てくりさんがこちらのブログでいいと言っていたので、買ってみた。
テッド・チャン あなたの人生の物語
いやー、最高!ひさびさに想像力の限界を刺激されて脳がピシピシきた。
SF好きで読んでいない人は絶対読むべきだ。
SFをこれから読んでみようという人にはちょっとつらいかもしれないので、まずは「アルジャーノンに花束を」を読んで、グレッグイーガンの「しあわせの理由」を読んで、さらに「理解」を読んで欲しい。面白いコンボだと思う。
■「ゼロで割る」は私のように単純にゼロで割ったらダメなんだと、物事にこだわらない人間はそのままでは理解不可能な話だ。予備知識としてフェルマーの最終定理を読むとか、Wikipedia:数学者をみて、高校で習った”数学”とは別の世界になっている、”数学”の予備知識があったほうがいいかも。
■「あなたの人生の物語」は子育てをしているのもあって、より感情移入もできたのもあったかも知れないけど良かった。1次元、2次元の世界を想像してから、4次元、5次元の世界を想像をしてみたような、クラクラするような感じがした。
■「顔の美醜について」は最新の技術の一般利用と企業や団体の情報操作の話として、そのまま現在の技術に読み替えられるのが楽しいような、恐ろしいような。実際問題、BSEってどのくらい大丈夫なのとか、携帯の電波の危険性の主張ってどの程度信用できるのとか、その判断の基準となる情報ってどの程度の信頼性があるのとか、考えだすとキリがない。
まあ、とにかく、面白い本に会えてよかった。
当然、読後ランキングは1位。
テッド・チャン あなたの人生の物語
いやー、最高!ひさびさに想像力の限界を刺激されて脳がピシピシきた。
SF好きで読んでいない人は絶対読むべきだ。
SFをこれから読んでみようという人にはちょっとつらいかもしれないので、まずは「アルジャーノンに花束を」を読んで、グレッグイーガンの「しあわせの理由」を読んで、さらに「理解」を読んで欲しい。面白いコンボだと思う。
■「ゼロで割る」は私のように単純にゼロで割ったらダメなんだと、物事にこだわらない人間はそのままでは理解不可能な話だ。予備知識としてフェルマーの最終定理を読むとか、Wikipedia:数学者をみて、高校で習った”数学”とは別の世界になっている、”数学”の予備知識があったほうがいいかも。
■「あなたの人生の物語」は子育てをしているのもあって、より感情移入もできたのもあったかも知れないけど良かった。1次元、2次元の世界を想像してから、4次元、5次元の世界を想像をしてみたような、クラクラするような感じがした。
■「顔の美醜について」は最新の技術の一般利用と企業や団体の情報操作の話として、そのまま現在の技術に読み替えられるのが楽しいような、恐ろしいような。実際問題、BSEってどのくらい大丈夫なのとか、携帯の電波の危険性の主張ってどの程度信用できるのとか、その判断の基準となる情報ってどの程度の信頼性があるのとか、考えだすとキリがない。
まあ、とにかく、面白い本に会えてよかった。
当然、読後ランキングは1位。
子供がいるからよけい感情移入できる本としては、
「ハイペリオン」かなあ。
もう、読まれましたか?
この中の時間遡行症に罹った女の子を治そうとする父親の物語、むちゃくちゃ悲しいです。
私の中では、泣けるSFトップです。
「ハイペリオン」はまだ読んでいません。20世紀SF1990年代でも、特に印象に残らなかったし、ノーチェックでした。子育てしていると、独身時代となけるポイントがちょっと変わってるのかなあって感じますので、ぜひ読んでみようと思います。
テッド・チャンに惹かれて流れて参りました。
『ゼロで割る』は単純に1=2、旦那=奥方、と解釈していましたが、まだまだ奥が深いのでしょうか……。数学的知識が皆無に近い私にはちと難解です。
『あなたの人生の物語』は主人公の感覚が次第に異星人に近付いていくくだりが面白かったです。『理解』が知覚の物語なら、こちらは感覚の物語でしたね。
『顔の美醜について』を別のものに置き換えると……声とか、結構ヤバそうですね。すべての人の姿が岩に見えるのは『火の鳥』であったなぁ。
あ、トラックバックさせて頂きました。
では、退散っ。