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密告

2004年12月15日 | 読んだ本
真保裕一らしい、細かい描写が多いリアルな作品だった。
警察官が警察内部の不正を明らかにしていくっていうストーリーなんだけど、なかなか本当っぽい陰湿な不正が設定されてあった。
ハリウッド物なら主人公が正義の味方として不正を暴いていって爽快になるんだけど、これは逆でなんか逆に暗ーい気持ちになってしまった。そこがリアルなところなんだろうけど、読後感としてはうーんってかんじかなあ。真保裕一の特殊職業ものは好きなんで、せっかくの警官なんだからもっとまっとうにがんばっている警官を描いて欲しかった。ぜひ今度は特殊職業と言うことで、サイパー警察とか描いてほしいなあ。
まあ、陰湿な話なことぐらいタイトルで察しをつけろって感じもするけどね。

ということで、ランキングはこんな感じで。
読書量少ないけど、やっと冊数もたまってきてちょっと楽しくなってきた。

密告
作者: 真保裕一
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2001/07
メディア: 文庫

4th Mediaを3ヶ月使って

2004年12月09日 | ネット
今日は始めて3ヶ月経った「4th Media」について。

○はっきり言って画質がよくない
前回はネットワーク経由という気持ちもあってこれなら十分な画質じゃないとか思ったんだけど、ずっと見ているとコマ落ちが気になってきた。時々カクっとなるのだ。
「DVDレベルの画質」という宣伝文句があったけど、とてもDVDレベルの画質とは思えない。

○みたい映画がない
最初の頃は、マトリックス・レボリューションとか、ラストサムライとかキルビルとか話題作を楽しく見ていたんだけど、最近は全然いい映画がラインナップされなくなってしまった。数は増やさなくていいから、いい映画を厳選して出してくれって感じ。
たとえ毎月20本の中からしか映画を選べないとしても、その20本がいい映画なら、1500本からつまらなそーな映画を選ぶより満足度高いと思うんだけど。

○テレビは予約機能がないと無理
4th Mediaの「テレビ」は録画できるんだけど、わざわざ4th Mediaを立ち上げてチャンネルをセレクトしないと録画できないので、きつい。
すっかりRD-XS41のハードディスクレコーダー生活に慣れてしまったので、録画しておいて時間があるときに一気に見るクセがついて、ハードディスクレコーダーが自動で録画してくれていないと番組を見る気がしない。

せっかくFOXのチャンネルで「24」を見ようかと思ったんだけど、3週目ぐらいで面倒くさくなって挫折してしまった。せめて4th Mediaで指定の時間に指定のチャンネルで起動する機能をつけてくれれば、HDDレコーダーと連動させて、録画とかできるのに。

とういことで、機能的には発展途上かなあと思う4th Mediaなんだけど、まあ、今までは初期費用、月額がキャンペーンで無料だったので、許せていたんだよね。今月から課金が始まると思うとちょっとどうかなあって感じかなあ。

とりあえず、「テレビ」をやめて安いほうのプランにしようかなあって感じ。

虚空のリング

2004年12月06日 | 読んだ本
虚空のリング上下巻を読んだ。
前にプランク・ゼロを読んだのでシリーズとして、虚空のリングを読んだ。
発売の順番とは順序が違っているが、特に問題なく読めたし、自分としてはプランク・ゼロで概要をつかみその後、虚空のリングというこの順番のほうがいいじゃないのって感じだった。
とにかくスケールの大きさが楽しい。1千年も5百万年も46億年も言葉の上では「気が遠くなるほど長い」ってレベルでおんなじなんだけど、この作品を読むと1千年なら想像できるけど、5百万年は長いよなあというなんか変な時間スケール感を持てて楽しい。
暗黒物質とかフォティーノとか宇宙ひもとかわけのわからない、無茶苦茶な概念が出てきて、豪快な発想のSFだなと思うと、実際にそうゆう用語が宇宙論ではあるらしいから宇宙論ってすごすぎる。その辺ウィキペディアで調べていくと簡単に説明がついていていい感じだった。

こうゆう、そんな無茶なという発想なんだけど、科学的にはそんなに外れていないというこうゆう作品こそが「これぞSF!」って感じで大好なんだよなあ。
ということでランキングは2位に。

虚空のリング

作者: スティーヴンバクスター, Stephen Baxter, 小木曽絢子
出版社/メーカー: 早川書房
発売日: 1996/05
メディア: 文庫