セーラの独り言2

お年寄りの独り言・・・・

にゃんこお泊り騒動記

2013-08-13 | 日記
 夏休みにピッピ一家が2泊3日の小旅行をするので、ピッピの大切なにゃんこたち
ななちゃんとここちゃんが3泊4日で愛猫カール君の待つ家にお泊りに来た。
二匹とも相当な箱入り娘である。
ななちゃんは以前お泊りをしたことがあるので、さして心配はしていなかった。
案の定、さっさと前に来た時に見つけた秘密の場所に身を隠してしまった。
お泊り初めてのここちゃんは、果してどういうことになるのだろうと、一抹の不安が
よぎった。車で家に着くまでの間、ケージの中で鳴きわめき続けていたという。
ピッピは明日からの旅に胸を弾ませながらも、なな、ここちゃんに心を残しながら
帰って行った。
そうこうしているうちにここちゃんも隠れ場所を何箇所かみつけた。
カール君が近づくとヴッ~とかクワッ~とか威嚇の声を発する。
カール君はすごすご引き下がるもののその近くでゴロリと横になっている。
それは何かをけしかけているようでもある。
彼女たちがいつでもごはん、トイレが出来るよう二か所にその場を用意をする。
深夜そろりと出てきてごはんを食べトイレに行く。その時にカール君が待ってました
というばかりにちょっかいをだすので、深夜の大立ち回りが始まる。
 お泊り3日目、大変なことが起った。こっそりとここちゃんの居場所は常に確認は
していたのに、午后2時以降ここちゃんの姿が忽然とまるで神隠しにあったように
みえなくなった。夕方になっても夜になっても姿を現さない。
外に出るはずは絶対にないのである。
万が一外に出たとすると宅急便がきてドアを開けた時しか考えられない。
でも怖がりで人見知りの強いここちゃんが知らぬ人の足元を潜り抜けて外に出る
なんて全く考えられないことなのだ。まさかと思いつつも何度も外周りをチェックした。
どうしても見つけられなかったらどうしよう、あんなに可愛がっていたここちゃんが
行方不明と知ったら、楽しかった旅もどこへやら、ピッピの落胆と悲しみにくれる
姿を思うにつけ、胸がしめつけられる。眠れぬ夜を過ごした。
午后には帰ってくるピッピ達、それまでになんとしても見つけ出さねば・・・・
私の気づいていない場所がきっとあるに違いない。必死の思いで探していると、
何処からかニャンとかすれた声が聞えたような気がした。
どこ?どこ? まさかの本棚と壁の10㎝もない狭い隙間の所にいた!!
午后12時30分発見。思わず泣いてしまった私。
♪ここちやんここちゃん、どこにいるの、♪ここです、ここです、ここにいます♪
私の呼びかける歌声をこんなところで聞いていたなんて。
1日中、狂ったような暑さの中で起ったにゃんこ騒動。
おかげで冷や汗タラタラの私でありました。
それにしても猫は上手に隠れる場所をみつけるものですね。