7月12日に永眠した、愛犬『蓮』に心からの感謝を込めて、感謝状を贈り、追悼とします。
感 謝 状
蓮 殿
あなたは15年の長きにわたり、私達家族を笑わせ、和ませ、癒し、
時には困らせてくれました。
5歳までは、なかなか言うことを聞かず、お父さんに『階段置き去りの刑』
お母さんに『洗濯機の上に置き去りの刑』という、おかしなしつけをされつつも
徐々に家族のルールに従い、馴染みました。7歳で子宮膿腫を発病し、手術
した他は、いたって健康に、年を重ねました。
家族以外には、本家の家族、小林夫婦、隣の栄ちゃん、友人のかっちゃんしか
決して心を許さず、ポメラニアンとは思えぬ獰猛さで、来訪者を威嚇、襲撃しましたね。
しかし、10歳を超えた頃から、順調に老いていき、目が見えなくなってからは、
本当に、心から家族に甘え、身を任せてくれました。若い頃には、時に、
威嚇の対象だったおばあちゃん、お兄ちゃんにも上手に甘えて愛されました。
大阪へ行ったお姉ちゃんのことを、途中で忘れてしまったことは、爆笑でした。
なぜかマサのことはしっかり覚えていて、甘えていたのは不思議でした。
お父さんとは特別な絆で結ばれているようでした。ボスから、甘えさせてくれる人へ。
お母さんの愚痴もたくさん聞いてくれ、慰めてくれました。
最期に苦しむ姿を見せてくれ、とうとうお母さんをあきらめさせてくれたことへの
功績も大きく評価します。そして家族全員揃ってあなたを送れたことも、あなたの
偉大な功績です。
本当におバカで、ぶちゃいくで、不器用で、落ち着きがなく、よく吠え、よく食べ、
美容院と病院が大嫌いで、お父さんとお母さんが大好きでした。
しかし、晩年のあなたは、上手に可愛く年をとり、穏やかに家族に身をゆだねて、
愛され、身近な年寄りの模範となりました(笑)
愛すべき存在でした。感動した!
あなたを中心に送った日々はかけがえがなく、家族共通の大切な思い出となりました。
あなたのたぐい稀なる濃いキャラクターと、圧倒的な存在感は、他の追随を許さず、
いつまでも、笑いと共に家族で語り継ぐことでしょう。
よってここに、それら全ての功績を讃え、感謝の意を表し、感謝状を贈ります。
蓮、ありがとう。また会いましょう。
平成22年 7月18日
家族代表 お母さん
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