連日あまりにも悲惨でむごたらしい出来事が繰り返されテレビ新聞で報道されている。
そのたびに私の心は凍り付いてしまう。事を起した人たちはいつどこで人間本来の心を
失ったのであろうか。一日も早く取り戻さねばなりません。真人間になることを願います。
わたしは体調を崩していた不安の中で、私の気持ちを明るい方へ、心安らぐ方へと導いてくれる丸山 薫の一篇の詩を書きとどめておきたいと思う。
「汽車にのって」 丸山 薫
汽車にのって
あいるらんどのやうな田舎へ行かう
ひとびとが祭の日傘をくるくるまはし
日が照りながら雨のふる
あいるらんどのやうな田舎へ行かう
窓に映った自分の顔を道づれにして
湖水をわたり 隧道をくぐり
珍しい顔の少女や牛の歩いてゐる
あいるらんどのやうな田舎へ行かう
心がちょっと淋しくなったり、辛くなったりした時など何故かこの詩をよんでいると
元気が出てくるのです。
行ったこともない遠くの知らないあいるらんどの田舎を私も日傘をさしてゆっくりと歩いている、そんな光景を想像していると自然に穏やかになれるのです。
そのたびに私の心は凍り付いてしまう。事を起した人たちはいつどこで人間本来の心を
失ったのであろうか。一日も早く取り戻さねばなりません。真人間になることを願います。
わたしは体調を崩していた不安の中で、私の気持ちを明るい方へ、心安らぐ方へと導いてくれる丸山 薫の一篇の詩を書きとどめておきたいと思う。
「汽車にのって」 丸山 薫
汽車にのって
あいるらんどのやうな田舎へ行かう
ひとびとが祭の日傘をくるくるまはし
日が照りながら雨のふる
あいるらんどのやうな田舎へ行かう
窓に映った自分の顔を道づれにして
湖水をわたり 隧道をくぐり
珍しい顔の少女や牛の歩いてゐる
あいるらんどのやうな田舎へ行かう
心がちょっと淋しくなったり、辛くなったりした時など何故かこの詩をよんでいると
元気が出てくるのです。
行ったこともない遠くの知らないあいるらんどの田舎を私も日傘をさしてゆっくりと歩いている、そんな光景を想像していると自然に穏やかになれるのです。