れてる人が…?
そうそう、さくぞうさんからイラストをいただきました。いやあ、柔らかそうな…色んな箇所が…いいですな。こんな表情をさせる薫様はなんと罪作りなんでしょう。
…俺も画の練習しないとな…と思ったが、自分のあまりの絵心のなさに開始数分で辞めたくなってしまう今日この頃。
しかも、SS付きでアレンジしても良い様子。ちょっとばかしプレッシャーを感じるが、ともかくどうぞ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/58/99/fd20d498078ff9c0b07ba0760fdfe082_s.jpg)
こち、こち、と時計の秒針が時を刻む音と、衣擦れの音。
日中の陽射しを予見できる、眩しいばかりの朝日が差し込む部屋の中で一人の青年が逆光の黒い影となって着替えを済ませていた。
傍らのベッドの上には、小柄ながらも肉感的な肢体の少女がシーツを掛けられ眠っている。円く、そして白い肩が規則正しく上下していた。
長い睫が伏せられ、幸せそうな寝顔を象っているが、それもまだまだあどけない。
「ん・・・」
近しい青年の身支度を感じ取ったのか、少女の長い睫が震え、身を起こした。
「あ、ごめん、起こしちゃったかい・・・?」
青年は優しく微笑むと、ベッドに腰掛けた。そのあくまで優しい微笑みを真っ正面から受け止めた少女は、昨日の熱い一夜を思い出してしまったらしい。瞬時に頬を紅潮させながら、
「薫様・・・おはようございます・・・」
とようやくそれだけ絞り出す。昨夜のような行為は何度となく繰り返されているのであるが、少女にはまだまだ照れが残っている。しかし、そうした慎ましやかな部分がまた男の嗜好をくすぐってしまうのも確かだった。
「まだ5時位だから、寝ているといい・・・せんだん達に見つかったら、大変だしね」
薫、と呼ばれた顔立ちの整った青年は、優雅な動きで少女の頬に両手を添えた。その十指には全てに簡素なシルバーの指輪。
『大変』。それは、二人の関係が他の指輪…左手の薬指以外…の持ち主に非公認であることを物語っている。だが、露見のスリルすらも二人にとってはお互いの身を焦がせる媚薬に他ならない。
「はい・・・お出かけですか? 薫様・・・」
「うん、仮名さんと一緒にね。場所は遠いけど簡単な仕事だから、すぐに帰るよ」
「なら、私も・・・」
少女は、自分が置いて行かれるという耐え難い恐怖を感じ、ベッドから飛び降りた。が、昨夜の一件で一糸纏わぬ姿になっていたのを失念していたらしい。身体を覆っていたシーツがはだけ、彼女の体格から考えると規格外に豊かな双丘がまろび出た。
少女は慌ててシーツを掻き抱き、胸元を隠す。…今更そんなことをしなくても、昨夜、薫の目には散々焼き付けられているというのに。しかし、そこに恥じらいを感じるか否かで『大和撫子』か否かが分かれるのだとすれば、重要な貞淑さであるとも言える。
「大丈夫、戦ったりするわけじゃないし、調査みたいなものだから。心配しなくていい・・・だから安心してお休み・・・・・」
薫は、そんな逸る少女を安心させるように囁く。女性の声、といっても通用するような涼しげなそれは、甘美な響きを伴って少女の小さな耳朶をくすぐった。
「薫様、私、薫様が・・・望むなら何でも・・・昨日みたいに、××でだって・・・」
置いて行かれたくない、しかし『やらず』の自分が足を引っ張りたくない…二つの思いがせめぎ合った結果、自分が残ることが一番と考えた。それならば、せめて帰ったときに尽くそう…、そうして主人を癒そう、と…。
薫は、そんな一途すぎて自分をも省みない少女の、純すぎる想いに苦笑しながら、
「なでしこ・・・ありがとう・・・」
そう名を呼び、
「ん・・」
彼女の小さな形の良い唇に、自らの唇を軽く短く重ねて感謝の証しとした。
「・・・じゃ、行ってくるから・・・」
そして、薫は小さく手を振り、部屋を出て行く。なでしこも同じように手を振り返し、主人の後ろ姿を見送りながら、
「行ってらっしゃいませ、薫様・・・」
なでしこは様々な想いを込め、小さく、しかしはっきりした声で主人を送り出した。
なでしこ。
花言葉の一つに、
思慕。
えー、薫となでしこがとっくに『そういう関係』と仮定して書いてます。いや、願望…と呼ぶべきか。
なでしこの指輪は、原作のイラストを見ても場所がちょこちょこ動いてるんだよな…そこで、一番場所的にしっくり来る薬指にハメてみました。
どうでしょうか、さくぞう様。本当は結末はギャグにするつもりだったんですが、ド直球になってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/db/90fa4b5bc2c337fbc57580b6c12bc91c.jpg)
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お話:★★★★・本当に変態だよな…もう慣れてしまって面白いとしか感じられないが。
作画:★★★・・うーむ…しかし、昨今のアニメバブルにより、制作者側の劣悪な環境を知ってしまった今となっては、文句を言う気もおきなくなりそう…
スケジュールが厳しいというのもあるんでしょうけど、今回の場合はEDに力を入れてたからという印象が強過ぎますw
だって、作画監督に友岡新平、原画メンバーの一人にSHUFFLE!の監督である細田直人ですよ?w
無駄に豪華w
そういえば、声優陣も豪華でしたね。
前回書いた「福山潤、速水奨、若本規夫、千葉繁」の豪華メンバーがもう実現してしまった!
