息子の熱心さに負けて、イグアナを飼ったことがある。
イモリ等で、飼育のスキルを上げた息子は、とうとう最終目的であった、
イグアナの飼育を申し出たのだった。(←ちなみにこのとき小学校3年くらい?)
その熱心さに根負けして、しぶしぶ飼うことに。
できるだけ慣れさせたいので、幼生が良いと思い、注文して
来てみたら、20cm足らずのほとんど緑色をしたトカゲに見えた。
大きくなれば1m50cmくらいになるからと、そのくらいの水槽も購入。
イグアナの6倍くらの値段だった・・・・・・(泣)
息子は天にも昇るうれしさだったのだろう・・・・・
レックスと名づけて、熱心に可愛がった。世話もした。
その憧れの動物に、興味がつきず、毎日へばりついていた。
ストレスになるから、あまり触らないで下さい。という、ペットショップの
注意事項は、息子の前では何の効もなさなかった。
触って、触って、触りまくっていた・・・・頭をなでたり、頬ずりしたり・・・。
触らずにいられないようだった。
う~む・・・・・・・これは・・・・・危険だ。
何度か息子を説得するも、愛情を押さえ切れない様子。
日に日に衰弱するレックス。
ますます、愛情が爆発する息子。
触ってはいけないことを力説する私。
小学生にしては、イグアナの生態について、かなり詳しく調べて
飼育法も研究して、シュミレーションも完璧だったハズ・・・・。
残念ながら、レックスの衰弱死まで、そう長くはかからなかった。
泣きじゃくる息子・・・。
どちらも可哀想だったが、仕方なかった。
動物の種類によっては、環境のみ整えて、ひっそりと見守るのが
最大の愛情表現になることもある・・・・。
それは、大人になれば、考えれば分かるだろう。
が、しかし、大人になって頭で理解するのとは、全く違う。
感情が揺れ動きながら、
身をもって体得することが、子供にとっては大切なのだ。
それにしても・・・レックスがもしも1m50cmに成長して、
家の中を闊歩していたら・・・・・・・と考えると・・・・。
び、微妙・・・・・・である。
蓮ちゃんママ