今日は買わないぞ!と決めていたにもかかわらず、どうしても持って帰りたい、連れて帰りたい!
との思いでやっぱり買ってしまいました。
アリスン・アトリー作で、片山健さんの絵、そして矢川澄子さんの訳。GOODな組み合わせです。
もうそこから夢の世界が始まっています。
ハリネズミ、ノウサギのジャックじいさん、カワネズミ
のさんびきが、夜、むぎばたけに行きます。ムギの穂ののびるところを見にいくのです。
ちなみに、題名は「むぎ」がひらがなで、本文は「ムギ」とかたかなになっています。
あたたかい、かぐわしい夏のゆうべ
シモツケソウのしろいかわいい花がせなかにしだれかかるアーチのした
しっとりとつゆのおりた草地をぬけ、真珠のようなしずくでのどをうるおす
スイカズラとノイバラのあまいにおい
おびただしいムギの穂の、さやさやといううつくしい音楽
なんときれいなようすなのでしょう!
ことばにし、読んでいてうっとりしてしまいます。
イギリスの田舎で暮らしたアトリーさんにはきっとフェアリーも見えたのでしょう。
そんな環境に育った方の作品です。
わたしは日本の田舎で体験した夜の光景を思い出しながら、この絵本を楽しみました。
都会しか知らない子どもたちはどのように感じているのでしょう。
夏の夜のにおいや皮膚感覚などは、実際の体験がなければ感じられないでしょう。
月明かりや星明りも都会にいたのではわからないと思います。
ハリネズミのせなかの針にさわやかな夜風があたっている。
お月さんのランプに
お星さんのロウソク
夜ごとはるばる
さまようおいら
ハリネズミのすがたがなんとも愛らしい!!!!!
夜風にゆれて穂と穂がこすれあう、その音は、さながら海のひびきでした。
幾千い幾万の声の、ひそひそささやきかわすおしゃべりでした
夜のむぎばたけは、きっとこんなふうにおしゃべりをしているのでしょう。
アリスン・アトリー/作 片山健/絵 矢川澄子/訳 福音館
との思いでやっぱり買ってしまいました。
アリスン・アトリー作で、片山健さんの絵、そして矢川澄子さんの訳。GOODな組み合わせです。
もうそこから夢の世界が始まっています。
ハリネズミ、ノウサギのジャックじいさん、カワネズミ
のさんびきが、夜、むぎばたけに行きます。ムギの穂ののびるところを見にいくのです。
ちなみに、題名は「むぎ」がひらがなで、本文は「ムギ」とかたかなになっています。
あたたかい、かぐわしい夏のゆうべ
シモツケソウのしろいかわいい花がせなかにしだれかかるアーチのした
しっとりとつゆのおりた草地をぬけ、真珠のようなしずくでのどをうるおす
スイカズラとノイバラのあまいにおい
おびただしいムギの穂の、さやさやといううつくしい音楽
なんときれいなようすなのでしょう!
ことばにし、読んでいてうっとりしてしまいます。
イギリスの田舎で暮らしたアトリーさんにはきっとフェアリーも見えたのでしょう。
そんな環境に育った方の作品です。
わたしは日本の田舎で体験した夜の光景を思い出しながら、この絵本を楽しみました。
都会しか知らない子どもたちはどのように感じているのでしょう。
夏の夜のにおいや皮膚感覚などは、実際の体験がなければ感じられないでしょう。
月明かりや星明りも都会にいたのではわからないと思います。
ハリネズミのせなかの針にさわやかな夜風があたっている。
お月さんのランプに
お星さんのロウソク
夜ごとはるばる
さまようおいら
ハリネズミのすがたがなんとも愛らしい!!!!!
夜風にゆれて穂と穂がこすれあう、その音は、さながら海のひびきでした。
幾千い幾万の声の、ひそひそささやきかわすおしゃべりでした
夜のむぎばたけは、きっとこんなふうにおしゃべりをしているのでしょう。
アリスン・アトリー/作 片山健/絵 矢川澄子/訳 福音館