1988年に岩波書店から発行されたミヒャエル・エンデの作品で、今絶版だそうです。絵はフリードリヒ・ヘッヘルマンという方です。
とても幻想的な美しい絵です。エンデの作らしい人間の心の奥底にある、また神の領域にまでいたる深い味わいを感じます。
オフェリアという名は両親が名女優になってもらいたい願望でつけられたものです。
しかしその期待には沿えず、一生プロンプターの仕事にささげました。
声や容姿その他に恵まれませんでしたが、声が小さいことが幸いに、舞台のボックスにもぐりこみ、役者さんのために尽くしました。舞台が好き、という気持ちは人一倍で、どんなセリフも自分のものとしていました。
☆ちなみにプロンプター(prompter)とは、俳優が演技中にセリフを間違えないように、観客から見えない位置からセリフを小声で教える役の人。後見。日本の劇場では築地小劇場がプロンプターボックスを最初に設けた。とあります。
こんな生き方は珍しくないかもしれません。
いえ、ほとんどが彼女とおなじではないでしょうか。
日の目をみてスターになるのはわずか。そのスターの影にはなんと多くの人の力があることでしょうか。身近な例を考えてみても納得します。
自分自身も何かのための力になっていることを実感することもあります。
つくづく影だなぁと思うこともしばしばです。
また、この私を支えてくれている多くの温かい気持ちや援助にも心が及びました。
このオフェリアさんはたくさんの影たちを受け入れ、
そしてそれは神の国で『ひかり』となりました。
この受け入れた影たちの存在とは?
この世で浮かばれなかった未浄化霊や強い思い?それとも彼女自身の影なのか。
影があってこその光であり、この二つは常に一体のものです。
神は影の存在と働きをよく御存知なのです。
でもそのことを時々忘れてしまい、わかってもらえない苦しみに締め付けられる事があります。でも影は光にもなれることをこの本は伝えています。
この本を読んで思い出したこと
「オペラ座の怪人」、「マローンおばさん」(エリナーファージョン)
ミヒャエル・エンデ:作/ フリードリヒ・ヘッヘルマン:絵
矢川 澄子:訳 岩波書店
とても幻想的な美しい絵です。エンデの作らしい人間の心の奥底にある、また神の領域にまでいたる深い味わいを感じます。
オフェリアという名は両親が名女優になってもらいたい願望でつけられたものです。
しかしその期待には沿えず、一生プロンプターの仕事にささげました。
声や容姿その他に恵まれませんでしたが、声が小さいことが幸いに、舞台のボックスにもぐりこみ、役者さんのために尽くしました。舞台が好き、という気持ちは人一倍で、どんなセリフも自分のものとしていました。
☆ちなみにプロンプター(prompter)とは、俳優が演技中にセリフを間違えないように、観客から見えない位置からセリフを小声で教える役の人。後見。日本の劇場では築地小劇場がプロンプターボックスを最初に設けた。とあります。
こんな生き方は珍しくないかもしれません。
いえ、ほとんどが彼女とおなじではないでしょうか。
日の目をみてスターになるのはわずか。そのスターの影にはなんと多くの人の力があることでしょうか。身近な例を考えてみても納得します。
自分自身も何かのための力になっていることを実感することもあります。
つくづく影だなぁと思うこともしばしばです。
また、この私を支えてくれている多くの温かい気持ちや援助にも心が及びました。
このオフェリアさんはたくさんの影たちを受け入れ、
そしてそれは神の国で『ひかり』となりました。
この受け入れた影たちの存在とは?
この世で浮かばれなかった未浄化霊や強い思い?それとも彼女自身の影なのか。
影があってこその光であり、この二つは常に一体のものです。
神は影の存在と働きをよく御存知なのです。
でもそのことを時々忘れてしまい、わかってもらえない苦しみに締め付けられる事があります。でも影は光にもなれることをこの本は伝えています。
この本を読んで思い出したこと
「オペラ座の怪人」、「マローンおばさん」(エリナーファージョン)
ミヒャエル・エンデ:作/ フリードリヒ・ヘッヘルマン:絵
矢川 澄子:訳 岩波書店