セーラの独り言2

お年寄りの独り言・・・・

今日の一品は何?

2019-07-24 | 
 毎日のお献立に悩んでおられる主婦は多いと思います。
私も家族構成が変り高齢者の暮らしとなった今も今日は何を作ろうかと悩む日々のなか
私なりに良いことを思いつきました。
母がよく作っていたお惣菜の一品を思い出しながら作ることにしました。
『母は目量り、口量り、手量りで匙加減では教えられないと言っていたので私は母の傍で
 見て覚えました。
 鍋、やかん、フライパンの底より炎が出ないようにとの注意を受けました。      
余分なガスは使わないというもったいない精神の教えだったのでしょう』
 
母の夏向きのお惣菜を何品か書きとめておきましょう。
☆なすとピーマンのみそ炒め
 さいごにとき卵、ゴマ、一味唐辛子をくわえるのが母の味。
☆キュウリの酢の物
 翡翠色の薄く切ったキュウリがお膳の上を爽やかに彩りました。
☆ギッチョン(夏野菜のごった煮)
 夏野菜がいっぱい、いかにも夏が真っ盛りという感じ。
 名前のいわれは母も知らないとのこと。
☆トマトの砂糖かけ
 小さい頃トマトが嫌いだった私になんとか食べさせようと母は工夫して砂糖をかけ
 おかしのように甘いトマトに変身させてくれた。おかげでいつの間にやら大好きとなり
 今はどんなトマト料理もOK。母に感謝!
☆冷し中華
 今から60年位も前に家庭で冷し中華を作るのは珍しかったのではないかと思うのです。
 私が高校生の夏休みの頃で昼食に作ってくれました。
 母はキュウリやハムやたまごを切ったりと忙しげに台所に立っていました。
 肝心のタレも手作り。玉ねぎやリンゴのすりおろしが母の自慢でありました。
 とても美味しかったわ。懐かしい味。母の手作りをもう一度食べたい。
 季節が来ると必ず思い出す台所の母の後姿。
母のお惣菜はまだまだあります。これからもどんどん書きとめておきます。
そこで今日は、なすとピーマンのみそ炒めを作ることにしました。
お母さんのように美味しく出来るといいのだけれど・・・・
でもいつの間にやら母の味は私の味となった。まだまだ追いつけないけれど・・・・・
              

♪せんろはつづくよどこまでも~♪

2019-07-09 | 
 テレビ番組「徹子の部屋」に女優の吉行和子(83歳)さんが出演。
脊椎圧迫骨折をし、そのリハビリとして2時間歩くことを医師から命じられた。
自然の中を歩いているとあきてしまうので、デパートの中を歩いているという。
 私も今、医者から辛くても苦しくても「歩かなければだめですよ」と言われている。
よそゆきを着、ちょっとお洒落をして明るい気持ちでデパートの各階をゆっくり見て
いるけれどもすぐにへこたれて休んでしまう。
私の病状は息切れが襲ってくると歩くことも立っていることもできずしゃがんだり、
腰かけたりしてハァハァ落ち着くのを待つ。そしてまた歩き始めるということの繰り返し。
実際歩いている時間よりも休んでいる時間の方が長い。
この病を治す薬もなく手術もできず、死ぬまでいまの状態で過ごさねばならないという。
その時、娘が付き添ってくれていたので、意外と冷静に医師の言葉を受け止められた。
家事をしていてもすぐに座り込みおやすみタイムの方が長い。幸い急ぐこともない身なので
ゆっくりと時間を気にせず過ごしていることもあるけれど、なんだか急に情けない我が身に
思わず涙ぐむこともあり。
医者知らずの健康体だったのに、後期高齢者になってからとんでもないことがドッカーン
と我が身を襲ってきた。
毎日デパートにも行ってられない。さて、なんとかして歩く方法を考えねばと思っている
時にテレビのコマーシャルで「自宅でできる歩くトレーニングマシーン」というのを知り
娘に相談するとメルカリで半額で落札してくれた。日課として毎日やれば体力、筋力もつくことだろう。これからやってくる暑い暑い夏もこれなら外に行かずともできる。
ひょっとアメリカ民謡のあのメロディーが浮かんできた。
 ♪せんろはつづくよどこまでも~♪の歌をうたいながら毎日マシーンにのりましょう。
    せんろは  つづくよ  どこまでも
    のをこえ  やまこえ  たにこえて
    はるかな  まちまで  ぼくたちの
    たのしい  たびのゆめ つないでる
はるかな線路の先で私の行き着くところは・・・・・・そんなことはどうでもいい。
楽しかったこと、幸せだったこと、大事な愛する人たちのこと、可愛い猫や犬のことなどに
思いめぐらしながら線路の旅をつづけよう。
陽気にマシーンにのりましょう。