五木寛之の「人間の運命」を読んだ話をしたら、
「それなら、人間の関係も読む?」・・・と貸してくれた友人。
彼女は読書好きが高じて、結婚してから図書司書の資格を取得したという
ツワモノで、時々面白かった本を私にセレクトしてくれるのだ。
「人間の関係」 これは面白かった。
エッセイ?というか、読みやすくて、う~ん・・・と感心できる箇所もあり、
人間そのものを考えるよりも、人間の関係をいろんな角度から見て、分析し、
考えてみる・・・という、大変に為になる本だった。
親子然り、夫婦然り、友人・・・・人間関係に悩まぬ人はいないのだから。
『 君子の交わりは淡きこと水の如し (荘子) 』
君子は人と交わるのに、水のようにさっぱりしているので、
友情は永く変わることがない。
これが一番、印象に残ったことば。
あと・・・・・
人間の運命でも、関係でも、『歎異抄』の解釈をたくさん引用してあり、
少しだけ、『歎異抄』に興味を持ったかも・・・。
『善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや』って言葉が昔から好きだったし。
しかも、その図書司書の友人が今日、『 本ソムリエになる! 』と
意味不明な宣言をしたので、頼もしい限りだ。(* ̄0 ̄)/ オゥッ!
『海賊王に俺はなる!!』・・・・・ルフィーか! みたいな (笑)
忙しい私の為に、良い本をセレクトしてくれたまえ。
蓮ちゃんママ