これに、秋本洋介を加えても良かったかな。
本来、この話はもうちょい後だったんですけどね…(苦笑
あと、今回の特別EDを歌っていたメンバーは誰なのか。
有沢まみずは確定らしいんですけど、その他がよく分かりません。
声優が歌ってるんじゃないかって話もあったんですけど、今では「スタッフが歌ってたらしい」と言われてる様で。
まずは、よくやった!!!
・・・と言っておきましょう!
しかし、台詞だけだったのがこうして間をいれてもらうと妄想が加速して困りますのぅ?!
前回・今回の話を見ても、薫となでしこには二人だけの秘密の共有があるようですし、コレを合わせて考えてみてもドキドキですよね。
ははぅ、胸のドキドキが・・・。(苦笑)
スタチャの小説を見ると、なでしこはノーブラ主義だとか。92センチのバストが、やわらかぽやんがふよよんですよ!!
それで下絵にいれてた服のラインが消えたのです。(爆)
今回の試みって、結構新しいんじゃないでしょうかね。漫画の原作であるネームを作画がやる、というのでもなく、キーワードを膨らませる、というのは。
そういったのも含めて、いい経験になったし、楽しませてもらいました。
もし次回があるとすれば、直球だった今回よりも発展した、剛速球、魔球を見てみたいですね。
ちなみに私の初期プロットでもギャグでしたよ、思わせぶりな内容の変化球。
でもやっぱり、しないよりやった方がスッキリするよね、色んな意味で。(爆笑)
というわけで、ありがとうございました&ご苦労様でした。
いかったですよ、マジ。
ああ、でもこうなると筋は一緒だけどオリジナルの提示をしないといけない気がしてきたよ・・・。
でわでわ~。
もう、明らかに力の入れどころを間違っていますよね(笑)。
それもいぬかみっ!の良いところなんでしょうけど。
>無駄に豪華w
うはは、本当に!監督クラスの人を原画に持ってくるとは…
>本来、この話はもうちょい後だったんですけどね…(苦笑
豪華ですよね…もっと後に新しいヤマ場でも作るんでしょうか。
>有沢まみずは確定らしいんですけど
作者降臨ですか!まあ、声優達だとすると誰が誰だか分かりませんもんね。
>まずは、よくやった!!!
うははは、ありがとうございます!意外とすんなり筆が進みましたよ。
>妄想が加速して困りますのぅ?!
そう言っていただけて嬉しいです。見えそで見えないギリギリ感を意識しました。
>なでしこはノーブラ主義だとか。
そうなんですよね…犬神は型くずれしないんだとか。そこで下着が消えるとは!
>そういったのも含めて、いい経験になったし、楽しませてもらいました。
こちらこそ、互いに想像を刺激し合うというのがこんなに楽しいとは思いませんでした。
>剛速球、魔球を見てみたいですね。
魔球は何とかなりそうですが、剛速球だと18禁方向へ走ってしまいそうです(笑)。
>ちなみに私の初期プロットでもギャグでしたよ、思わせぶりな内容の変化球。
いぬかみっ!という作品の方向性がそういう流れに持って行きやすいんですよね。
啓太とようこがハァハァ言いながら何やってるのかと思ったら、
単なるノミ取りだったり。
>ありがとうございました&ご苦労様でした。
いかったですよ、マジ。
いやいや、お互いにあり苦労様です。またこういう機会を頂ければ、と思っております。
>オリジナルの提示をしないといけない気がしてきたよ・・・。
おお、それはなによりですね。見てみたいです。
それでは。