Sankoの遊び場

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故事成語「顰に倣う」

2016-02-17 10:33:56 | 故事成語

皆さんこんにちは!

風邪がまだ続いてるので今回も簡単に。

今回は「顰に倣う(ひそみにならう)」

意味は「無暗に人の真似をして失敗すること」、「他人の言動をまねる時に、それを謙遜して使うこと」の二つで、

「顰」というのは眉間にしわを寄せて顔をしかめていることを指します。

 

中国の春秋時代、越の国に西施(せいし)という美女がいました。

彼女は胸に病気を持っており、たえかねて顔をしかめることがあったのですが、その様子が魅力的で、村の男たちの評判になっていたそうです。

それを知った醜女(しこめ。いわゆる不細工な女性)が、同じように顔をしかめれば美しく見えるだろうと思って、

西施と同じように顔をしかめたのですが、あまりの醜さに気味悪がり、門を閉ざして外に出なくなったり、

村から逃げ出してしまったそうです。

この話から、良し悪しを考えずに人の真似をすることや、他人と同じ行動をするとき、見習う気持ちを表す謙遜の言葉として、

西施の「顰に倣う」と言うようになったそうです。

 

 

それにしてもこの言葉の由来を調べてて、男共が女性の苦しんでる顔に見とれてた(←言い方が悪い)、というのを見て、

「村の男どもは見とれてないで助けろや!」

と思ったのですが、もしかしたら見とれながらも助けてはいたんでしょうかね。

綺麗な女性はどんな表情でも美しく見える、ということでしょう(笑)

 

それでは今回はここまで!ではでは!