前夜の天気予報で今日は気温35度とか、どうりで目覚めた時から暑いはず。
今日は一日中家にこもっていることにする。
もう一度観たいDVDが何本かあるので、こんな日こそはクーラーの効いた部屋で
お茶の間映画館を開くことにした。
上映時間も飲食も自由、ソファーでの寝転がりスタイルもよし、
お茶セットが用意できたら上映のベルがなる。
一本目は1、2年の前に話題になったフランス映画「92歳のパリジェンヌ」。
実在のフランス大統領の母親の生きざまをモチーフに描かれたものでDVDになるのを
待っていた。
一人暮らしをしている母親が日ましに感じる老いに対しての不安に
自らの尊厳自死を決意、それを知った家族の猛反対、ぶつかり合う心と心の葛藤。
やがて、母親の生き方を認め母親に寄り添う娘。その娘の心の内を痛いほどに
分かる母親。息子は母親の選ぶ最後がなかなか理解できないでいる。
その日が来るまでの母と娘の流れていく時間が痛ましく悲しく切ない。
私には92歳まで少し時間はあります。主人公が出来なくなって来たことをノートに
書いているが、私もノートに書かないまでも心に記している。
私も少しずつ老いることに不安を感じることがあります。
2度3度この映画を観ていると、老いを生きて行くことの厳しさ、辛さ、そして
家族に対してのやさしさがこんこんと伝わってきた。
映画の中に流れるジルベルベコーの「そして今日は」のメロディーが心に静かに
響いてくる。
また、血のつながりのない黒人のお手伝いさんとの交流が心打たれる。
血縁関係がないだけに素直になれるのかも知れない。
戸口の棚に並べられたものが一日いちにちと少なくなっていくのは残された日々の数。
わたしには切ないけれどなんだかほっとした気持ちで幕がおりた。
どこの国でも高齢者社会の諸問題が起きているのだ。身につまされます。
パリの風景、街並み、アパルトマンの室内、調度品など素敵です。
母娘と自動車でのドライブは分り合った二人の心の底にある悲しみを抱えた
幸せ。凛とした母親のゆるぎない生き方。娘は何かを学んだにちがいない。
今日のお茶の間映画館はこれで終了。
今日は一日中家にこもっていることにする。
もう一度観たいDVDが何本かあるので、こんな日こそはクーラーの効いた部屋で
お茶の間映画館を開くことにした。
上映時間も飲食も自由、ソファーでの寝転がりスタイルもよし、
お茶セットが用意できたら上映のベルがなる。
一本目は1、2年の前に話題になったフランス映画「92歳のパリジェンヌ」。
実在のフランス大統領の母親の生きざまをモチーフに描かれたものでDVDになるのを
待っていた。
一人暮らしをしている母親が日ましに感じる老いに対しての不安に
自らの尊厳自死を決意、それを知った家族の猛反対、ぶつかり合う心と心の葛藤。
やがて、母親の生き方を認め母親に寄り添う娘。その娘の心の内を痛いほどに
分かる母親。息子は母親の選ぶ最後がなかなか理解できないでいる。
その日が来るまでの母と娘の流れていく時間が痛ましく悲しく切ない。
私には92歳まで少し時間はあります。主人公が出来なくなって来たことをノートに
書いているが、私もノートに書かないまでも心に記している。
私も少しずつ老いることに不安を感じることがあります。
2度3度この映画を観ていると、老いを生きて行くことの厳しさ、辛さ、そして
家族に対してのやさしさがこんこんと伝わってきた。
映画の中に流れるジルベルベコーの「そして今日は」のメロディーが心に静かに
響いてくる。
また、血のつながりのない黒人のお手伝いさんとの交流が心打たれる。
血縁関係がないだけに素直になれるのかも知れない。
戸口の棚に並べられたものが一日いちにちと少なくなっていくのは残された日々の数。
わたしには切ないけれどなんだかほっとした気持ちで幕がおりた。
どこの国でも高齢者社会の諸問題が起きているのだ。身につまされます。
パリの風景、街並み、アパルトマンの室内、調度品など素敵です。
母娘と自動車でのドライブは分り合った二人の心の底にある悲しみを抱えた
幸せ。凛とした母親のゆるぎない生き方。娘は何かを学んだにちがいない。
今日のお茶の間映画館はこれで終了。