生活

とりとめもなく

碁盤斬り

2024年06月07日 23時59分00秒 | 映画
昨日観た映画
白石和彌監督、草彅くん主演「碁盤斬り」

白井監督も草彅くんも好きなので観てみた。娘役で清原果耶ちゃんも出てるしね。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

古典落語の演目を基に、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が父として、武士としての誇りを賭けて挑む復讐劇。脚本を『凪待ち』の加藤正人、監督を『孤狼の血』の白石和彌が務める。『ミッドナイトスワン』の草なぎ剛が主演、『1秒先の彼』の清原果耶、『スクロール』の中川大志のほか、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼らが脇を固める。
柳田格之進は、身に覚えのない罪を着せられたうえに妻も失い、藩を離れて、娘のお絹と2人で江戸の貧乏長屋で暮らしていた。それでも武士の誇りは捨てず囲碁の勝負にも正々堂々と臨むが、その実直な人柄が表れ、清廉潔白がゆえに融通が利かないところもあった。ある日、かつての冤罪事件の事実を知らされた格之進とお絹は、復讐を決意する。

というお話でした。
時代劇なので現代の常識をあてはめてはいけない、当時はとにかく武士がえらかったというのと仇討ちが賞賛される文化だったということ、これが特に今と違うと思うのでそこは江戸の文化や風潮なんだねと思って楽しむのがよかろう。 

ここからネタバレを含むのでまだ観てないかたは読まないでほしいのですが



映画後半に、通信手段のない時代に人探しをするという展開があるんだけど、どこにいるかもわからん相手を探して旅に出るという無茶なように見えたが、たぶんあの時代は今のように交通網がまさに網のように張り巡らされてるわけではなく主要な街道だけが頼りだったのだろう、荒れ地の中に一本の道がひたすら続くという時代だったのだろう。とにかくその街道を進み、栄えてる土地で聞き込みをして…というのを繰返していた。そして「中山道にはいないな」みたいなことを言ってた。そうやって街道を地道に歩いて行けばいつかは見つかるというのがたぶんあったんだろうね。
そんなことしてるうちに両国にいるという情報を聞いて結局見つけるんですよ。そんで横網の長兵衛(地元の人以外が見ると両国のイメージからよこづなと読みがちですが「よこあみ」です、両国の隣町です、ご注意ください)のとこでやってる碁会で敵を見つけるのだがそこでシッチャカメッチャカになるけど碁を指しに来てる一般の人はこういうの大丈夫なの?江戸時代はその辺でよく斬り合いがあったりして、ああ、またか〜って感じだったんかな。
その後そこから吉原まで走って行くし、頭の中では「ええ〜両国から三ノ輪までおおみそかに草履で全力疾走?!」と思ったが江戸時代の人間は現代人よりはるかに強靭な肉体を持っていたのであろう。
いろいろ、本当にツッコミどころはたくさんあったし柳田さま(草彅くんです)もまじめで頑固でそこまでしなくても…みたいな人間としではあるが、江戸時代がこんな感じだったのね〜みたいなのも含めて面白かった。今になると昭和でさえもブッ飛んでたなあーみたいなことあるじゃない。江戸時代ならなおさらよ。


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